【2020年度おすすめ映画】本当に面白い!必見映画 BEST100

僕自身が一本一本しっかり観て本当に面白かったおすすめ映画を100作厳選して紹介しています!
個人的なおすすめポイントに加え、国内の代表的な映画サイトでの評価点も合わせて掲載!

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映画のおすすめ基準

・自分自身が楽しめた映画

今回はカルト映画とかは抜きにして、割と一般にも受け入れられやすそうな楽しく面白い、または心に残る映画を100本セレクト。僕自身が本当に面白かった映画を古い旧作から劇場公開中の最新作に至るまで紹介しています。

作品のあらすじと感想レビュー、おすすめのポイントも紹介!

・一般的な評価も併記

代表的な映画サイト3つのレビューの点数も合わせて掲載。
紹介しているおすすめ映画に対する一般的な評価や人気も知ることができます。

レビュー参考映画サイト
Yahoo!映画… レビューの点数が細かく表示される映画サイト。
映画.com… 国内最大級のPV数を誇る映画サイト。
Filmarks…「いい映画と出会おう。」がコンセプトの国内最大級の映画レビューサイト。映画好きな人が多い印象です。

誰もが知る傑作から、隠れた名作まで、厳選のおすすめ作品をどうぞ!

おすすめ映画01. ザ・ロック

おすすめポイント:単純な善悪ではない作品

まずは1996年に公開されたこちらの作品から。
かつて、ザ・ロックとよばれ、決して脱出不可能といわれたアルカトラズ刑務所が元軍人のハメル(エド・ハリス)率いるテロリストに占拠される事件が発生。
アメリカ海兵隊から選抜された対策チームに加わったFBI特別捜査官であり、化学兵器のスペシャリスト、スタンリー・グットスピードと、かつて唯一アルカトラズから脱獄した経験を持つ元英国情報部秘密情報部のジョン・メイソンがザ・ロックでテロリストに立ち向かっていきます。
今作のおすすめポイントは敵役が単純な悪役ではないところではないでしょうか。
今作の敵役、エド・ハリス演じるハメル准将はいわゆる「悪役」ではあるものの、元から悪い人間ではなく、彼にはきちんとした正義があります。ここが他のアクション映画と一線を画すところかなと思います。

もしエド・ハリスは普通の「悪い人」だったとしてもテンポがいいので面白い作品ではあったと思いますが、エド・ハリスにも「正義」がある分、作品に深みを持たせることに成功しています。
最後の最後まで軍人としての誇りや倫理を貫き通す様はハメルを魅力的にすら見せています。

個人的に好きなのはメイスンとハメルが対立する立場であるにもかかわらず、互いに敬意を抱いていることが伺えるシーン。今作の魅力を端的に表すシーンだと思います。
脚本の構成や映像も美しく、最後まで楽しめる作品だと思います。

単純すぎないアクション映画を観たい人に特におすすめの作品です。

また、ショーン・コネリーがかつての007と同じような役柄を演じていることもファンにはうれしいのではないでしょうか。そういった意味では007ファンにもおすすめといえるかもしれません

余談ですが本作の完成度を表すエピソードとして、アーノルド・シュワルツェネッガーはオファーを断ったことを後悔した映画として本作の名を上げています。

作品情報
公開 1996年/アメリカ/135分
監督 マイケル・ベイ
主演 ニコラス・ケイジ/ショーン・コネリー
『ザ・ロック』の評価
Yahoo!映画・・・4.27
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・3.8

おすすめ映画02. 処刑人

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おすすめポイント:スタイリッシュなアクションと演出

ドラマ「ウォーキング・デッド」にも出演しているノーマン・リーダスと、ショーン・パトリック・フライナリーが主演のアクション映画。名優ウィレム・デフォーも出演しています。

敬虔なクリスチャンである主人公の兄弟二人が、神の啓示を受けて悪人を始末する「処刑人」としての活動を始めるー。アンチヒーローというか、ダークヒーローというか、必要悪として正義を貫く姿をスタイリッシュに描いていくので全然退屈しない秀作。演出やテンポもよく、カッコいい映画です。

キリスト教がベースにある作品ですが、基本的にはあまり宗教の知識などを要求される作品ではなく、エンターテインメント寄りのアクション映画なので楽しく観れる作品かなと思います。

ただカット割りの斬新さ、あえて時系列を入れ替えた構成など決して高い費用をかけた映画ではないものの、そのセンスの高さには脱帽します。

また名優ウィレム・デフォーの狂気溢れる天才刑事役も映画の中で強烈にアクセントの効いたキャラクターになっています。

今作では女装姿まで披露するウィレム・デフォーですが、その女装がまんまオカマ・・・。騙される方も騙される方だが、騙す方も騙す方。衝撃な女装、気になる人はぜひ見てみてください(笑)。

上映時間も短いので爽快なアクション映画を観たい人に特におすすめ。

作品情報
公開 1999年/アメリカ/110分
監督 トロイ・ダフィー
主演 ノーマン・リーダス/ショーン・パトリック・フラナリー
処刑人の評価
Yahoo!映画・・・3.84
映画.com・・・3.7
Filmarks・・・3.9



おすすめ映画03. ジョン・ウィック

おすすめポイント:キアヌ復活!アクションのキレっぷりは必見!

引き続いてもう一つアクション映画を紹介!

マトリックス」以来あまり代表作と呼べるものがなかったキアヌの復活作。

今作『ジョン・ウィック』では”ガン・フー”と呼ばれる銃+カンフーを融合した迫力あるアクションとキアヌのアクションのキレっぷりを披露しています。この辺りはスタントマン出身であるチャド・スタエルスキ監督の本領発揮といったところでしょうか。

復讐の動機が「ペットを殺された」というのも斬新でいい意味でバカらしいんですが、殺し屋ご用達のホテルとか、それぞれを束ねる掟だとか、世界観も漫画チックでユニーク。可愛いペットが死ぬのがきついという人にはおすすめできませんが。。

これも最後までテンポよくサクッと見れるおすすめの映画です。

続編の「ジョン・ウィック チャプター2」も面白いですよ!

作品情報
公開 2015年/アメリカ/101分
監督 チャド・スタエルスキ
主演 キアヌ・リーブス/ウィレム・デフォー
ジョン・ウィックの評価
Yahoo!映画・・・3.60
映画.com・・・3.6
Filmarks・・・3.7

おすすめ映画04. 図鑑に載ってない虫

おすすめポイント:こんな映画ほかにない!脱力系ロードムービー!

今度は邦画からご紹介。2007年の三木聡監督作品『図鑑に載ってない虫』です。

売れないルポライターの「俺(伊勢谷友介)」は「月刊 黒い本」の編集長によびだされ、友人のエンドー(松尾スズキ)、道中で知り合った元SM嬢のサヨコ(菊地凛子)とともに「シニモドキ」と呼ばれる謎の虫を探すハメになるという一風変わった不思議なロードムービーですね。

三木聡節炸裂!って感じの作品です。とにかく脱力系ギャグのオンパレードで、こんな映画は他にないと思います。
ちりばめられた子ネタ、小道具の数々、なによりアウトサイダーにフォーカスした独特な世界観やの三木聡監督独自の目線。
出演者も岩松了、ふせえりなどのいつもの面々に加え、松重豊、森下能幸などの常連組、水野美紀や片桐はいり、笹野高史などの面々に加え、園子温に至るまでが出演。

三木聡監督作品のなかでもっともカオスな作品のひとつではないでしょうか?

こんな映画、他にないです。シュールな脱力系コメディが好きな方におすすめしたい作品です。

一般的な評価として、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、好きな人にはもう間違いなくおすすめですね。

作品情報
公開 2007年/日本/104分
監督 三木聡
主演 伊勢谷友介/松尾スズキ
評価
Yahoo!映画・・・3.18
映画.com・・・3.1
Filmarks・・・3.5

おすすめ映画05. 転々

おすすめポイント:笑って泣けるお散歩映画

三木聡監督作品にはヒッピーの匂いとどこかロードムービーに通じる自由さ、なんとなく中学生の夏休みのような空気があるのですが、この映画も例に漏れずその雰囲気を感じ取れます。

大学生の文哉は借金返済と引き換えに借金取立人の福原の散歩に付き合うことになるのですが、その散歩の途中で巻き起こる事件や小ネタの数々。。

決して爆笑ではなく、クスクス笑いなのですが、三木聡監督らしい、独特のゆるさが魅力的な作品です。
東京の路地やいろんな風景を巡りながら、霞が関で終える二人の『東京散歩』。

エンディングテーマは『髭と口紅とバルコニー』。

こうした純粋に映画とマッチした楽曲を持ってこれるのが、今作のようなタイアップなどのしがらみのない映画の良いところ。無理に誰かの新曲をエンディングに入れ込んだような違和感がないので、どこかノスタルジックなメロディが映画とマッチしてじんわり染みてきます。

笑わせながらもホロリとさせられる、派手ではないですが邦画の傑作の一つではないでしょうか。

作品情報
公開 2007年/日本/101分
監督 三木聡
主演 オダギリジョー/三浦友和
評価
Yahoo!映画・・・4.05
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・3.8

おすすめ映画06. インターステラー

おすすめポイント:クリストファー・ノーランの圧倒的な力量

2020年は劇場で映画を観る機会も少なく、割と家で
過去作品を観たりしていたのですが、その中でも圧倒的に面白かったのはクリストファー・ノーランの『』でした。今作の脚本家、ジョナサン・ノーランは作品の脚本執筆のためにカリフォルニア工科大学で相対性理論を学んだといいます。

そのようなリアリティのある設定の上に愛情というテーマを乗せてみせたノーラン。ノーランの作品には時間を扱った作品が多いのですが、今作では父と娘の過ごす時間の違いがより物語を切なく、ドラマティックに仕上げています。
伏線の回収も見事で、脚本の完成度の高さには
毎回感嘆させられますが、『インターステラー』はその中でも突出しているのではないでしょうか。

作品情報

公開 2014年/日本/105分
監督 永井聡
主演 妻夫木聡/北川景子
評価
Yahoo!映画・・・3.54
映画.com・・・3.6
Filmarks・・・3.5



おすすめ映画07. リトル・ミス・サンシャイン

おすすめポイント全米で大人気!負け犬一家が起こした奇跡

2006年のアメリカ映画。癖のある家族が、旅を通して一つになってゆく様を描き出しています。
その中でも末娘のオリーブを演じたアビゲイル・ブレスリンのかわいらしさは必見。

評価を見てもらえるとわかりますが、一般的な人気も高いです。公開当初は北米での7つの劇場で上映された今作ですが、最終的には1602館での公開へと拡大したことかも人気のほどがわかるかと思います。

また、この映画には有名な名言もあります。

負け犬の意味を知ってるか?
負け犬っていうのは負けるのが怖くて
挑戦しないやつらのことだ
お前は違うだろ
負け犬じゃない、明日は楽しめ

『リトル・ミス・サンシャイン』の開催日の前夜、不安な胸中を吐露するオリーヴに、またもおじいちゃんがかけた、映画史に残る名言です。

前述のとおり、コンテストに負けて勝つこと、負けることにこだわる父親に嫌われたらどうしようと泣き出すオリーヴを支えた名セリフ。

僕自身も人におすすめする映画として本作を挙げることが多いです。

明るい気持ちになれて、ラストは痛快。

2007年度のアカデミー賞では、作品賞をはじめとした4部門でノミネート。

800万ドルという低予算で製作された映画ながら世界興行収入1億ドル超えの大ヒットを記録した傑作映画です。

作品情報
公開 2006年/アメリカ/100分
監督 ジョナサン・デイトン/ヴァレリー・ファリス
主演 グレッグ・キニア/アビゲイル・ブレスリン
評価
Yahoo!映画・・・4.15
映画.com・・・3.9
Filmarks・・・3.8

おすすめ映画08. エリザベスタウン

おすすめポイント:人生は何度でもやり直せる。

『エリザベスタウン』はファンタジーやSFのような架空世界ではなく、実社会に根差したドラマ。その分リアルに胸に迫ってくるものがありました。

誰かの人生を疑似体験することも人生の学びのひとつ。その方法として映画はうってつけのものだと思います。

シューズデザイナー、ドリュー(オーランド・ブルーム)は開発した新商品のスニーカーが世界的に大コケ。会社は破産の事態になり、彼は自殺を試みるほど落胆し追い詰められますが、その時に、父ミッチの訃報を知らされます。ドリューは父の故郷のエリザベスタウンに向かうことになります。そこでドリューを待っていたものとは。

映画の中の時間はおそらく一週間にさえ満たないものだと思いますが、その中でも自殺しようとしていたドリューが人生に再び前向きな一歩を踏み出す。

この映画を観ると、『簡単に人生を諦めるのはもったいない』というように思えます。

たかだか一週間足らずの時間のなかにさえ、自分の人生を前向きに変えてくれる『何か』が待っているのだとしたら、みすみすそれを逃すことはできないですよね。

オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンストに加え、スーザン・サランドンなど実力派キャストが勢ぞろい。

それぞれが実直に自分の人生と向き合い、成長していく姿には学ぶべきことがたくさんあるかと思います。

時間つぶしの手段でなく、映画から何かを得たい、前向きになりたいと思っている人には特におすすめします。

作品情報
公開 2005年/アメリカ/123分
監督 キャメロン・クロウ
主演 オーランド・ブルーム/キルスティン・ダンスト
評価
Yahoo!映画・・・3.29
映画.com・・・3.4
Filmarks・・・3.6




おすすめ映画09. フォレスト・ガンプ

おすすめポイント:アメリカの時代の変遷をバックに人生を描く感動作

『うすのろフォレスト』のまっすぐな生き方とそれを翻弄しつつ、優しく後押しするようなアメリカの時代の激動と運命。
幼馴染のジェニーとの関係を軸に、ベトナム戦争やピンポン外交などの歴史に絡んでいきながらもエビ漁やランナーなど様々な生き方を過ごすフォレストの生き方を描く名作です。

主演はトム・ハンクスとロビン・ライト。監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキスが務めています。

『人生はチョコレートの箱、開けてみるまでわフォレストのからない』

アメリカの名セリフにも選ばれた言葉ですが、チョコレート、という言葉が人生はどこか希望の詰まった、そんな箱なんだということを暗示させます。

50年代から90年代のアメリカを舞台にその時代の変遷を感じながらそれでも優しい気持ちに浸れる作品。一般的な評価も高いです。(最近ではアメリカの公民権運動をほとんど描いていないという批判もありますが)

公開から数十年経ちましたが、今でも一番好きな作品は?と訊かれると、『フォレスト・ガンプ』と答えます。

作品情報
公開 1995年/アメリカ/142分
監督 ロバート・ゼメキス
主演 トム・ハンクス/ロビン・ライト
評価
Yahoo!映画・・・4.22
映画.com・・・4.0
Filmarks・・・4.1

おすすめ映画10. シン・ゴジラ

おすすめポイント:大人向けのゴジラ映画

「現実対虚構」のキャッチコピーの通り、それまでのゴジラ映画と異なり非常にリアリティを重視して作られた作品です。

現実の政治や手順を踏まえた対策決定の流れ、日本のみならず国際社会の駆け引きに発展していったり、核兵器の問題も含めてしっかり描かれていたのが凄く良かったですね。

やはり核の問題はゴジラとも、そして日本とも切り離せない。そして本当の緊急時には非核三原則なんてあっという間に意味がなくなるということも示唆していましたね。
そういう理想だけに寄らないところも満足でした。

大人向けに制作されたゴジラ映画の珠玉の名作。日本映画もまだまだ底力を秘めていること、そしてハリウッドのモノマネをしなくても、ある意味でそれに匹敵する映画は作れるんだということを証明した作品でもあると思います。

意思決定のジレンマなど、政治的な日本にしか作れないゴジラ映画といってもいいでしょう。

下記の評価にも表れていますが、怪獣映画としてだけではなく、一般的な人気も高いです。

数多のゴジラ映画を観てきましたが、ランキング最上位に位置する作品の一つ。ゴジラファンならずとも満足できる日本ならではの怪獣映画と言えます。

【ネタバレあり】「シン・ゴジラ」裏話・トリビア特集

作品情報
公開 2016年/日本/119分
監督 庵野秀明
主演 長谷川 博己/石原さとみ
評価
Yahoo!映画・・・4.05
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・3.9




おすすめ映画11. ネバーランド

おすすめポイント:心温まるファンタジードラマ!

実在の人物、ジェームス・バリの史実を交えながら、ピーター・パンという作品ができるまでを丁寧に描いたヒューマン・ドラマ。
今回紹介している映画の中でも特におすすめの映画の一つです。
19世紀のイギリスを舞台にジョニー・デップが主人公のジェームス・バリを、今作ではヒロイン役として、タイタニックのケイト・ウィンスレットが、ジョニー・デップの心を癒す存在として未亡人のシルヴィア・ディヴィスを好演してます。

温かい気持ちで思いっきり泣きたい人には是非見てほしい、おすすめの作品です

決して派手ではないですが、その分、落ち着いていて深く感動する映画です。

作品情報
公開 2004年/アメリカ・イギリス/100分
監督 マーク・フォースター
主演 ジョニー・デップ/ケイト・ウィンスレット
評価
Yahoo!映画・・・3.78
映画.com・・・3.6
Filmarks・・・3.6

おすすめ映画12.キャロル

おすすめポイント:圧倒的な演技力で見せる美しく、繊細な映画

主演女優二人の圧倒的な演技力。全体的にセリフは少なく、その分、演者の細かい芝居が感情や物語を形作っていきます。

1950年代初頭のニューヨーク。クリスマスを目前に控えたある日、デパートのクリスマス商品売り場で働く19歳のテレーズは、とある人妻を接客します。彼女の名はキャロル。テレーズはキャロルがお店に置き忘れていった手袋を自宅まで送り届け、その事をきっかけに二人は親密になっていきます。

テレーズを演じるのはルーニー・マーラ。そして、タイトルにもなっているキャロルを演じるのはケイト・ブランシェット。今作では母親として、妻として、女として、一人の人物が持っているそれぞれの側面を演じ、言葉に出来ない複雑な感情をもその表情や仕草で表現しています。ルーニー・マーラも本当に演技力が凄かったのですが、ケイト・ブランシェットはもはや圧倒的ですらありました。

ひとつの表情が100の言葉を語っているかのよう。

それを証明するかのようにルーニー・マーラとケイト・ブランシェットは多くの映画賞において女優賞を受賞しています。

決して派手な作品ではないものの、確かな満足感を与えてくれる、大人向けの作品です。

これほどまで美しく、繊細な映画には滅多に出会えないと思います。おすすめです。

作品情報
公開 2015年/アメリカ/118分
監督 トッド・ヘインズ
主演 ケイト・ブランシェット/ルーニー・マーラ
評価
Yahoo!映画・・・3.59
映画.com・・・3.6
Filmarks・・・3.8

おすすめ映画13. ホリデイ

おすすめポイント:日本でも人気の高いロマコメ映画

あまり日本では馴染みのない、ホームエクスチェンジを題材にした映画です。
簡単に説明すると、ホームエクスチェンジとは休暇中にお互いの家を旅行先の宿泊場所として交換し合うことです。
欧米では古くから歴史があり、利用者も数十万人いるとのこと。

さて今作でお家を交換し合うのはキャメロン・ディアス演じる恋人に浮気された映画の予告編製作会社の経営者のアマンダ、そしてその家の交換相手が『タイタニック』のケイト・ウィンスレット演じる、ロンドンの新聞社に勤めるコラムニストのアイリス。

キャッチコピーは「人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある」

心温まるストーリーと、恋愛にとどまらない、世代を超えた友情や、親と子など様々な人間とのつながりを鮮やかに描いていて、日本でも人気の高いロマンティック・コメディ映画です。

作品情報
公開 2006年/アメリカ/135分
監督 ナンシー・マイヤーズ
主演 キャメロン・ディアス/ケイト・ウィンスレット
評価
Yahoo!映画・・・4.06
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・3.8

おすすめ映画14.グレイテスト・ショーマン

あらすじ

「グレイテスト・ショーマン」のあらすじネタバレはこちら

おすすめポイント:オープニングから圧巻!

この作品は上映された当時に映画館で観に行きました。

主人公のP.T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)は決して裕福ではない家庭に生まれましたが、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚し、二人の娘も授かることができました。しかしバーナムは「君に約束した人生はこんなんじゃない。」と貧しい暮らしからの脱却を模索します。

彼女たちを幸せにすることを願うバーナムは努力と挑戦の果てに様々な個性をもちながらも日の当たらない人生を歩んでいた人々を集めた誰も観たことが無い華やかなショーを思いつきますがー。

オープニングから圧巻のサーカスシーンとミュージック!背筋が思わずゾクゾクするような興奮を味わえます。今後もしリバイバル上映されたら是非映画館で体験してほしいですね。

人間ドラマというか、主人公の人生や感情があまり深く掘りさげていないために若干観ていて戸惑うシーンはあるのですが、映画を通して人間讃歌とでも言えばいいのか、どんな人間にも輝ける場所はあって、そして一人ひとり必ず認められるべき存在なのだというメッセージ。

極上のエンターテインメントと人間賛歌が感じられるおすすめの作品です。

紆余曲折を経た彼らのパフォーマンスにはエンターテイメントだけでは言い表せないメッセージを感じました。

華やかな音楽と前向きなメッセージは今の時代にもマッチしています。

作品情報
公開 2018年/アメリカ/105分
監督 マイケル・グレイシー
主演 ヒュー・ジャックマン/ミシェル・ウィリアムズ
評価
Yahoo!映画・・・4.28
映画.com・・・4.1
Filmarks・・・4.1




おすすめ映画15.

おすすめポイント:圧巻の映像と退屈さ0で送る良品映画

今作『ザ・ウォーク』も実在の人物を主人公にした作品です。

フランスの大道芸人フィリップ・プティ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)はある時、世界最高の高さを誇る世界貿易センタービルがアメリカに建設されることを知り、そのツインタワーの間を綱渡りすることを夢見ます。
彼はアメリカへ渡りメンバーを集め、建設作業員になりすまし、警備の目を盗んで、歴史に残る壮大な綱渡りへ挑みます。

オープニングはまるでファンタジーのようなプティが観客に語り掛けるシーンから始まります。
このシーンがあるから観客はすんなり映画の世界になじみ、引き込まれていけるんですね。

そこから映画は様々な面を見せていきます。恋愛、師弟の確執など・・・。
しかし、WTCへの挑戦(当然ながら違法)へ一気にストーリーが加速すると、まるで「オーシャンズ11」や「ミッション:インポッシブル」のような雰囲気へ変貌していきます。
そして実際の綱渡りの画面になると、そこは壮大な時間の流れる、ただひたすらに美しく息をのむ圧巻の映像美に包まれます。

これも公開当時に映画館で観ましたが、上映中、ずっとスクリーンに夢中になれた、本当におもしろい映画でした。さすがはロバート・ゼメキス監督。

退屈さはこの映画には存在しないといってもいいくらいです。

作品情報
公開 2016年/アメリカ/123分
監督 ロバート・ゼメキス
主演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ベン・キングズレー
評価
Yahoo!映画・・・3.70
映画.com・・・3.6
Filmarks・・・3.7

おすすめ映画16.ベンジャミン・バトン 数奇な人生

おすすめポイント:人生を描いた映画

「人生は素晴らしい。」
そのキャッチコピー通りの映画です。
「人生とは何だろう?」その難しい問いの答えの片鱗がこの映画にある気がします。
そういった意味で人生を見つめなおしたい人に特におすすめしたい映画ですね。

老人の姿で生まれたベンジャミン。年を取るごとに若返っていく彼の人生を描き切った傑作です。
原作はF・スコット・フィッツジェラルドによる短編小説。1980年代から映画化の企画はありましたが紆余曲折を経てデヴィッド・フィンチャーとブラッド・ピットのコンビでようやく実現しました。

何もかも人とは違うベンジャミン。映画を通して問いかけられるのは「”変わらないもの”を見つけることはできるのか?」ということです。

ダークなテーマの多いデヴィッド・フィンチャーですが、今作では人生賛歌ともいえるテーマに正面から挑んでいる印象です。

決して一般的な人生ではないベンジャミン。そんな中でベンジャミンがどのように人生を見つめていたのか、必見の作品です。

作品情報

デヴィッド・フィンチャー

公開 2009年/アメリカ/165分
監督
主演 ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット
評価
Yahoo!映画・・・3.68
映画.com・・・3.6
Filmarks・・・3.6



おすすめ映画17. 最後の恋のはじめ方

おすすめポイント

決して一般的な人生ではないベンジャミン。そんな中でベンジャミンがどのように人生を見つめていたのか、必見の作品です。

作品情報

デヴィッド・フィンチャー

公開 2009年/アメリカ/165分
監督
主演 ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット
評価
Yahoo!映画・・・3.68
映画.com・・・3.6
Filmarks・・・3.6



おすすめ映画17. 最後の恋のはじめ方

おすすめポイント:ウィル・スミス主演の傑作ラブコメ映画

こういうラブコメって邦題がダサい作品が多い印象です。『恋するベーカリー』とか。これも最初はそう思って敬遠してたんですが、ウィル・スミスがラブコメをやるのって雌らしいなと思って観てみた作品です。予想と裏腹に内容も面白くて今では大好きな一本です。

デートコンサル

ストーリーは王道ですが、アルバートのデート・コンサルタントをするシーンやウィル・スミスに間違ってキスするシーンなど、コメディパートが面白いですね。

こういう系の映画ではダントツでレベルが高いのではないでしょうか?

アルバートがヒッチにダンスを披露するシーンは演じたケビン本人の発案のダンスです。

・ピザを作るダンス

・耳かきをするダンス

が本編で披露されましたが、メイキングではその他に

・灯台

・スロースリラー(マイケル・ジャクソンの「スリラー」の振り付けのスローバージョン(!))

なども踊っています。スロースリラーのシーンでは監督のカットの声とともにたまらず吹き出し爆笑するウィル・スミスの様子が映っています。

作品情報
公開 2005年/アメリカ/118分
監督 アンディ・テナント
主演 ウィル・スミス/エヴァ・メンデス
評価
Yahoo!映画・・・3.72
映画.com・・・3.5
Filmarks・・・3.7

おすすめ映画18. ドラゴン・タトゥーの女

あらすじ

ミレニアム誌の記者、ミカエルはかねてから大物実業家ハンス=エリック・ヴェンネルストレムの武器密売の疑惑を追っていたが逆に名誉棄損の訴訟を受けるハメに。
裁判は敗訴となり、ミカエルは全財産を失う。

責任をとって、しばらく静養することにしたミカエルのもとにある依頼が届く。

その内容とは、失踪したハリエットを探してほしいとの依頼。

実はヘンリックという大富豪の老人がハッカー(リスベット)を使ってミカエルを密かに調査していたー。

おすすめポイント

デヴィッド・フィンチャーのダークな画作りがこのサスペンスと荒涼とした景色によく合っています。
全体にダークグリーンのトーンですが、回想シーンは黄色がかったトーンで少し暖色だったり、光の使い方がエッジが効いていてカッコいいです。

そしてルーニー・マーラー演じるリスベット。ゴシックで常に黒を身にまとい、ピアスまみれでバイクを乗りまわす。
常に孤独で周囲となじもうともしない。ギークでありながらパンクであり、ロック。
こういうキャラクターが好きな人は多いでしょう。個人的にはリスベットの知り合いがナイン・インチ・ネイルズのTシャツ来てたのがポイント高いのですが笑

あと、お酒が凄くおいしそうに描かれているのも観てほしいポイント!(寒い地域だから必然的にアルコール度数が高い酒が好まれるのでしょうね)。

観た後はウイスキーグラスがほしくなりますよ。たぶん。。

作品情報
公開 2012年/アメリカ/158分
監督 デヴィッド・フィンチャー
主演 ダニエル・クレイグ/ルーニー・マーラ
評価
Yahoo!映画・・・3.87
映画.com・・・3.7
Filmarks・・・3.7

おすすめ映画19. 時をかける少女

あらすじ:ひと夏の青春を切り取った切ない名作

真琴と功介、転校生の千昭はいつも三人で野球をしていた。

そんなある日、理科室で不審な人影を目撃した真琴はその人影を追おうとするが、何故か転倒し、不思議な空間に迷い込んでしまう。目を覚ました教室にはだれもいなかった。

帰り道、坂道を自転車で下っていく真琴だったが、ブレーキが故障。坂道の先の踏切には電車が迫ってきていた。死の危険を感じる真琴だったが、気が付くと時間が巻き戻っていた。

その時から真琴は『タイムリープ』の能力を身に付け、自在に過去をやり直すことができるようになった。

おすすめポイント

ひと夏をとても上手く切り取った作品です。延々繰り返される野球のシーンに被さるセミの声。

天真爛漫でボーイッシュな真琴と、友情か恋かその曖昧さのなかで繰り返される日常。

「君の名は。」は一方が田舎暮らし、一方が都会暮らしっていうシチュエーションもあって、日常をここまで細かく丹念に描写はしてなかったように感じます。

恋と友情を交えた、美しく、甘酸っぱい物語と切なさ。

上記の評価でもわかる通り、一般的な人気も凄く高い作品です。

本当に名作です。

今回紹介している映画の中でも特におすすめのアニメ映画の一つです。

作品情報
公開 2006年/日本/98分
監督 細田守
主演 仲里依紗/石田卓也
評価
Yahoo!映画・・・4.13
映画.com・・・4.0
Filmarks・・・4.0



おすすめ映画20. 草原の椅子

あらすじ

遠間は一人娘と暮らすサラリーマン。

ある時、取引先のカメラ店の社長の富樫から電話があり、彼の窮地を救うことに。

富樫からの提案で、二人は親友になる。

そんな遠間の前に、実母から虐待を受けていた4歳の少年、圭輔がやってくる。

遠間は富樫らとともに圭輔の世話を手伝うことになるが—。

おすすめポイント

青春映画があるならばこの作品はまさに『大人の映画』と言えるでしょう。
紆余曲折を経て手に入れたそれぞれの現在。

しかし、理想だけではない、子供の頃の憧れとは少し違う、大人であること、現実の苦み。

誰しも明るく振る舞いながらもどこか心に暗い影をもっている。

彼らだけではなく、この現実に暮らす私たちも、大なり小なりそうではないでしょうか?

遠間役の佐藤浩市さんが本作のインタビューでこう発言されていたのが印象的だったのですが、

「人生というのは捨ててしまうにはあまりにもったいない」

大人だからといって決して生きるのが器用ではない、恋もすれば、傷つき人に戸惑うこともある。それでも人生は美しく、また愛おしい。

この映画を観ると、いつもそんな気持ちにさせられます。

作品情報
公開 2013年/日本/139分
監督 成島出
主演 佐藤浩市/西村雅彦
評価
Yahoo!映画・・・3.48
映画.com・・・3.3
Filmarks・・・3.4

おすすめ映画21.バタフライ・エフェクト

「面白い映画を教えて!」そういわれるとまず私はこの作品を紹介しています。
それくらいおすすめ。

あらすじ

幼いころより時折記憶が欠落することのあったエヴァン。治療の一環として日記をつけるようになってからはその症状は出ずに、平穏に大学生へと成長していました。
そしてひょんなことから日記が過去へワープできるアイテムであることを知ったエヴァン。

最初のワープの結果、密かに思いを寄せていたケイリーの人生を狂わせてしまい、結果彼女は自殺してしまいます。

エヴァンは彼女を救うために、何度でも過去を修正しようとするが、その度にだれかが悲劇を被ることになります。

そして、彼が選んだ最後の手段とは-。

おすすめポイント

SFを題材にしてるんですが、ほとんど完璧な脚本の映画です。評価も非常に高いですね。

劇中にちりばめられた伏線がほとんど完璧に近い形で回収されていきます。

決して奇をてらおうだとか、大衆に迎合しようだとか、余計な思惑やある意味での予定調和を排し、ストーリーのあるべき形に沿って丁寧に作りこまれた脚本は雑な箇所もなく、
圧倒的に素晴らしいストーリーと驚愕を与えてくれます。

余計なことを考えずに映画の世界に引き込まれると思います。

この映画に関してはネタバレとかはしたくないですね。実際に観てみて、新鮮な驚きと満足感を味わってもらいたい、そんな作品です。

作品情報
公開 2005年/アメリカ/114分
監督 エリック・ブレス
主演 アシュトン・カッチャー/エイミー・スマート
評価
Yahoo!映画・・・4.28
映画.com・・・4.0
Filmarks・・・4.0

おすすめ映画22.ショーン・オブ・ザ・デッド

あらすじ

ロンドンの家電量販店に勤める冴えない青年のショーン。
ニックとエドとの3人で共同生活をしてるが、ショーンとエドの無気力な生活ぶりにニックは内心イライラさせられることもしばしば。

そしてその無気力で煮え切らない態度ゆえにショーンはガールフレンドのリズからも振られてしまう羽目に。
気落ちしているショーンは道行く人々の様子がおかしいことにも気づかない。

翌日、様子がおかしい少女が庭先に出現、ふとしたはずみで押し倒してしまい、なんと庭の杭が彼女のお腹に刺さってしまう。
「ヤバい、殺しちゃった!」と焦るショーンとエドをよそにゆらりと起き上がる少女。それでやっと町中にゾンビが溢れていることに気づく。

リズを救うために行動を起こすショーン。なじみのバー・「ウィンチェスター」を目指して、ショーンたちのサバイバルが始まる!

おすすめポイント

ゾンビ映画ではありますが笑える映画でコメディーとしても名作です!

ゾンビ・コメディ映画の中でも評価の高い人気の1本。

ゾンビを酔っ払いと勘違いしたり、クイーンの楽曲が気を利かせてフィーチャーされるなど、本当に観ていて楽しい作品です。

レンタルの棚はコメディエリアとかにあるので、怖いの苦手って人も大丈夫・・・かも。

名優のビル・ナイが出演しているのも見逃せません。怖いというより面白い映画なので、ホラー初心者やホラー苦手な人にもおすすめです。

作品情報
公開 2004年/イギリス/99分
監督 エドガー・ライト
主演 サイモン・ペグ/ニック・フロスト
評価
Yahoo!映画・・・3.87
映画.com・・・3.7
Filmarks・・・3.8



おすすめ映画23.ライフ・イズ・ビューティフル

あらすじ

「これは、私の物語である」

そう語るジョズエが回想する父の物語。父のグイドは第二次世界大戦前夜の1939年、友人と殿も北イタリアへやってくる。

そこで出会った小学校教師のに一目ぼれし、猛アタックの末に結婚、愛息のジョズエを設けるも、ナチスのユダヤ人迫害の手が日に日に迫っていた。

おすすめポイント

まさに人生賛歌。主演のロベルト・ベニーニが映画人でありながらもコメディアンということもあるのでしょうか、劇中、主人公たちがどんな状況であっても希望や愛は必ずあって、それが悲劇的な状況と相まって深い感動を与えてくれます。

レビューの評価の高さもそれを裏付けています。

ロベルト・ベニーニ曰く、「どんな状況下でも人生は生きるに値するほど美しい」という信念に感銘を受け、物語を着想したとのこと。

近現代の歴史の中で最も悲惨なことの一つはナチス・ドイツによるホロコーストでしょう。

絶望しかない状態でも、希望は生き続ける。それを命を懸けて息子に教える姿にきっと感動の涙が流れることでしょう。

是非、この美しい物語を体験してほしいと思います。

作品情報
公開 1999年/イタリア/135分
監督 ロベルト・ベニーニ
主演 ロベルト・ベニーニ/ニコレッタ・ブラスキ
評価
Yahoo!映画・・・4.36
映画.com・・・4.2
Filmarks・・・4.2

おすすめ映画24.武士の一分

あらすじ

藩主の毒見役を務める侍、三村新之丞はある日毒見で食べたつぶ貝の毒にあたって失明してしまう。家禄の存続が危ぶまれる事態となるが、妻の加世が海坂藩番頭の島田藤弥と顔見知りとわかると、三村家の人間たちは家禄の件を取り直してもらうよう、加世に頼み込む。

果たして三村家の家禄は安堵することになったが、その一方で加世と島田が密会しているといううわさが広まる。
中間のに真相を確かめさせた新之丞は加世に事の次第を問いただす。

すると「家禄の保証と引き換えに島田に体を要求された」と答える加世。激怒した新之丞は加世を離縁する。

しかし同僚の加賀山からは「家禄は藩主の温情から与えられたものである」ことを聞かされ、島田が加世を弄ぶために家禄を口実に加世を騙したことを知り、新之丞は自らの「武士の一分」を賭け、島田に果たし合いを挑むことを決意する。

「武士の一分」のあらすじネタバレはこちら

おすすめポイント

木村拓哉の演技が素晴らしいです!

「ちょ、待てよ!」に代表されるような少し生意気で我を通す、イケイケなキャラクターが役者:木村拓哉が一般に対して比較的認知されている姿でしょう。

しかし、本当に木村拓哉の魅力が引き出されるのは、本作「武士の一分」や「I COME WITH THE RAIN」の時のような少し影がある役柄ではないでしょうか。

特に哀しい目の演技をさせると右に出るものはいないのではないかというくらい上手ですね。

本作でも、光を失ってから木村拓哉の演技はとても素晴らしいものでした。

決して派手ではないですが、時代劇の名作の一つだと思います。邦画の良さ、面白さを実感できる作品です。個人的には時代劇の中では一番と言うくらいおすすめの作品ですね。

作品情報
公開 2006年/日本/121分
監督 山田洋次
主演 木村拓哉/檀れい
評価
Yahoo!映画・・・3.63
映画.com・・・3.2
Filmarks・・・3.4

おすすめ映画25.ミート・ザ・ペアレンツ

あらすじ

看護師のフォッカーは小学校教師のパムにプロポーズして結婚を申し込みます。

結婚を承諾したパムの家に挨拶に伺うことにしたふたりですが、フォッカーの荷物が行方不明になったりと幸先の良くないスタートになってしまいます。

何をしても裏目に出てしまうフォッカー。

とうとう、一人で自宅へ帰ろうとします。

しかし、帰りの飛行機でも客室乗務員とトラブルになってしまい、テロリストの疑いをかけられ勾留されてしまいます。

そこに現れたのはパムの父親のジャックでした。

おすすめポイント

婚約者パムの父親のジャック(ロバート・デ・ニーロ)に気に入られようとする、フォッカー(ベン・ステイラー)のひたむきさと、それが緊張のなかで空回りしてしまうという状況は、男性ならつい、あるある!と思ってしまうのではないでしょうか?

ジャックにしても、CIA職員という前職もあり、なかなか簡単には人を信用しません。

コメディの王道ですが、やはり父親への挨拶という題材と、二人の名優によって映画としてしっかりした正統派の面白いコメディ作品に仕上がっています。

作品情報
公開 2001年/アメリカ/103分
監督 ジェイ・ローチ
主演 ロバート・デ・ニーロ/ベン・スティラー
評価
Yahoo!映画・・・3.51
映画.com・・・3.3
Filmarks・・・3.5



おすすめ映画26.ターミネーター2

作品情報
公開 1991年/アメリカ/137分
監督 ジェームズ・キャメロン
主演 アーノルド・シュワルツェネッガー/リンダ・ハミルトン
評価
Yahoo!映画・・・4.55
映画.com・・・4.1
Filmarks・・・4.0

続編は失敗するのジンクスを打ち破る名作。
ターミネーターファンならずともチェックは必須です。

あらすじ

前作から10年。10歳の少年となったジョン・コナーの元に再びターミネーターが送り込まれる。今度のターミネーターは液体金属でできT-1000と呼ばれる最新式のもの。

ゲームセンターで遊んでいたジョンは、追ってきたT-1000からの襲撃を受けそうになるが、その危機を間一髪で救ったのは、かつてジョンの母親のサラ・コナーの命を狙ったターミネーター、T-800だった。

おすすめポイント

『ターミネーター2』では機械が人間の命の尊厳を学べるのか?ということが根底のテーマとして提示されます。

ターミネーターシリーズ史上最高の興行収入を上げた今作。

一般的なレビューと評価の高さも納得の作品です。

シュワルツェネッガーもシナリオを読んだときに『期待以上のものだった』と感想を漏らしています。

初めて観た時は小学生くらいの時でしたが、クライマックスは思わず胸がいっぱいになりました。ジャンルを超えて本当におすすめの映画の一本です。

おすすめ映画27.クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲

作品情報
公開 2001年/日本/89分
監督 原恵一
主演 矢島晶子/ならはしみき
評価
Yahoo!映画・・・4.52
映画.com・・・4.1
Filmarks・・・4.1

数多あるクレヨンしんちゃんの映画作品のなかでも一、二を争う人気を誇る本作。
クレヨンしんちゃんを子供向けのアニメと思っている人には是非とも観てほしい作品です。

あらすじ

21世紀を目前にした日本。かすかべ市のオトナたちは子供の頃の人気キャラになりきれるテーマパーク、20世紀博に子供そっちのけで夢中になっている。みさえとひろしもその一人。

そんな両親の姿にしんのすけは辟易するのであった。

そんなある日、「20世紀博からの大事なお知らせ」が放映される。「明日の朝、お迎えにあがります」という内容の短いものだったが、それを見たひろしとみさえが突然仕事や家事を放棄。まるで子供のようになってしまった―。

おすすめポイント

『映画秘宝』が毎年発表している映画ベスト10において、洋・邦画を含めた中で初めて1位になった邦画作品です。

今作のクライマックスは敵との対決ではなく、傷だらけになりながらも未来のためにしんのすけが階段をかけ上って行くシーン。

いつものおバカな戦いでしめくくりではなく、死のうとしたケンとチャコを、キジバトの親子が防ぐというラスト。

それまでのクレヨンしんちゃんのフォーマットに沿わないラストには反対の声もあったようですが、結果として映画は今までにない観客からの高い評価を得ることになりました。

おすすめ映画28. イントゥ・ザ・ワイルド

あらすじ

裕福な家に生まれ、学校を優秀な成績で卒業した、クリス・マッカンドレス。

幼い頃から両親の不和を見せつけられていたクリスは物質社会に愛想をつかし、自分を証明するものも、財産もすべてを捨てて『アレクサンダー・スーパートランプ』と名乗り始め、アラスカの荒野を目指します。

さまざなひとたちとの交流の果てにたどり着いたアラスカでクリスが見つけた『本当の幸せ』とはー。

おすすめポイント

人生が不安な人、そして人生に迷っている人、何より若い人達に是非一度見てほしい映画のひとつだと思っています。

ひたすらに純粋で、それゆえに自らを傷つけ、荒野に孤独に果ててしまう。

こう書いてしまうとまるでアメリカン・ニューシネマのようですが、毎日を『自分自身』で生きるクリスの自由な姿や、いろんな人との出会いは彼の人生でも間違いなく素晴らしい出来事であったはずです。

私たちの名前には、様々な過去がついて回ります。それは様々な記録の一片でしょうし、その意味ではこの社会と私たちをくくりつける鎖のようなものだとも言えるでしょう。

クリスにしてもそれは同じこと。彼はいつしか自らを『アレキサンダー・スーパートランプ』と称し、荒野を目指す旅人として、様々な人と出会って行くのです。

その果てにたどり着いた「幸せ」の答えとは。

今回紹介している映画の中でも特におすすめの映画の一つです。

作品情報
公開 2008年/アメリカ/148分
監督 ショーン・ペン
主演 エミール・ハーシュ/マーシャ・ゲイ・ハーデン
評価
Yahoo!映画・・・4.03
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・4.0



おすすめ映画29.羊たちの沈黙

あらすじ

ミズーリ州のカンザスシティなどアメリカ各地で、若い女性が殺害され皮膚を剥がされるという連続猟奇殺人事件が発生。
逃走中の“バッファロー・ビル”と呼ばれる犯人は、その犯行内容から全米の関心を集めていた。

FBIアカデミーの訓練生で野心的なクラリス・スターリングは、行動科学課 (BSU)のクロフォード主任捜査官からバッファロー・ビル事件のためにある任務を課される。

それはバッファロー・ビルの心理状態を分析するために、ボルティモア州立精神病院に収監されている凶悪殺人犯で元精神科医の囚人ハンニバル・レクター博士へ協力を要請させるというものだった――。

おすすめポイント

サイコスリラー/ホラーというジャンルでありながら、アカデミー主要5部門を独占した異色の作品です。
今作のレクター博士の「犯罪者でありながら紳士的であり、趣味も上品」という、斬新な設定もさることながら、緻密に練られたストーリーがこの作品の最大の面白さでしょう。

ストーリーの大きな柱はバッファロー・ビルの逮捕ですが、映画の始まりと終わりを比べれば、これはクラリスの成長の物語であり、レクターの自由を得るための脱出劇であり、前述したようにその両者が関係を構築していく物語でもあります。

作品情報
公開 1991年/アメリカ/118分
監督 ジョナサン・デミ
主演 ジョディ・フォスター/アンソニー・ホプキンス
評価
Yahoo!映画・・・4.29
映画.com・・・4.0
Filmarks・・・4.0

おすすめ映画30.ロッキー・ザ・ファイナル

あらすじ

伝説のボクサー、ロッキー・バルボアも老境に差し掛かり、亡くなった妻の名を冠したレストラン『エイドリアンズ』でかつての武勇伝を客に聞かせ、時間があるときはエイドリアンとの思いでの地を廻るのが習慣になっていた。

義理の兄、ポーリーは前に進めずにいるロッキーに不満を漏らすが、ロッキー自身もその空虚さをどうすればいいのかわからない。

そんなある日、ロッキーはテレビでかつての自分と現世界王者のバーチャルファイトを目にする。自分のなかにボクシングへの強烈な想いがくすぶり続けていたことに気づくロッキー。

年齢というハンデを抱えるロッキーを息子は止めようするが、逆に挑戦することの大切さを訴えるロッキー。

そしてロッキーは昔と同じトレーニングを積み重ね、現世界王者のディクソンとの対決の日を迎える。

おすすめポイント

今作のキャッチコピーは『NEVER GIVE UP 自分をあきらめない』ですが、そのコピーに違わぬ勇気の物語が展開されます。

『世の中はいつもバラ色じゃない。それなりに厳しく辛い事も待っている。気を抜いていたらどん底まで落ち込んで二度と這い上がれなくなる。それが人生だ。人生はどんなパンチよりも重くお前を打ちのめす。だが、どんなにきついパンチだろうと、どれだけこっぴどくぶちのめされようと休まず前に進み続けろ。ひたすら苦痛に耐え前に進むんだ。』

この言葉以上に映画の内容を雄弁に語る言葉は存在しないのではないでしょうか?
ロッキーが息子のロバートに言った言葉。頂点とどん底を味わった男だけに説得力があります。パンチ同様、ロッキーのこの言葉もとても重いですが、いくつになっても、どんなときでも前に進む勇気を与えてくれる、そんな作品です。

作品情報
公開 2006年/アメリカ/103分
監督 シルヴェスター・スタローン
主演 シルヴェスター・スタローン/ジェラルディン・ヒューズ
評価
Yahoo!映画・・・4.23
映画.com・・・3.7
Filmarks・・・3.9

おすすめ映画31.ダイハード4

作品情報
公開 2007年/アメリカ/129分
監督 レン・ワイズマン
主演 ブルース・ウィリス/ジャスティン・ロング
評価
Yahoo!映画・・・3.86
映画.com・・・3.5
Filmarks・・・3.5

あらすじ

アメリカ独立記念日の前日に、アメリカ国中のインフラ監視システムがハッキングされる。FBIは容疑の疑いのある全米各地のハッカーの保護を命じる。
その命令に基づいて、ハッカーのマシューの保護へ向かうマクレーンだがマシューを連行する途中で何者かに襲われる。
また、ほかのハッカーも24時間以内に殺されていた。
翌日、犯人が元国防総省のセキュリティ対策の専門家で、全米のライフラインから防衛システムまでを手中に取ったサイバーテロを画策していることが判明。

今回も事件に巻き込まれる形となったアナログ人間のマクレーンだが、機転と体力、マシューの助けを借りながらテログループに立ち向かっていく。

おすすめポイント

世界一ついていない男、ジョン・マクレーンが主人公の人気シリーズの4作目。
4作目にしてシリーズ最高の興行収入を上げた今作。

今作のマクレーンは妻とも離婚し、娘には煙たがられ・・・という典型的なうらぶれた親父。
悪に立ち向かう心情も「他の奴が(自分の役割を)やるなら喜んで譲ってやる」と長年事件に巻き込まれ続けた男の悲哀を感じさせます。
そしてそれに立ち向かう男らしさも。

超人的な活躍はするのですが、あくまでマクレーンは私たちのイメージするランボーのような超人ではない、普通の人間なんですよね。
「他の奴が(自分の役割を)やるなら喜んで譲ってやる」というセリフには一般的なヒーロー像とはかけ離れたマクレーンの人間臭さを感じさせます。

そしてアクションシーンの豊富なアイデア。シンプルでもこれだけ魅力的なものが作れるんだ!というお手本のような作品です。

退屈さ0!ラストまで一気に楽しませてくれる一本です。

おすすめ映画32. スクール・オブ・ロック

作品情報
公開 2004年/アメリカ/108分
監督 リチャード・リンクレイター
主演 ジャック・ブラック/ジョーン・キューザック
評価
Yahoo!映画・・・4.23
映画.com・・・3.9
Filmarks・・・3.8

あらすじ

そのあまりに熱すぎるロックンロールへの情熱とパフォーマンスが原因でバンドをクビになったデューイ・フィン。

金に困ったデューイは同居人宛にきていた代理教師の職を同居人になりすまして引き受けることに。

代理教師になりすましてやってきた名門校だったが、生徒たちの無気力さにデューイは愕然とする。そんな中、生徒たちの中に音楽の才能を見つけたデューイはは、生徒にロックバンドを組ませ、授業そっちのけでロックンロールを啓蒙していく。

おすすめ ポイント

完全な偏見かもですが、サラリーマンでもフリーターでも、何をしていてもロックをしていた人、してる人というのはどこか愛らしい子供の部分を残してる気がしますね。

主演は『ホリデイ』にも出てたジャック・ブラック。

イケてるアーティスト然としたルックスではなくて、肥満体型になったエルヴィス・プレスリーが人生を三回くらい失敗したかのような見た目なんですけど、それでもロックンロールへのの情熱に思わず涙腺が緩んでしまう・・・。(←まだ開始30分の時点で。)

あくまでコメディなんで予定調和的なところやうまく行きすぎなところもあるけれど、だがそれがいい!

『ロックは悩みを解決しない。悩みを抱えたまま踊らせる』というザ・フーのギタリスト、ピート・タウンゼントの名言がありますが、まさにその通り。

とてもハッピーになれる映画です。



おすすめ映画33. ザ・マジックアワー

作品情報
公開 2008年/日本/136分
監督 三谷幸喜
主演 佐藤浩市/妻夫木聡
評価
Yahoo!映画・・・3.87
映画.com・・・3.7
Filmarks・・・3.7

あらすじ

西田敏行扮する町を牛耳るマフィアのボスの女(深津絵里)との関係がボスにばれてしまったビンゴ(妻夫木聡)。
命を許してもらうかわりに、突きつけられた条件は伝説のヒットマン、デラ冨樫を見つけ出すことだった。思わず出任せでデラ冨樫を知ってると口走ってしまうビンゴだが、当てはもちろんなにもない。

苦肉の策として、売れない映画俳優をうまくだまし映画の撮影として『デラ冨樫』役を演じさせることに。

一世一代の大芝居は果たして成功するのか?

おすすめポイント

アンジャッシュの掛け違いのコントみたいな世界が思わず笑いを誘います。

しかもよりによってつれてこられた俳優、村田大樹(佐藤浩市)は人一倍演技が暑苦しい男(笑)。

マネージャーにはその演技のせいで仕事が来ないことをボヤかれるも、本人はそれが自分のスタイルだからと一向に気にしない。

ただ、自分のスタイルを貫き通そうとするも、年齢は50歳に届こうかとする年。

憧れのスターのようにいつか自分の映ったスクリーンを見たい。

そんな思いと現実の狭間で人知れず揺れ動く繊細さも持ち合わせています。

そこに舞い込んできた主演映画の話。内心子供のようにワクワクしている村田大樹の心情は牧歌的なムードのなかで一際際立っています。
その嬉しさのあまり、監督を演じている妻夫木聡の言い訳や屁理屈を好意的に解釈してしまう村田大樹の真面目さが可笑しく、その感情表現、不器用な人間臭さがまたいとおしくも感じてしまいます。

終盤、スクリーンに写る自分の姿を偶然目にし、涙ぐむ村田大樹にはとても感動させられます。
夢を追う男に、ほんの少し、マジックアワーが差し込んだ瞬間でもありました。

おすすめ映画34. テッド

created by Rinker
Nbcユニバーサル エンターテイメント
作品情報
公開 2013年/アメリカ/106分
監督 セス・マクファーレン
主演 マーク・ウォールバーグ/ミラ・キュニス
評価
Yahoo!映画・・・3.42
映画.com・・・3.4
Filmarks・・・3.4

あらすじ

1985年のアメリカ:ボストン。
一人ぼっちだったジョンは、クリスマスに両親からテディベアのぬいぐるみをプレゼントしてもらう。ジョンはその夜、ぬいぐるみがしゃべるようになってくれたらと願いをかける。
すると翌朝、なんとぬいぐるみには「テッド」として命が宿っていた。

それからジョンとテッドは長い年月を共に過ごし、ジョンは35歳、テッドも中身は中年のオヤジになっていた。それでも子供気分の抜けない二人にジョンの恋人のローリーは「私を選ぶか、テッドを選ぶか」とジョンに選択を突き付ける。

ジョンはどちらを選ぶのか?

おすすめ ポイント

本当に面白い作品でした!というわけでおすすめ!

例えるなら大人版の『トイ・ストーリー』

おもちゃが心を持つのは同じだけれど、もし二人が会話できて、そして一緒に年をとると、もしかしたらこうなるかもしれません。

フォレスト・ガンプ』も『ネバーランド』もそうなんですが、大人になっても少年の気持ちを持ち続けている主人公、という設定に僕はとても弱いんです。。

まっすぐでシンプルなストーリーもその印象を強くしています。

以前までマーク・ウォールバーグあまり好きじゃなかったのに、それすら覆りそうなくらい、この作品はお気に入りです。



おすすめ映画35. ワンダー 君は太陽

created by Rinker
コロムビアミュージックエンタテインメント
作品情報
公開 2018年/アメリカ/113分
監督 スティーブン・チョボスキー
主演 ジュリア・ロバーツ/ジェイコブ・トレンブレイ
評価
Yahoo!映画・・・4.38
映画.com・・・4.2
Filmarks・・・4.3

あらすじ

母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と父のネート(オーウェン・ウィルソン)の間に生まれた少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)はトリーチャーコリンズ症候群のために顔の形が変形しており、ずっと母親と自宅での学習を続けていた。

10歳になったのを機にイザベルはオギ―を学校に通わせるようにする。
初登校の日、顔を隠すためのヘルメットが手放せずにいたオギ―だったが、父の励ましで素顔で学校へ向かうことに。不安げに見守る両親の心配通り、いじめられ塞ぎこんで帰ってくるオギ―。

そんなオギ―をイザベルは『あなたは醜くない』と言って常にオギーの味方であると愛情深く励ます。諦めずに懸命に学校に通い続けるオギ―。

オギ―の小さな行動と勇気は次第にクラスメートや周囲の人の態度を変えてゆく。

おすすめポイント

久々に人が映画館で泣いてるのを観たほどの感動作でした。

クライマックスからエンドロールが終わるまで映画館のあちこちからすすり泣く声が。。

どうやらお母さん世代に涙する方が多く、胸に込み上げるものがあるようです。

さて『ワンダー 君は太陽』、予告編からすると、オギーだけにフォーカスを当てたストーリーなのかなと思ってましたが、実際に観てみるとオギーはもちろんですが、彼を取り巻く姉弟やクラスメイトを含む子供たちの物語でもありました。

オギーと彼の親友のジャック。

姉のヴィアと親友のミランダ。

それぞれ親友でありながら小さな誤解から疎遠になってしまう。

『どんなことにも2面性がある』とはオギーの通う学校の校長先生の言葉ですが、それぞれの出来事を四人の視点から描くことによって、それぞれに事情や思い違い、立場があったのだとフラットにかつ登場人物の一人一人の心情をより深く感じることができました。

映画の中には名言や格言も多く、心が洗濯されるような気持ちになれる作品です。

おすすめ映画36. ルームロンダリング

created by Rinker
コロムビアミュージックエンタテインメント
作品情報
公開 2018年/日本/109分
監督 片桐健滋
主演 池田エライザ/オダギリジョー
評価
Yahoo!映画・・・3.52
映画.com・・・3.3
Filmarks・・・3.5

2018年の個人的なランキング1位のおすすめ映画

オダギリジョーさんが好きなので観た作品だったのですが、期待を超えて2018上半期、一番面白い作品でした。

とにかく脚本が見事でした。

ほとんど無駄な登場人物もなく、また地味だけれども、きちんと熱くなるところは熱くなって、泣かせるところは泣かせて、そして伏線もほとんどきれいに回収してっていう。

『ルームロンダリング』はそう言った意味でもよく練られたコメディの良作です。

是非一度見てみてほしい、2018年のおすすめ映画です。

おすすめ映画37. レディ・プレイヤー・ワン

作品情報
公開 2018年/アメリカ/140分
監督 スティーヴン・スピルバーグ
主演 タイ・シェリダン/オリヴィア・クック
評価
Yahoo!映画・・・4.05
映画.com・・・3.9
Filmarks・・・4.0

あらすじ

舞台はいまから27年後の2045年。もはや地球は環境汚染や気候変動、政治不全が原因となって荒廃し、大半の人々がスラム街で暮らさざるを得ない状況に陥っていた。
彼らは荒廃した世界からの逃避として「OASIS(オアシス)」と呼ばれる仮想現実の世界にのめりこんでいた。
OASISはVR(ヴァーチャル・リアリティ)世界ですべての夢が実現する仮想世界ではありながらもゴーグル1つで想像したことがすべて現実になる、いわば理想郷でもあった。
17歳のウェイド・ワッツもそんな「OASIS」に入り浸っていた。彼が取り組んでいたのはアノラック・ゲーム。
アノラック・ゲームとは、「OASIS」の創始者、ジェームズ・ハリデーが仕組んだ遺言のゲーム。遺言は「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう。」という者だった。
ゲームの参加者はハリデーがオアシス内に隠したとされるイースターエッグを必死に探す。ウェイドは「OASIS」で出会った仲間、そして謎めいた少女アルテミスとともにアノラック・ゲームに挑む、
そこへオアシスの管理権によって世界支配を企む巨大企業、IOI(イノベーティブ・オンライン・インダストリーズ)社も加わり、アノラック・ゲームは現実世界をも巻き込んだ闘争へ発展していく。

「レディ・プレイヤー・ワン」のあらすじネタバレはこちら

おすすめポイント

飛び出すよりも引き込まれる。「最高の、初体験」にふさわしい圧巻の映像!

VRということでカギは「どれだけ仮想世界にリアリティをもって入り込めるか」ということですが、この映画の没入感はすごかったですね。

序盤、映画の世界に観客を引き込ませるまでは、カメラワークはまるで僕らの主観のようなショットを多用しています。

オアシスの説明シーン、そしてレースのシーン、思わず「スゲェ。。。」ってなりました。

キャッチコピーは「最高の、初体験」ですが、それにふさわしい圧巻の映像は必見。
オアシスのアバターとして、『AKIRA』、『ガンダム』、『ゴジラ』など、日本のキャラクターが登場するのも面白かったです。

おすすめ映画38. タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら

作品情報
公開 2012年/カナダ・アメリカ/89分
監督 イーライ・クレイグ
主演 タイラー・ラビン/アラン・テュディック
評価
Yahoo!映画・・・4.08
映画.com・・・3.5
Filmarks・・・3.7

あらすじ

タッカーとデイルは仲のいい中年の親友同士。二人はこつこつ貯金して山の奥にボロボロの別荘を手に入れる。

彼らは別荘を修理しようとチェーンソーや木材粉砕機などを用意するが、強面の風貌のせいで近くを訪れた大学生グループに殺人鬼と勘違いされてしまう。

おすすめポイント

ホラーコメディ映画の最高峰ではないかと思います。少なくとも個人的にはそう評価したい、名作ですね。

主人公の田舎のあんちゃんのタッカーとデイルが何故か殺人犯に勘違いされてしまい、偶然の事故によって次々に大学生の若者が死んでゆく、ブラック・コメディです。

この二人がめちゃくちゃアホなのがこの映画を面白くしてるんですが、湖のある森の中に別荘を購入するんですよね。

不気味な骨や、20年前に起きた猟奇殺人事件の新聞の切り抜きに溢れた部屋の中を見ても、前の持ち主を『ニュースが好きな考古学者』としか思わなかったり、本当に疑うことを知らない善良な小市民なのです。

対して大学生も本質的にはアホなんですが、妙に小賢しいというか、思い込みが激しく 、行動が限度を越えてエスカレートしていくんですよね。タッカーとデイルを殺人鬼と思い込み。タッカーの指を切り落としたりだとか、本当に異常なのは君たちではないのか?と言いたくなるほど。

その分、不謹慎ですが、一人一人死んでいくごとにそのバカバカしさに思わず爆笑モノです。



おすすめ映画39. レオン

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角川書店 (映像)
作品概要
公開 1994年/フランス・アメリカ/133分
監督 リュック・ベッソン
主演 ジャン・レノ/ナタリー・ポートマン
評価
Yahoo!映画・・・4.47
映画.com・・・4.3
Filmarks・・・4.3

おすすめ映画40. もののけ姫

created by Rinker
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
作品概要
公開 1997年/日本/135分
監督 宮崎駿
主演 松田洋治/石田ゆり子
評価
Yahoo!映画・・・4.25
映画.com・・・4.0
Filmarks・・・4.0

あらすじ

村を襲ったタタリ神をやむなく退治した村の青年、アシタカ。

その際、タタリ神を殺した代償として腕に痣をつけられる。村の長老によると、その痣はやがて骨まで達し、アシタカを呪い殺すという。アシタカは村を出て呪いを解く鍵を見つけるために西へ向かう。

旅の途中で介抱した農民を送り届けるために『タタラ場』の村へ立ち寄る。そこは女を中心として労働を行い、鉄を精製し、銃器の製造を営む村であった。

その銃器の弾が村を襲ったタタリ神の体内にあったものと同じと気づくアシタカ。
村の長でもある女傑、エボシ御前にそのことを問いただすが、エボシは森に棲むもののけを嫌っていた。そして自然を破壊してはいるが、エボシには村を守るというエボシなりの正義があった。

そんな時、村にエボシの命を狙うサンが現れる。サンは人間の娘でありながら、山犬に育てられた『もののけ姫』だった。

おすすめポイント

当時の日本映画の興業収入記録を塗り替えた作品です。

それまでのジブリ映画のイメージを覆す、大人向けのストーリーや残酷描写。

また運命に翻弄される主人公のアシタカには日本の若者の境遇が反映されているそうです。

個人的には数あるジブリ映画のなかで一番好きな作品。

作品に込められたいくつものメッセージや、ストイックなストーリーも素晴らしいのですが、僕らが教科書で習うような、武士階級を頂点としたカースト制度のような当時の社会の在り方とは異なる歴史観でもって社会を描き出しているのも特筆すべき点だと思います。

おすすめ映画41. エイリアン2

作品概要
公開 1986年/アメリカ/137分
監督 ジェームズ・キャメロン
主演 シガニー・ウィーバー/マイケル・ビーン
評価
Yahoo!映画・・・4.36
映画.com・・・3.9
Filmarks・・・3.8

あらすじ

前作の「エイリアン」から50年後。ハイパースリープ状態で宇宙を彷徨っていたリプリーが発見される。

そんな時に惑星LV-426が通信不能になる。原因を調査するためウェイランド・ユタニ社がリプリーと植民地海兵隊を惑星LV-426に派遣する。
しかしLV-426は入植者の唯一の生存者の少女ニュートを残してエイリアンによって壊滅させられていた。

おすすめポイント

ホラー寄りだった1作目から、バトルエンターテインメント寄りの作風になった2作目。

一般的にはこちらの方が面白く感じられるかも知れませんね。

また、あまり言及はされませんが、本作ではリプリーに母親というテーマを与えたことも特筆すべき点でしょう。
映画の冒頭で娘を亡くしたリプリーに、ニュートという新たな『娘的な存在』をあてがうことでリプリーの母性を引き出し、かつエイリアンと戦う行動原理について当初の『トラウマの払拭』に加え『ニュートを守ること』が加わり、力強く分かりやすいものになりました。

今作を通して、リプリーはニュートと疑似親子と言えるまでの関係を構築していきます。それは娘を失ったリプリーの喪失を埋めて行く物語とも言えます。ラストでニュートがリプリーを『ママ』と呼ぶのですが、リプリーにとっては救いでもあったのではないでしょうか。

おすすめ映画42. キック・アス

作品概要
公開 2010年/アメリカ/117分
監督 マシュー・ヴォーン
主演 アーロン・ジョンソン/クロエ・グレース・モレッツ
評価
Yahoo!映画・・・4.18
映画.com・・・3.9
Filmarks・・・3.8

あらすじ

ヒーローに憧れる冴えないオタク高校生のデイヴは、『なぜみんなヒーローにならないのだろう?』という疑問に行き着く。通販でコスチュームを取り寄せたデイヴは、『キック・アス』と名乗り、ヒーローとしての活動を始める。
失敗しつつもキック・アスの活動はYouTubeでたちまち人気になる。

そんな時、憧れのクラスメイト、ケイティからの頼みで麻薬の売人を成敗することに。武器で武装し、売人の溜まり場に乗り込むキックアスだったがギャングに囲まれ絶体絶命に。

そんななか、突然紫色の髪の女の子が現れ、売人たちをあっという間に皆殺しにする。『バッド・ガール』と名乗る彼女の登場にとまどうキック・アス。

その頃、麻薬の売人を殺したのはキック・アスだとして、街のマフィアが彼を狙い始める。

おすすめポイント

クロエ・グレース・モレッツのブレイクのきっかけになった作品です。
全身タイツだけではヒーローにはなれないことや、冒頭のビルの屋上からバットマンのように飛び立つのかと思わせながらの墜落シーンなど、それまでのヒーロー像を強烈に皮肉っています。

なんせ主役のデイヴは典型的なオタク少年。もちろん、なんのトレーニングや鍛練も積まぬままいきなり全身タイツ姿で町に現れ、世直しを行おうとします。

当然ボコボコに返り討ちにされ、病院送りの憂き目に合います。

ただ、争いや暴力を止めようとせず、遠巻きに見ている人に対してデイヴはこう言い切ります。

『みんな暴力を見ているだけで止めようとしない、ぼくはそれに腹が立つんだ!』

実はこの想いこそがヒーローに一番必要な資質なのかもしれません。

続編の「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」も作られていますが、やはりこの1作目が面白いです。



おすすめ映画43. ターミナル

作品概要
公開 2004年/アメリカ/129分
監督 スティーヴン・スピルバーグ
主演 トム・ハンクス/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
評価
Yahoo!映画・・・3.67
映画.com・・・3.7
Filmarks・・・3.8

あらすじ

国を出て、ある目的のためにアメリカを訪れたビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)。しかし最悪のタイミングで故郷でクーデターが起き、パスポートは失効。おまけに入国ビザも失効し意味をなさなくなってしまう。

かくして空港から一歩も出れなくなってしまうビクターだったが、空港職員や、掃除係と仲良くなり、友人や働き口を見つけ、空港での生活に順応していく。

そんななか、客室乗務員のアメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)と出会う。

失恋に落ち込むアメリアと会話を交わすようになり、徐々に親しくなる。

しかし、国境警備局のディクソン(スタンリー・トゥッチ)は自分の昇進のために空港からビクターを追い払いたい一心でビクターの入国を執拗に認めない。

ビクターはアメリカで目的を果たすことはできるのか。

おすすめポイント

トム・ハンクスとスティーブン・スピルバーグがタッグを組んだハートフルコメディ。

凄く気持ちのいい映画ですね。最初は英語すら満足に話せなかったビクターですが、工夫して言葉を覚え、仕事を見つけ、仲間を得て、恋をしていく。

一人の男の誠実さと頑張り、成長ぶりは観ていてすごくさわやかな気持ちになります。

諦めずに素直に頑張れば人はここまで変われるのか、幸せになれるのかと想わせてくれる作品です。

おすすめ映画44. アメリカン・ヒストリーX

作品概要
公開 1998年/アメリカ/120分
監督 トニー・ケイ
主演 エドワード・ノートン/エドワード・ファーロング
評価
Yahoo!映画・・・4.35
映画.com・・・3.9
Filmarks・・・4.1

あらすじ

白人家庭で生まれ育ったデレクとダニーの兄弟。

二人は父親が黒人に殺されたことをきっかけに、白人至上主義に傾倒してゆく。デレクはネオナチのリーダー格となるが、ある夜、車泥棒をしていた黒人を射殺したことから三年間刑務所に服役することに。

その間、弟のダニーは兄への情景もあってますます右傾化していくが、三年後出所してきた兄は、それまでの思想を捨て、まっとうな人間として帰ってきた。

果たしてデレクが刑務所の中で見た「真実」とはいったい何だったのか。

おすすめポイント

極端な白人至上主義者だったデレクは刑務所の中である事件に直面し、それまでの生き方を否定していきます。

自由と平等を標榜するアメリカですが、実際にまだ根強い人種差別や偏見が根付いていることを教えてくれる作品です。

かつては『アメリカってまだそうなんだ』と感じて、それでよかったんですが、2018年の今、観直してみると、少なからず日本も似たような状態になってはいないか?と思うんですね。

ダニーが兄について書いたレポート「アメリカン・ヒストリーX」は次の言葉で締めくくられていました。

「我々は敵ではなく友人である

敵になるな

激情におぼれて愛情の絆を断ち切るな

仲良き時代の記憶を手繰り寄せれば

良き友になれる日は再び巡ってくる」

私達は果たしてこの言葉に寄り添った生き方・考え方をしているでしょうか。

『アメリカン・ヒストリーX』はそういう意味でも、多くの人に観てほしい映画です。

【考察】「アメリカン・ヒストリーX」人種差別や右傾化は他人事ではない



おすすめ映画45. Vフォー・ヴェンデッタ

created by Rinker
ワーナーホームビデオ
作品概要
公開 2005年/アメリカ/132分
監督 ジェームズ・マクティーグ
主演 ナタリー・ポートマン/ヒューゴ・ウィーヴィング
評価
Yahoo!映画・・・3.89
映画.com・・・3.5
Filmarks・・・3.7

あらすじ

第三次世界大戦後。かつてのアメリカは崩壊し、世界の覇権を握ったイングランドが舞台。
イギリスではサトラー議長を頂点とする独裁政治、恐怖政治が蔓延していた。

テレビ局に勤めるイーヴィーはある夜外出禁止令を無視して外出しているのを秘密警察ザ・フィンガーの構成員フィンガーマンに見つかってしまう。
危うく乱暴されそうになるイーヴィーだったが、「V」と名乗る仮面の男に助けられる。

おすすめ ポイント

とにかくカッコいいの一言。スタイリッシュな映像、復讐と革命を繰り返しながら破滅へ突き進むV。そして彼の何があっても貫かれる理念と言う美学。



おすすめ映画46. ルパン三世 カリオストロの城

created by Rinker
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
作品概要
公開 1979年/日本/100分
監督 宮崎駿
主演 山田康雄/増山江威子
評価
Yahoo!映画・・・4.55点
映画.com・・・4.2
Filmarks・・・4.0

あらすじ

ルパンと次元はカジノからの現金強奪に成功する。札束を車一杯に詰めて意気揚々と帰路につく二人だったが、その札束は精巧に作られた偽札、通称『ゴート札』であることがわかる。

ゴート札の出所のカリオストロ公国を新たな目的にしたルパン一行だったが、入国早々カーチェイスに巻き込まれる。

運転したまま気絶していたドレス姿の少女をルパンは救い出すも、落ちてきた木が頭にぶつかり気を失う。その間に少女は水からの手袋を布巾がわりにルパンを介抱するが、ルパンが目を覚ますと何者かに連れ去られていた。

意識を取り戻したルパンは少女がはめていた手袋に残っていた指輪から、かつて自分を助けてくれた王女の娘、クラリスであることを悟る。

10年前、まだ駆け出しの泥棒だったルパンはゴート札の謎を解こうとカリオストロ公国に入国したが、こてんぱんにやられたのだという。

クラリスはカリオストロ伯爵との望まぬ結婚から逃げようとしていたのだった。

一方、食事をしていたルパンと次元にも、カリオストロ公国の暗殺者たちが迫っていたー。

おすすめポイント

本作のルパンは他の作品と比べて年齢も高く設定されています。女たらしのルパンというイメージは今作ではかなり抑えめ。

また、銭形警部が他作品と比べて『切れ者』として描かれているのもポイント。

「カリオストロ」での銭形警部の描きかたは原作者のモンキー・パンチをして『宮崎駿監督の解釈が一番正しい』と言わしめたほど。

ただ、「カリオストロ」での、偽悪的なルパンの描き方については素晴らしいと認めながらも、もともとルパン一味を義賊として描いたつもりもないことから「自分には描けない」とも漏らしています。

そんな偽悪的なルパンの象徴がラストシーンでしょう。

「私も連れてって」

泥棒だってきっと覚えるから・・・そこまでの覚悟を口にしてまで自分についていこうとするクラリスを抱きしめようとして、しかしその直前で思いとどまるルパン。

その葛藤は燃えるような恋愛の愛情と、大人として少女を見守る、穏やかな愛情の狭間で激しくルパンの思いが揺れ動いていることを映画を観ている私たちにも痛いほど感じさせます。

一般的にはその後の銭形警部とクラリスのやり取り、「やつはあなたの心を盗んでいきました」の方が名シーンとされているでしょうが、僕はこの抱きしめたくても抱きしめられない『大人』のルパンがいつみても心が締め付けられ、やはり名シーンはここだなと思います。

おすすめ映画47. 殿、利息でござる!

作品概要
公開 2016年/日本/129分
監督 中村義洋
主演 阿部サダヲ/瑛太
評価
Yahoo!映画・・・3.98
映画.com・・・3.6
Filmarks・・・3.6

あらすじ

仙台藩の吉岡宿は貧しい宿場町。彼らの生活をさらに厳しくしているのは宿場町間の物資の輸送を行う伝馬役とよばれる制度だった。通常は伝馬役の費用は藩が持つことになるが、吉岡宿はその費用を吉岡宿の町人が負担することになっており、町人たちの重い負担となっていた。

そのため、町人は破産し夜逃げするものが跡を絶たなかった。

村一番の知恵者、篤平治はそんな状況をなんとかしようとしていた。

篤平治は町に戻ってきたのち、吉岡宿一の大店、浅野屋の浅野屋甚内に利息をつけて返す。
そのことから甚内の兄、十三郎と飲んでいるときに篤平治は街を救う可能性のある途方もないアイデアを考え付く。

それは、財政が困窮している仙台藩に1000両を貸し付け、その利息を町人に毎年分配するというアイデアだった。

「殿、利息でござる!」のあらすじネタバレはこちら

おすすめ ポイント

なんかポスター見る限りではコメディ色の強そうな作品ですが、決してそんなことはなく、無私の美しさが胸を打つ良作です。

今作が興味深いのはこれが実話だということ。

内容は正に無私の勝利とも言うべき内容。

『清貧』という言葉がありますが、自分の財産を犠牲にしながらも、地域のためにという一心でお金を集める十三郎たち。

その中でも妻夫木聡演じる浅野はその代表格。

世間には守銭奴、ケチと言われながらも、その実は苦しむ町民のために、家を潰してまで出資を惜しまない、どこまでも誠実で、義理堅い男でした。その姿勢と覚悟は強く胸に迫るものがあります。

是非観てみてほしい作品です。



おすすめ映画48. キッド

created by Rinker
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
作品概要
公開 2000年/アメリカ/104分
監督 ジョン・タートルトーブ
主演 ブルース・ウィリス/スペンサー・ブレスリン
評価
Yahoo!映画・・・3.57
映画.com・・・3.3
Filmarks・・・3.5

あらすじ

セレブリティ相手に印象をよくするイメージ・コンサルタントの仕事をしているラス・デューリッツ。

仕事は順風満帆で、経済的にも満たされた生活だったが、周囲からの評価は「イヤな奴」。
父親との関係も上手くいっていない、孤独で神経質な毎日を送っていた。

誕生日の数日前、運転中のラスの頭上を赤い飛行機がかすめて飛び去っていく。その夜からラスは自宅に子供の気配を感じるようになる。

ある時は自分が大切にしていた飛行機の模型を玄関で発見。

神経質なラスが追いかけるも子供は捕まらない。

追いかけっこの末に子供が飛行場そばのレストラン〝SKYWAY DINER〟に逃げ込んだのを目撃したラスはその店でさっき店に入った子供のことを訪ねる誰も知らないという。

疲れからくる幻覚かと心療内科も受診したラス。カウンセラーからの言いつけ通り、仕事を休んで家で過ごしていたが、そんなラスの前に、追っていた少年が姿を現す。

少年の名前はラス・デューリッツ。

何と32年前の自分自身だったのだ。

おすすめ ポイント

ブルース・ウィリスの演じるラスティ(オトナ)はイメージ・コンサルタントをし、モダンな邸宅に暮らし、高級車にのり、仕事も順調。そんな大人の目線でみると羨ましがられるような人生でも、子供の目線でみると、恋人なし、独身、飼いたかった犬もなしの冴えない人生。
しかもラスティは「いい人間」とはとても言えず、毒舌家で偏屈。「ムカつくやつ」が大方の彼への意見なのでした。

そんな大人のラスティは子供の頃の自分と出会って、もう一度自分を見つめ直します。

誰にでもある、秘めたままのできれば隠しておきたい過去。

子供のラスティが直面するのはまさにそのころの自分自身でした。

二人は互いを助け合いながら、子供のラスティは未来を変えようと、大人のラスティは自分自身を変えようとしていきます。

どんどん距離が近くなる二人にすごく心が温かくなる映画です。

おすすめ映画49. 素晴らしき哉、人生!

作品概要
公開 1946年/アメリカ/133分
監督 フランク・キャプラ
主演 ジェームズ・スチュアート
評価
Yahoo!映画・・・3.88
映画.com・・・3.4
Filmarks・・・3.5

あらすじ

1946年のクリスマス。ある男が自殺しようとしていた。その男の名はジョージ・ベイリー。

そ様子を見ていたまだ翼を持っていない二級天使のクラレンスは翼を得るために彼を助けようとする。クラレンスは彼の人生を幼少期からさかのぼって見ていくことになる。

おすすめポイント

キャプラスク全開のヒューマンドラマ。フランク・キャプラ自身も今作を自身の集大成と位置付けていたようですが、それに恥じない傑作に仕上がっています。

本作がほとんどの名作映画ランキングに名を連ねているのがその証明でしょう。

クリスマスに起きた奇跡をキャプラはそのヒューマニズムでこんなにも美しく、優しい物語に紡ぎあげました。

主演は「アメリカの良心」と呼ばれたジェームズ・スチュアート。

公開から80年近く経つ古典映画ですが、その輝きは今見ても全く色あせていません。

おすすめ映画50. 127時間

作品概要
公開 2011年/アメリカ/94分
監督 ダニー・ボイル
主演 ジェームズ・フランコ/ケイト・マーラ
評価
Yahoo!映画・・・3.71
映画.com・・・3.5
Filmarks・・・3.5

あらすじ

登山家のアーロン・ラルストンは2003年の4月25日にユタ州のブルージョン・キャニオンに出掛ける。彼はそこでロッククライミングをしている途中に落石事故に見舞われ、右腕を岩に挟まれる。

運悪く、自分がこの場所に来ることを誰にも伝えていなかったことを後悔するアーロン。彼に残されたのはボトル一本の水とわずかな食料のみ。

やがて5日の時間が過ぎ、死を覚悟したアーロンは究極の決断を下す―。

おすすめポイント

ダニー・ボイルが2003年に起きた実話を映画化。ほとんどワンシチュエーションでありながらも、スリリングな展開と、主人公の内面に迫った演出で全く飽きさせないところは流石ダニー・ボイルといったところでしょう。

一部非常にショッキングな場面はあるものの、それも含めて本作のリアリズムをより強くしています。




おすすめ映画51. 東京タワー

作品概要
公開 2007年/日本/142分
監督 松岡錠司
主演 オダギリジョー/樹木希林
評価
Yahoo!映画・・・3.77
映画.com・・・3.2
Filmarks・・・3.5

52. ゼロ・グラビティ

created by Rinker
ワーナーホームビデオ
作品概要
公開 2013年/アメリカ/91分
監督 アルフォンソ・キュアロン
主演 サンドラ・ブロック/ジョージ・クルーニー
評価
Yahoo!映画・・・3.67
映画.com・・・3.9
Filmarks・・・3.6

あらすじ

おすすめ ポイント

凄い。。の一言です。久々に引き込まれる映画でした。

全体を通して無重力を完璧に描ききった技術も凄いのですが、コンパクトな時間で人間ドラマを最大限魅せてくれたところが良かったです。素晴らしいストーリーですね。

おそらく冒頭から終わりまで三時間に満たないんじゃないですかね?

だからこそ、余計なカットもなく、観る人は主人公の心象風景まで含めてじっくり丹念に体験できたのだろうと思います。



おすすめ映画53. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

作品概要
公開 2002年/アメリカ/141分
監督 スティーブン・スピルバーグ
主演 レオナルド・ディカプリオ/トム・ハンクス
評価
Yahoo!映画・・・4.05
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・3.9

おすすめ ポイント

スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ ハンクス、レオナルド・ディカプリオ共演。

これだけ見てもまぁ外れないかなって思う作品ですね。実際その通りで楽しめる映画です。

実在する天才詐欺師だった、フランク・アバグネイルのお話。

フランク・アバグネイル、犯罪者ではあるんですが、映画の中で一貫して描かれる父親への思慕であるとか、惚れた女性のために足を洗おうとしたりとか、もともとの動機が両親の離婚に反発して家出したはいいが困窮しての結果だとか、どこか善人の部分が根底にあるような、どこか幼く、共感を感じられるキャラクターとして描写されています。

フランクを追う捜査官のカールもフランクを敵ではなく、教え諭すかのような、見守るような存在としても描写されており、単なる犯罪映画ではない深みがあります。

54. ラブリー・ボーン

作品概要
公開 2010年/アメリカ/135分
監督 ピーター・ジャクソン
主演 シアーシャ・ローナン/マーク・ウォールバーグ
評価
Yahoo!映画・・・3.16
映画.com・・・3.2
Filmarks・・・3.3

おすすめ ポイント

主人公の女の子が殺されてから物語が動き出す。正直、最初に観たときはそのアイデアに脱帽しました。

しかし、まぁ観たら観たで泣ける映画なんですよね。

もし、この映画がサスペンスだったら、スージーは復讐を望み、図らずも父親はその想いを感じて犯人を探しだし、その手にかけるでしょう。そして私たちはその結果にカタルシスを感じるかもしれません。

しかし、この作品はあくまでファンタジー。スージーは復讐に駆り立てられる父親を心配し、また復讐は望まず、あくまで家族と思う相手の幸せを祈ります。

もちろん美しすぎる話ではあるんですよ。

でもその美しさがどうしても涙を誘うんですよね。。大好きな作品です。

おすすめ映画55. アイ,ロボット

作品概要
公開 2005年/アメリカ/115分
監督 アレックス・プロヤス
主演 ウィル・スミス/ブリジット・モイナハン
評価
Yahoo!映画・・・ 3.51
映画.com・・・3.3
Filmarks・・・3.4

あらすじ

物語の舞台は2035年のシカゴ。街にはかつての車と同じように一人1台ロボットを所有するような時代。そんな中、ある出来事がきっかけに極度の機械嫌いになった刑事のデル・スプーナー。

親交のあったロボット開発の博士の死を調査していくうちに、スプーナーはロボットたちの陰謀に気づいていく。

おすすめ ポイント

アイ,ロボットは2004年公開のウィル・スミス主演、アレックス・プロヤス監督のSF映画です。

アイザック・アシモフの短編を原典として映画化した作品なのですが、VS機械モノとしてみるとターミネーターのようなロボットの形でオーソドックスな構図ですね。

手元にある映画ソフトのなかでは結構観る方の映画です。まぁウィル・スミスが好きっていう理由もあるのと、役柄がウィル・スミス本人の陽気さ、気さくさと共通する部分もあって安心してみてられる部類の作品です。

分かりやすいんだけれども、ありきたりでなく、重たくもないストーリーと程よいアクションでサクッと何気なくつけっぱなしにしてたりします。



おすすめ映画56. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

created by Rinker
ウォルト ディズニー スタジオ シ
1994年/アメリカ
監督
ヘンリー・セリック
主演
クリス・サランドン
キャサリン・オハラ

あらすじ

ハロウィンタウンのジャックは偶然見かけたクリスマスに憧れ、自分たちでもやろうとサンタクロースを拉致し、クリスマスの乗っ取りを画策する。
しかし、まともなクリスマスをやったことのないハロウィンタウンのメンバーは街のメンバーを怖がらせてばかり。。

はたしてジャック達のクリスマスはどうなってしまうのか?

おすすめ ポイント

ティム・バートン製作のアニメ映画。
ハロウィンしか知らないハロウィンタウンの面々がクリスマスをしてみたら・・・
怖いことにしかならずに、喜ばせたいという目的とは裏腹な結果に。

キャラクターがかわいらしくも、どこかほろりと切ない、クリスマスのおすすめ定番作品です。
クリスマスにもいいんですが、ハロウィンにもぴったり!

かわいい作品で大好きです。

おすすめ映画57. ルーム

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コロムビアミュージックエンタテインメント
作品概要
公開 2015年/カナダ・アイルランド・イギリス・アメリカ/118分
監督 レニー・エイブラハムソン
主演 ブリー・ラーソン/ジェイコブ・トレンブレイ
評価
Yahoo!映画・・・3.94点
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・3.9

あらすじ

生まれてから部屋=ルームでの生活しか知らない子供、ジャック。

彼は母とほぼ二人だけの生活がずっと続いている。

物資や電気は中年の男が部屋まで届けているらしいのですが、母はその男とジャックの接触を激しく拒んでいる。

実はその部屋は監禁部屋。七年前に母親は男に誘拐され、ジャックはその誘拐犯の男にレイプされてできた子どもだった。

ジャックが5歳になったある日、母はジャックに死んだふりをさせて、監禁されている部屋から脱出させようとする。

何度もシミュレーションを繰り返し、迎えたその時、母の予想通り、男は死んだジャックを部屋から運びだし、トラックの荷台に乗せて遺棄しに行く。

ジャックはトラックに乗せられるとじゅうたんから抜け出し、トラックが一時停止で止まったときに、荷台から降りて近くの人に助けを求める。その結果、ジャックは警察に保護され、またその後、母も救出され、誘拐犯は逮捕されるが—。

おすすめ ポイント

とても丁寧に作られた作品です。前持って観ていたレビューも総じて高かったので期待して観ましたが、すごく味わい深い映画でした。

何が丁寧に作られているのかというと、愛情を根底にした人の『感情』なんですよね。

ルームでの二人きりの生活によって、母以外に中々心を許せないジャックの心だったり、母親がジャックへ向ける愛情の深さ。

ルーム』で描かれるのは、等身大の人の心なんですよね。

それが丁寧にじんわり染みてきます。

ジェイコブ・トレンブレイの繊細な演技もその魅了をより引き立てています。

是非観てほしいおすすめの作品です。



おすすめ映画58. マトリックス

作品概要
公開 1999年/アメリカ/136分
監督 ラリー・ウォシャウスキー/アンディ・ウォシャウスキー
主演 キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/キャリー=アン・モス
評価
Yahoo!映画・・・4.19
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・3.8

あらすじ

大手ソフトウェア会社で働くトーマス・アンダーソン。彼には凄腕ハッカー「ネオ」としての裏の顔があった。

彼はこの現実は本当に現実なのか、起きてもまだ夢を見ているような感覚に悩まされていた。

ネオは小さな手掛かりをヒントに、真実へ近づこうとする。クラブで出会った女性、トリニティに連れられ、たどり着いた洋館でネオは探していた男、モーフィアスとの邂逅を果たす。
モーフィアスはネオに「元の世界へ戻る薬」と「真実の世界を見せる薬」の二つを見せる。迷うことなく「真実の世界を見せる薬」に手を伸ばすネオ。モーフィアスは「忘れるな、見せるのはあくまでも真実だ」と声をかけるも、ネオは覚悟を決めてその薬を飲む。

こうしてネオは真実の世界を知り、機械との闘いに挑んでいくことになる。

おすすめ ポイント

その革命的な映像に加え、機械との戦争をバーチャルなものとして表現した映画としても画期的でした。
当時は未来のひとつの型として、AIの暴走した機械と人間が争うというのはあったのですが、いずれもターミネーターのような物理的な『ロボット』というわかりやすいものでした。

対してマトリックスでは機械のプログラミングした仮想空間(マトリックス) 内での監視プログラムと闘う、、、というとても斬新なものでした。

いまでこそ、インターネットという仮想空間の可能性はとても大きなものですが、当時はマトリックスで提示される概念は一般の人たちには難解なものでもありました。

そこを補完するようにカンフーのシーンがあったり、ガンアクションがあったり、何もかも含めて理解を求められる映画ではなく、ある程度の理解でもそれなりに楽しめる映画だと思います。

「アンダーソン君」と呼びかけるエージェントスミスに対して『my name is Neo(おれの名前はネオだ)』のセリフは今見ても興奮しますね。

おすすめ映画59. 恋におちたシェイクスピア

created by Rinker
Nbcユニバーサル エンターテイメント
作品概要
公開 1999年/アメリカ/123分
監督 ジョン・マッデン
主演 グウィネス・パルトロー/ジョセフ・ファインズ
評価
Yahoo!映画・・・3.69
映画.com・・・3.5
Filmarks・・・3.6

あらすじ

16世紀末。疫病のため、芝居小屋の閉鎖が進むロンドン。劇作家のウィリアム・シェイクスピアは次作「ロミオとジュリエット(この段階では「ロミオと海賊の娘エセル」)」の準備に余念がない。
一方、芝居好きの資産家の娘、ヴァイオラは貴族との縁戚を望む両親に、貧乏貴族のウェセックス卿と意に添わない結婚を決められ、結婚後はアメリカに渡る計画まであった。

ある日「ロミオとジュリエット」のオーディションにトマス・ケントと名乗る青年が現れる。抜群の演技力でロミオの役を得る。
実はトマス・ケントの正体は男装したヴァイオラだった。当時は風紀上の理由で女性が舞台に立つことは許されないため、男装して劇団に潜り込んだのだった。

おすすめ ポイント

シェイクスピアと、ヴァイオラとの結ばれぬ恋を描いた作品です。

今でこそ俳優とは華やかなイメージですが、シェイクスピアの時代の俳優は一般的にはいやしい仕事と認識されていました。

特に女性の演技は許されておらず、男性が女装して女役を演じるといった感じでした。

日本の歌舞伎みたいなものですね。

さて、この映画のすばらしさはそのストーリーでしょうか。決して複雑ではないのですが、わかりやすく、かつクライマックスには私たちの痒いところにもしっかり手が届くように作られています。

ロミオとジュリエットさながらに二人の恋も哀しい結末に終わるのですが、ラストの史実と希望への結び付け方が見事です。

気になる人は見てみてください。僕はこれもソフトで所有しています。いい映画だもん。



おすすめ映画60. JOKER

作品概要
公開 2019年/アメリカ/122分
監督 トッド・フィリップス
主演 ホアキン・フェニックス
評価
Yahoo!映画・・・4.1
映画.com・・・3.9
Filmarks・・・4.1

あらすじ

アーサー・フレックはコメディアンを目指す中年男性。
病気の母を抱え、孤独で貧しい日々を送っている。

彼は脳の損傷により、発作的に笑い出すという病気を抱えながらピエロの扮装をしてあらゆる場所に派遣される仕事をしていた。
しかし、ある時とある店のセールの看板を持って仕事をしていたときに街の不良達に襲われ、看板は壊され、自身も酷い暴行を受ける。

アーサーは同僚から護身の一つとして銃を渡されるが、小児病棟で 子供達の慰問の仕事をしていたときに携帯していた拳銃を落としてしまい、雇用主から「なぜ小児病棟に拳銃を持ち込んだのか」と詰問され、雇用先をクビになってしまう。

失意のあまりピエロメイクのままで電車に乗るアーサー。すると向かいの若い三人組の男が女性に絡んでいるのが目に入る。

苛立ちながらも傍観を決め込むアーサーだったが、そんなときに笑いの発作が出てしまう。
それをきっかけに男達のからかいの対象はアーサーに切り替わる。
やがてからかいは暴行へと変わり、耐えきれなくなったアーサーは一人を射殺。そして続けて残りの二人も射殺する。

この事件を機に、アーサーの中の狂気が徐々に芽生えてゆく。

おすすめ ポイント

ベネチア国際映画祭でも金賞っを受賞するなど、いわゆる「スーパーヒーロー映画」とは一線を画する作品に仕上がっていた『JOKER』。同じくジョーカーを描いた名作『ダークナイト』をも凌ぐ狂気への吸引力を持つ作品に今作は達したのではないでしょうか。

ホアキン・フェニックスは本作のために24㎏もの減量を果たし、痩せ細った肉体をスクリーンに晒しています。

彼が演じたアーサーのままならぬ人生の理不尽と不幸に思わず「果たして、自分がアーサーであったなら、ジョーカーとして生きることを否定できるだろうか?」と問いかけてしまいます。

そんな一人一人へナイフを突きつけるような迫力でひたすら圧倒される映画はやはり近年『JOKER』を置いて他にはないと言えるでしょう。




おすすめ映画61. エド・ウッド

作品概要
公開 1994年/アメリカ/124分
監督 ティㇺ・バートン
主演 ジョニー・デップ/マーティン・ランドー
評価
Yahoo!映画・・・3.59
映画.com・・・3.1
Filmarks・・・3.4

あらすじ

エド・ウッドは映画監督としての成功を夢見る若者。情熱はあるものの、才能がなく、同い年で成功を納めるジョージ・ウェルズと自分を比べながら悶々とした日々を過ごしていた。

そんな中に舞い込んだ、『世界初の性転換手術成功』のニュース。エド・ウッドは自身の女装癖も織り混ぜて、プロデューサーに監督させてくれるように頼み込む。

晴れて出来上がったその作品、『グレンとグレンダ』は性転換の作品ではなく、女装癖のある男と科学者もいるわけのわからない作品となってしまった。

当然スポンサーは怒り出すが、エド・ウッドには新しい出会いがあった。

かつてホラー映画で一世を風靡した役者、ベラ・ルゴシである。

ベラ・ルゴシの名前を全面に押し出し、エド・ウッドは更なる作品を撮ろうとするも、またも評価は酷評の嵐。

スポンサー探しも難航するが、洗礼を条件に教会が新作のスポンサーになることに。

こうして撮影が始まった『プラン9フロムアウタースペース』だが、その撮影の最中、ベラ・ルゴシが死去。

また、スポンサーの過大な干渉にも嫌気がさし、スタジオを飛び出すことに。

しかし、ある人物との邂逅が、エド・ウッドに映画への情熱を取り戻させ、そしてかれの最高傑作『プラン9アウタースペース』が完成する。。。

おすすめ ポイント

世界最低の映画監督して映画ファンには有名なエド・ウッド
(※一般的にはまだまだ無名なんですけどね!)

本作はジョニー・デップとティム・バートンの定番コンビでそんなエド・ウッドの黄金期を描いた作品です。とはいっても、エド・ウッドの映画で当時評価された作品は皆無。彼が映画製作に情熱を捧げていた時期としての黄金期です。

エド・ウッドの映画への愛情、ひたむきさをティム・バートンがどこまでも優しい視点で取り上げています。

映画に対する情熱と愛情だけで突っ走ったエド・ウッド。前向きになれる作品です。



おすすめ映画62. 座頭市

作品概要
公開 2003年/日本/115分
監督 北野武
主演 北野武/浅野忠信
評価
Yahoo!映画・・・3.78
映画.com・・・3.5
Filmarks・・・3.5

おすすめ ポイント

今作の座頭市ではその圧倒的な暴力描写はそのままに、今までの間を埋め尽くすかのごとくセリフの多い作品となっています。

時に説明過度かな?と思うまでの台詞があったりしますが、初めて北野映画を観るにはいいのではないでしょうか。

北野武監督いわく

『上手いんだか不味いんだかわからない料理ばっかり作ってるから、今度は上手い料理を作ってやろうと思った』とのこと。

その言葉の通り、当時の北野作品は座頭市が興行面で一番高い数字を記録しました。

さて、作中最強の座頭市、設定上は金髪碧眼ということで、何を意図しているのかということは明白ですね。

わかりやすいエンターテインメントだけではなく、皮肉や揶揄が込められているのも北野武監督らしいです。

おすすめ映画63. マチェーテ

created by Rinker
ソニーピクチャーズエンタテインメント
作品概要
公開 2010年/アメリカ/105分
監督 ロバート・ロドリゲス
主演 ダニー・トレホ/ジェシカ・アルバ
評価
Yahoo!映画・・・3.73
映画.com・・・3.5
Filmarks・・・3.6

あらすじ

メキシコの麻薬王トレースに妻子を殺害されたメキシコの連邦捜査官マチェーテ。現在はテキサスで不法移民として日雇い労働の身分に身を落としていた。
そんな中、不法移民嫌いのマクラフリン上院議員を暗殺してほしいという依頼が彼のもとに届く。報酬は15万ドル。断れば強制的に国外退去。

マチェーテに選択の余地はなかった。

いざ、暗殺実行の日。上院議員に狙いを定めるマチェーテ。いざ引き金を引こうとした瞬間、別の男がマチェーテを狙っているのが目に入る。
間に合わず、逆に狙撃されるマチェーテ。実は一連の依頼は暗殺未遂を逆手に取り、移民政策を推し勧めようとする上院議員の罠でもあった。
病院に運び込まれるマチェーテ。彼は静かに復讐の炎を燃やしていく。

おすすめ ポイント

ダニー・トレホの初主演映画。軽~い気分で見れちゃうエンターテインメントムービーです。

もともとは「プラネット・テラー in グラインドハウス」の偽予告編でしたが、3年越しで祝・映画化!となった作品。

ロドリゲス節炸裂!今回も相変わらずのバカバカしい小道具(バイクにガトリングガン付けたりとか。。)が満載!

グロテスクかつブラックでシュールな描写も健在。
人間のハラワタがびぇーって出ちゃうんですが、それで飛び出た腸をロープ代わりにする、というと、ある意味ブラックなギャグにも思えます。まぁ実際そうなんでしょうけど。

上にも書いたように、もともとはグラインドハウスのニセ予告編の1つでしかなかったんですが、予告編のカットを寸分違わず再現してみせるあたり、ロバート・ロドリゲスの強いこだわりを感じます。

まるで子供のように、撮りたい映画を撮りたいように撮っている、そんなようにも見えてしまう作品でもあります。

ちょっとエッチなシーンもあったりして、男の子の夢満載ですね笑。



おすすめ映画64. マンマ・ミーア!

作品概要
公開 2008年/イギリス、アメリカ、スウェーデン/108分
監督 フィリダ・ロイド
主演 メリル・ストリープ/ピアース・ブロスナン
評価
Yahoo!映画・・・ 3.72
映画.com・・・3.6
Filmarks・・・3.7

あらすじ

結婚式を控えたソフィは母親のドナに内緒でドナの名を借りて三人の男性に招待状を送る。

ビルとサム、そしてハリー。

実はその三人の中にソフィの本当の父親がいるのだった。

なにも知らずに20年ぶりに母親のドナに会いに来るビルとサム、ハリー。

そのころ、ドナの女友達のロージーとターニャも島に駆けつけていた。暫しの再会を楽しむ三人。

ドナとサム、ハリー、ビル達三人もそれぞれ再会する。できすぎた偶然に驚くドナ。

しかし、ドナは一方で娘を見捨てた父親達を許せずにいた。

おすすめ ポイント

ABBAの楽曲が全面に使用されたミュージカル映画。イギリスではタイタニックを凌ぐヒットになったそうです。

初めに観た時はなんだか微妙でしたが、繰り返し観ていく中で好きになりましたね。

やはりABBAの楽曲の魅力と全編通してシリアスさの薄い、楽しいストーリーは日常の中でサクッと軽い気分で観れるので、おすすめです。

おすすめ映画65. ダイ・ハード

作品概要
公開 1987年/アメリカ/131分
監督 ジョン・マクティアナン
主演 ブルース・ウィリス/アラン・リックマン
評価
Yahoo!映画・・・4.47
映画.com・・・4.0
Filmarks・・・3.9

あらすじ

おすすめ ポイント

観ながら本当にすごい作品だなと改めて感じました。

というのは、最近映画を全編通して観るのが凄く疲れるんですよ。実はね。

もしかしたらブログやってるから、どういうレビュー書こうかとかまで考えているせいもあるかもしれないんですが。

なのでいつもは何日間かかけて一本を観ているんです。

でもこのダイハードは久々にゴハンも食べずに最後まで見終わった作品ですね。もちろん観るのは初めてではないですよ。

今作のアクション映画における功績は、アクションはもちろんだけれども、それ以上に逆境の中で、頭脳の面であったり、最初から超人ではなかったりする、いわゆる『リアリティー』のあるところかな?と思います。

さて、僕が個人的にこの映画の真の主人公だと思っているのが、ロサンゼルス警察のアル。

子供を誤射してしまった経験から銃が抜けなくなり、内勤へ移動。

しかし、本作では警察の中でもっともマクレーンを信頼し、またマクレーンもアルへは全幅の信頼を寄せています。

事件を自分の手柄としたいロサンゼルス市警や、マニュアル通りの対応に終始するFBIとは対照的に、一人で奮闘するマクレーンを庇い、また無線を通じてサポートもします。

窮地に陥ったマクレーンが妻へのメッセージを託したのもアル。

ラスト、カールを射殺したアルですが、このときはじめてかつてのトラウマから抜け出したことがわかります。

マクレーンの奮闘と勇気を誰よりも感じていたからでしょう。

ダイ・ハードはアクションだけでなく、アルの成長物語でもあり、ジョン・マクレーンとの男の友情に胸を熱くする映画でもあります。

本当に面白い、アクション映画の名作であり、金字塔です。




おすすめ映画66. THE有頂天ホテル

作品概要
公開 2006年/日本/136分
監督 三谷幸喜
主演 役所広司/戸田恵子
評価
Yahoo!映画・・・3.36
映画.com・・・3.4
Filmarks・・・3.5

あらすじ

大晦日、新年のカウントダウンパーティを控えた高級ホテル・アバンティ。
ホテルの副支配人である新堂はアシスタントマネージャーの矢部とともにパーティーの準備に余念がない。
ベルボーイのアルバイトをしていた憲二は音楽の夢をあきらめ、故郷へ帰るため、大晦日がバイト最後の日だった。
他にも多くの人々がそれぞれの事情や思いを抱いてアバンティに集まっていた。
トラブルが続出する中、カウントダウンパーティまでの時間は過ぎてゆく。
無事に新年を迎えることはできるのか?

おすすめ ポイント

おすすめ映画67. ビッグ・フィッシュ

作品概要
公開 2003年/アメリカ/125分
監督 ティム・バートン
主演 ユアン・マクレガー/アルバート・フィニー
評価
Yahoo!映画・・・4.10
映画.com・・・3.9
Filmarks・・・3.9

あらすじ

身重の妻を抱えたウィルは余命幾ばくもない父親のお見舞いに行くことに。

ウィルが幼い頃から巧みな話術で人を楽しませてきた父、エドワード。

しかし、大人になるにつれて、エドワードの話を疑うようになってしまう。
そしてウィルの結婚式でも同じ『ホラ話』をしようとする父に対して不満が爆発。

それから親子は疎遠に。

そんな関係の中で、ウィルはエドワードのことを確かめようとする。

エドワードの話に出てきた女性のもとへ真相を確かめにいくウィル。

そこで確かに作り話もあったが、父の話には真実もまた多く含まれていることを知る。

なにより、エドワードがどれだけ人を愛し、愛されてきたのか。それまで知らなかった、父の人生の歩みにウィルは向き合うことになる。

おすすめ ポイント

たしか当時ネットで「感動する映画」とかで検索したらこの作品がチラホラ出てきてたんです。それで観たんですけど、いい映画でしたね。

父と息子の絆を取り戻すストーリー。

エドワードが亡くなった後にホラ話と思っていた父の話の登場人物が続々と葬儀に参列しに集まる。
このシーンだけで感動しますね。

母と娘が仲良くなるのとは対照的に、父親と息子が反目しがちになるのは、やはり息子にとって父親はある意味で乗り越えなければならない『壁』でもあるのでしょう。
その意味では親子でもあり、ライバルでもあるんですよね。
おそらくウィルにとってもエドワードはそういう風に感じられていたのではないでしょうか?
エドワードの歩みを知ることで初めて父親としてではなく、一人の人間としてエドワードを認め、許せるようになる。
ウィルもその過程を通して成長していると思うんです。

父と息子のあたたかいストーリーの『ビッグ・フィッシュ』、おすすめです。




おすすめ映画68. ローマの休日

作品概要
公開 1953年/アメリカ/118分
監督 ウィリアム・ワイラー
主演 オードリー・ヘプバーン/グレゴリー・ペック
評価
Yahoo!映画・・・4.51
映画.com・・・4.1
Filmarks・・・4.1

あらすじ

オードリー・ヘプバーン演じるアン王女の多忙なヨーロッパ各国への表敬訪問の様子から映画は幕を開ける。

スピーチの内容は丸暗記。質疑応答や会話も機械的にこなそうとするアン王女。

自分の使命もわからず、ただロボットのように動くだけの日々。

ついにアン王女は忙しい公務のストレスで思わずお城を抜け出してしまう。

恋愛映画を超えた不朽の名作

当時新人女優だったオードリー・ヘプバーンの瑞々しさ、美しさはもちろんのこと、個人的な恋愛を国家間の友好にまで昇華させるストーリーの素晴らしさ。

ジョーとの交流で初めて知った「愛」によって自分の使命に気づいたアン王女は、自分の言葉で世界の友好は実現できると記者たちに語りかけます。

立場の違うものであれど、未来のために協調するべきだと。

赤狩りが吹き荒れていた当時、ワイラーはこのメッセージをラストシーンに込めたと言います。

『ローマの休日』は個人的なハッピーエンドを超えた結末と相まって恋愛映画を超えた不朽の名作として名を残すことになりました。

おすすめ映画69. ホーム・アローン

作品概要
公開 1991年/アメリカ/102分
監督 クリス・コロンバス
主演 マコーレー・カルキン/ジョー・ペシ
評価
Yahoo!映画・・・4.12
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・3.8

あらすじ

8歳の少年ケビンはクリスマスを前に家族と喧嘩してしまう。「家族を消してくれ」と神様に願うケビン。
一方、家族は家族でクリスマス旅行の前日の停電で目覚ましがリセットされ、大慌て。そのせいでケビンを忘れて家を出てしまう。
翌朝、目覚めたケビンは願いがかなったと大はしゃぎ。、1人暮らしを満喫するが、ケビンの家を2人組の泥棒が狙っていたー。




おすすめ映画70. レヴェナント 蘇えりし者

作品概要
公開 2016年/アメリカ/157分
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
主演 レオナルド・ディカプリオ/トム・ハーディ
評価
Yahoo!映画・・・3.65
映画.com・・・3.7
Filmarks・・・3.8

あらすじ

1823年のアメリカ。毛皮ハンターたちは先住民の襲撃に怯えながらも仕事をこなしていた。

先住民との間に子供をもうけたヒュー・グラスはその子供のホークとともにガイドとしてハンターたちの一団に参加していた。

ある時グラスはクマに襲われ瀕死の重傷を負う。元からと折り合いの悪かったジョン・フィッツジェラルドは瀕死のグラスを見殺しにしようと考え、子供のホークを或る害。

グラスはジョン・フィッツジェラルドへの復讐を胸に荒野を生き抜いていく。

おすすめ ポイント

数ある映画のなかでも素晴らしい画を見せてくれるのが本作。

全て自然光だけで撮影されたその美しさは自然の厳しさ、雄大さを存分に語りかけます。

ちなみに主演のレオナルド・ディカプリオはこの作品で生肉を食べたり、全裸で馬の中で眠ったりとかなり体を張った圧巻の演技を披露。オスカーを獲得しています。

この映画に関しては音楽も特筆すべきポイント。

担当は坂本龍一氏。素晴らしい楽曲を提供されています。

決して映画以上に音楽が雄弁に語りすぎることもなく、必要以上にメロディに寄り添うこともなく、それでいて一つ一つの音は映画の目指すところに完璧にマッチしています。

全編通してサバイバルであったり、目を見張るシーンも出てきますが、とても丁寧に作り込まれた映画だと思います。是非一度見てみてほしい、おすすめの映画です。




おすすめ映画71. ステキな金縛り

作品概要
公開 2011年/日本/142分
監督 三谷幸喜
主演 深津絵里/西田敏行
評価
Yahoo!映画・・・3.66
映画.com・・・3.6
Filmarks・・・3.5

あらすじ

宝生エミは失敗ばかりの落ちこぼれ弁護士。

上司から最後のチャンスとして矢部五郎の事件を任される。

任務は妻殺しの容疑をかけられている矢部五郎の無罪を証明すること。

矢部五郎は自分のアリバイとして、『その日は旅館に泊まっていたが、幽霊のせいで金縛りにあい、旅館からでることができなかった』との証言をする。

そこで宝生エミは同じ旅館に泊まってみることに。

そこで証言とおなじ落武者の幽霊(更科六兵衛)が出現。

驚くエミだが、これがチャンスとばかりに裁判での証言を要求。

前代未聞の幽霊を証人とした裁判の行衛は果たして?

おすすめ ポイント

三谷幸喜監督、法廷ものが好きなことでも知られていますが、今作はまさに法廷もの。

限られた人にしか見えない『幽霊』を題材にした、法廷サスペンス・コメディーともいえる作品に仕上がっています。

前回の「マジック・アワー」ではシリアスな役柄ゆえに「アドリブ禁止令」がでていた西田敏行さんですが、今作では打って変わって大はしゃぎな幽霊を演じています。

西田敏行さんいわく、戸田恵子さんを本気で笑わせにかかったが、彼女は決して笑わなかった、とのこと。

個人的には生瀬勝久さんとの絡みのシーンが好きです。

生瀬さん演じるタクシードライバーの車に乗せてもらう宝生と落ち武者の更科六兵衛なのですが、ドライバーには宝生しか見えません。
エミは落ち武者の外見についてあらゆることを六兵衛に尋ねますが、くしくも生瀬さん演じるタクシードライバーも落ち武者のような髪型。。。

生瀬さんはもちろんのこと、阿部寛さんなどコメディもいける俳優さんの共演なのでコメディ作品としてもレベルが高いです。

おすすめ映画72. イコライザー

作品概要
公開 2014年/アメリカ/132分
監督 アントワーン・フークア
主演 デンゼル・ワシントン/マートン・ソーカス
評価
Yahoo!映画・・・3.93
映画.com・・・3.7
Filmarks・・・3.7

おすすめ ポイント

久々にノンストップで観れたエンターテインメント作!

社会派の作品に出てるイメージの強いデンゼル・ワシントンですが、こういうアクションエンターテインメント作でも違和感なく演じ分けられるんですね!

元CIAで、妻をなくしたホームセンターの警備員が主人公の今作。
彼の日課は妻が読んでいた本のリストを最後まで読むこと。いつものように本を読んでいたカフェで知り合った娼婦のアリーナ。彼女を元締めの組織にボコボコにされた、その復讐のためにデンゼル・ワシントンが在りし日の力をもって一人で組織壊滅に動き出すというストーリーですが、デンゼル・ワシントンの無敵感・万能感がハンパない。。。

通常の作品だとそれが冗長に感じられる原因にもなってしまうのですが、今作はそんなこともなく面白く楽しめる作品に仕上がっています。

デンゼル・ワシントンの無敵感も逆にここまでくると爽快だったりしますね。



おすすめ映画73. トゥルーライズ

作品概要
公開 1994年/アメリカ/141分
監督 ジェームズ・キャメロン
主演 アーノルド・シュワルツェネッガー/ジェイミー・リー・カーティス
評価
Yahoo!映画・・・3.97
映画.com・・・3.4
Filmarks・・・3.5

おすすめ ポイント

フランスの映画『La Totale!』を気に入ったシュワルツェネッガーが、ジェームズ・キャメロンにリメイクを持ちかけ製作が決定した本作。史上初めて制作費が一億ドルを超えた作品でもあります。

小学生の頃から何度も見ていますが、まさにエンターテインメントの見本のような映画ですね。

シリアスなアクションではなく、全体にコメディの雰囲気もあるので、軽くサラッと観れちゃいます。

前半はスパイ組織で働く、シュワルツェネッガー演じるハリーが、妻の浮気を知り、組織の力を総動員して真相を暴くストーリー。

敏腕スパイでも、家族のこととなると簡単に取り乱してしまうハリー。

シュワルツェネッガーのアクションだけではなくコメディもできる部分が上手く生かされています。

流石はジェームズ・キャメロンといったところでしょうか。

後半はセールスマンの仮面を剥ぎ取り、家族のために奮闘するシュワルツェネッガー。

シュワルツェネッガーのアクションもコメディも堪能できる、おすすめのエンターテインメント作品です。

おすすめ映画74. ラ・ラ・ランド

作品概要
公開 2016年/アメリカ/126分
監督 デミアン・チャゼル
主演 ライアン・ゴズリング/エマ・ストーン
評価
Yahoo!映画・・・ 4.08
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・3.9

おすすめ ポイント

冒頭のダンスシーンから映画の世界に没頭させてくれる作品ですね。

一瞬で映画の世界に引き込まれるダンスと歌と。そしてフラッシュ・モブのような演出!心が思わずワクワクして浮き立ってしまいます。

見所はなんといってもミュージカルシーン。楽曲の良さはもちろんのこと、凝った演出や、長回しで撮影されたシーンの凄さは是非観てみて欲しいですね。

特に前述のオープニングシーンはその極致ともいえる驚きのカメラワークと演出が思う存分堪能できます。

オープニングの曲「Another Day of Sun」はどんな夢や想いを抱いてミアとセブのそれぞれがロサンゼルスへ向かっているのかが歌われ、まさに二人を代弁するかのような歌詞になっています。

一歩間違えればその辺の量産型ラブコメ映画に堕してしまいそうなところを、ほろ苦い味付けで一気に大人の恋愛映画の傑作にまで昇華させるのです。そのさじ加減がまさに絶妙。

まるで昔の古い、けれども良質な作品を現代に再構築したように感じますね。

いい意味で甘すぎない、大人の恋愛映画です。



おすすめ映画75.斉木楠雄のΨ難

作品概要
公開 2017年/日本/97分
監督 福田雄一
主演 山﨑賢人/橋本環奈
評価
Yahoo!映画・・・3.06
映画.com・・・3.0
Filmarks・・・3.1

おすすめ ポイント

主人公の斉木楠雄は生まれながらの超能力者。そのために努力せずにすべてを思い通りにできる能力を疎ましく思い、常々目立たぬように普通でいたいと願っている高校生なのですが、その能力ゆえの気苦労や、アクの強いクラスメイトに振り回されたり世話を焼いたり・・・。

斉木楠雄の気苦労とホンネのギャップに思わず笑ってしまいます。

僕がこの作品の魅力として思うのはこの映画が起承転結をほとんど感じさせない日常の物語だということ。例えば『君の名は。』では瀧と三葉が入れ替わり、それぞれの日常を戸惑いながらも過ごしていく前半が好きでした。

しかし、多くの映画はストーリーを作ってしまいます。それは私たちに感情の起伏や緊張感を与え、クライマックスでのカタルシスを生み出すのに最適なのは充分にわかるのですが、反面、ジェットコースターに乗る前のような気持ちにさせられるのも事実です。

それと比較するとこの『斉木楠雄の災難』はいろんなトラブルの種を楠雄の目線で紹介しつつも文化祭の日の一日を追うだけで、大きなストーリーはありません。ドライブに例えるなら急カーブやいきなりトンネルに入った、みたいなことがないんですよね。

そういった独特のゆるさも僕はこの映画の好きなところです。オススメ!

おすすめ映画76.パシフィック・リム

作品概要
公開 2013年/アメリカ/131分
監督 ギレルモ・デル・トロ
主演 チャーリー・ハナム/菊地凛子
評価
Yahoo!映画・・・3.89
映画.com・・・3.7
Filmarks・・・3.7

ギレルモ・デル・トロの怪獣愛溢れる圧倒的エンターテインメント!

随所に見られる日本の特撮・ロボットアニメの影響、そしてハリウッドならではの圧倒的な迫力ある映像。

監督のギレルモ・デル・トロは尊敬する人物に『攻殻機動隊』などで知られる押井守や『ゴジラ』や『ウルトラマン』シリーズの円谷英二の名を上げるなど、日本のアニメ、怪獣、特撮映画に造詣が深いことでも知られています。

今作でも登場するモンスターは劇中で『カイジュウ(=怪獣)』と呼ばれ、また日本人キャストとして菊地凛子が登場したりと日本とは所縁の強い作品となっています。

このように、日本の特撮やロボットアニメへのオマージュや元ネタを探しだせば限りなく見つけ出せると思います。

それらの要素を現在のハリウッドの技術とストーリーで時代に合わせて再構築したのがこのパシフィック・リム。

『パシフィック・リム』に限ってはただただ日本のDNAを宿した圧倒的なエンターテインメントを楽しむのが正解!

本当に面白いおすすめの作品です。



おすすめ映画77.アンブレイカブル

作品概要
公開 2000年/アメリカ/107分
監督 M・ナイト・シャマラン
主演 ブルース・ウィリス/サミュエル・L・ジャクソン
評価
Yahoo!映画・・・3.21
映画.com・・・3.1
Filmarks・・・3.4

あらすじ

フィラデルフィアで、131人もの乗員・乗客が死亡する列車の脱線事故が起きた。

その中の唯一の生存者、ディヴイッド・ダン。彼は彼以外の全員が死亡した事故においても全くの無傷であった。

そんな彼にある人物が接触を図ってくる。

その人物はコミック関連の画商をしているイライジャ。彼は『自分と対極で、壊れない人間がいるはず、そしてその人こそがスーパーヒーローのはずだ』とディヴイッドに語る。

イライジャと会ううちに自分が幼いことから怪我や病気をしたことがないと気づくディヴイッド。そして彼は自分の能力が何のためにあるのか、そして自分の存在意義は何かを問うようになる。

よく捻られた大人向けのおすすめヒーロー映画

「ヒーローとは何か?」「ヒーローとはどういう人間なのか」を現実世界のなかで逆説的に突き詰めていくのが斬新だと感じました。

生まれつきの疾患で骨が脆く、壊れやすい『ミスター・ガラス』こと、イライジャ。

イライジャは母親に買い与えられたことがきっかけでコミックの収集家となり、いつしか、『自分と対極で、壊れない人間がいるはず、そしてその人こそがスーパーヒーローのはずだ』と言う考えを持つようになります。

このストーリーの斬新なところはブルース・ウィリス演じるディヴイッドがヒーローとしての自身に気づくまでのプロセス。その自覚もあるわけではなく、また闘いの場において自らのヒーローとしての資質や適性に気づくわけではない、ただ、イライジャの問いに対して半信半疑ながらも徐々に自らの特異性に気づいていく。

そしてその間に目立ったアクションシーンなどもなく、ヒーロー映画というよりもスリラーのように見せていきます。

地味に感じるかもしれませんが、独特の緊張感がつづき、退屈さはありません。

そして、イライジャに導かれるようにヒーローとしての自分に気づいたディヴイッド、そして、イライジャもまた、ヒーローとは対極の存在である自分の真実の姿=ヴィランとしての自己を認識していくのです。

それはヒーローという概念が存在すると仮定した世界では必然のこと。

「アンブレイカブル」、大人向けのヒーロー映画としてオススメです。



おすすめ映画78.&79.「深夜食堂」シリーズ

2016年/日本
監督
松岡錠司
主演
小林薫

おすすめポイント

小林薫の語り口と優しいギターの音色、そして、料理をする生活の音。

地味だけれども良質で丁寧。そんな映画の世界に冒頭からどこか癒されてしまいます。

深夜から朝にかけてしか開かない、『深夜食堂』。

そこに集う、それぞれの人間模様。

二時間かけてひとつのストーリーを紡ぐのではなく、短編小説集のように、いくつかのそれぞれの物語を描いているのも良かったです。

人々が集う深夜食堂。そのシーンだけは何も飾り気もなく、観る人をただただ無防備に受け入れてくれます。

決してきらびやかではなく、地味なんだけれども、丁寧で繊細。

芝居がかった芝居もなく、控えめな演技が心に響きます。

テレビドラマの映画化って中々食わず嫌いで敬遠しがちなのですが、この作品は本当におすすめの作品ですね。



おすすめ映画80. 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

作品概要
公開 2018年/日本/115分
監督 李闘士男
主演 榮倉奈々/安田顕
評価
Yahoo!映画・・・3.47
映画.com・・・3.4
Filmarks・・・3.4

あらすじ

安田顕演じる夫の加賀美じゅん、バツイチで今の妻は三年前に結婚したちえ。

じゅんは以前の妻との結婚の失敗により、三年目に改めて婚姻関係を継続するか、互いに確認するというルールを設けていた。

そして、その三年目のある日、じゅんが家に帰ると、妻のちえが口から血を流して倒れていた。

ちえはその後も手を変え品を変え、ありとあらゆる死んだふりをするが、じゅんは家に帰ると妻が必ず死んだふりをする真意がわからずにやきもきする。

妻が必ず死んだふりをする、その理由はなんなのか?

おすすめ ポイント

もともとはヤフー知恵袋に投稿されたひとつの質問でした。

それが一本の映画にまでなってしまうとは、凄いのひとこと。

主演は安田顕と榮倉奈々。

めちゃくちゃ面白い!とか、名作!といった映画ではないのですが、のんびりと観ていられる良作だと思います。

ダンナさんが返ってくるといつも死んだふりをしている、こんな奥さん、僕はすごく素敵でかわいいなぁと思います。(無駄遣いはNG)

そんなほのぼの感が観ているこちらまで癒してくれますね。

妻の死んだふりはやがて『結婚とは何か?』を問う物語にまで発展しています。

もちろんコメディなのでサクッと観れるのも嬉しいですね。久々に純粋に映画を楽しめた感じがします。

おすすめ映画81.ボヘミアン・ラプソディ

作品概要
公開 2018年/アメリカ/134分
監督 ブライアン・シンガー
主演 ラミ・マレック/ルーシー・ボイントン
評価
Yahoo!映画・・・4.54
映画.com・・・4.2
Filmarks・・・4.2

おすすめ ポイント

伝説のバンド、クイーンの成功と不和、復活までのストーリーを、フロントマンのフレディ・マーキュリーを中心にドラマティックに描いています。

『ライブ・エイド』のステージをほぼノーカットで再現したラストはまさに圧巻。

会場となったウェンブリースタジアムですが、臨場感がすごかったですね。

まるでライブに参加しているかのような感覚さえ覚えるこの場面、これは映画館で観た方がいいかも。

フレディのパフォーマー、ミュージシャンとしての才能を存分に堪能できます。

事実を映画的に脚色している部分もあるのですが、それが余計に映画としての完成度を高めています。

世界的に大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』、クイーンに興味のない人でも満足できる映画だと思います。



おすすめ映画82.トイ・ストーリー3

作品概要
公開 2010年/アメリカ/103分
監督 リー・アンクリッチ
主演 トム・ハンクス/ティム・アレン
評価
Yahoo!映画・・・4.53
映画.com・・・4.2
Filmarks・・・4.0

あらすじ

「トイ・ストーリー」から十数年後。かつては4歳だったアンディも17歳となり、今ではおもちゃで遊ぶこともなくなった。
アンディは大学進学を控えており、引っ越しの準備を進めていた。
母親からは屋根裏部屋にしまうものと、大学へもっていくものを分別するようにいわれており、ウッディ以外のおもちゃを屋根裏行きに考えていたが、ごみ袋に詰めていたために、母親に間違えてゴミに出されてしまう。
バズやジェシーらはアンディに裏切られたと絶望し、真相を知るウッディの言葉にも耳を貸そうとしない。彼らはごみ収集車から逃れ、サニーサイド保育園への寄付用の段ボールに潜り込む。
園児たちに遊んでもらうことを楽しみにしていたバズやジェシーらおもちゃだったが、そこはクマのぬいぐるみのロッツォが支配する、恐怖の場所だった。

おすすめポイント

1995年に公開された第一作目の「トイ・ストーリー」から15年。4歳だったアンディも17歳となり、今ではおもちゃで遊ぶこともなくなっています。

誰しも経験のあるおもちゃからの卒業をテーマにした今作。アニメ史上に残る名作ではないでしょうか?

おすすめポインㇳはなんといってもクライマックスシーン。

おもちゃにとっての幸せを追求するストーリーの中で、おもちゃとの別れというクライマックスをこれほど感動的に、そして幸せに描いた作品は後にも先にもこの作品しかなく、また、この作品を越える作品も出てこないかもしれません。

間違いなくおすすめ。イチオシの作品です。



おすすめ映画83.クリード チャンプを継ぐ男

作品概要
公開 2015年/アメリカ/133分
監督 ライアン・クーグラー
主演 マイケル・B・ジョーダン/ シルヴェスター・スタローン
評価
Yahoo!映画・・・4.06
映画.com・・・3.9
Filmarks・・・4.0

あらすじ

元世界チャンピオン、アポロ・クリードの非嫡出子であるアドニスはアポロの正妻の元で何不自由なく暮らしていた。

しかしアドニスには父親と同じボクサーになりたいという思いがあった。にはアポロの最期からその思いを反対されるが、アドニスは仕事もやめ、本格的にボクサーへの道を歩むことを決意する。

父のアポロがかつて通っていたジムを訪ねるも、金持ちのアドニスは相手にしてもらえない。

そこで、父の宿敵であったロッキーのもとを訪ねることに。

閉店後のエイドリアンズを訪れ、自身がアポロ・クリードの息子であることをロッキーに伝える。一度はコートを断ったロッキーだったが、アドニスの熱意についにはコーチを引き受けることに。

アポロ・クリードの息子であることを隠したまま、試合に臨んだアドニス。初戦を勝利で飾るものの、アポロ・クリードの息子であることが新聞に掲載されてしまう・・・。

おすすめ ポイント

クリード チャンプを継ぐ男」は2015年に公開されたボクシング映画の名作「ロッキー」のスピンオフ作品。

『ロッキー・ザ・ファイナル』でロッキーのボクサーとしての戦いは終わったのかもしれません。しかし、クリードでもロッキーは変わらずに戦い続けます。

病気と、自分の人生と。
クリードではポーリーも亡くなっており、ロッキーは孤独な生活のなかですごしており、どこか厭世感すら感じさせます。
そんなロッキーに対してアドニスの存在がどう変化を起こしていくのかは見所のひとつ。

ロッキーシリーズからのキャストを制限し、あくまでもクリードの物語ではあるものの、ロッキーシリーズの最終章『ロッキー・ザ・ファイナル』で語られる

『人生ほど重いパンチはない、それでも諦めずに前に進み続けなければならない』

この言葉そのままに、例えボクシングからは退いたとしても、生きている限り戦いの連続なんだと、それでも諦めない強さが必要なのだと闘病するロッキーを通じて感じさせられます。

それこそが今作に至るまでロッキーシリーズを貫いてきた変わらない信念でありメッセージなのだと思います。このサイトを見ている全ての人におすすめしたい映画です。



おすすめ映画84. ノッティングヒルの恋人

作品概要
公開 1999年/アメリカ/123分
監督 ロジャー・ミッシェル
主演 ジュリア・ロバーツ/ヒュー・グラント
評価
Yahoo!映画・・・4.09
映画.com・・・3.8
Filmarks・・・3.9

おすすめポイント

「ノッティングヒルの恋人」は1999年公開のジュリア・ロバーツ・ヒュー・グラント主演の恋愛映画です。

冴えない男と、スター女優が恋に落ちる。

古典的なプロットですが、演じた俳優の魅力が映画を傑作に仕上げています。

序盤はできすぎたようにトントン拍子にジュリア・ロバーツ演じるアナとヒュー・グラント演じるウィリアムの恋は進展していきます。かといってありきたりのストーリーで退屈かといえば意外とそうでもなく、日常の生活のなかにいきなりスターが現れたウィリアムの友人の戸惑いは今作のメインのコメディパートになっていますし、そこに自然に馴染んでいくアナのチャーミングさはストーリーとは別のところでとても魅力的です。

ヒュー・グラントの演じる役柄は冴えない男と共に、『どこか子供っぽさをもった男』というのも非常に多いです。

それはそのまま役柄における『弱点』であったり、乗り越えるべき『課題』になってしまうこともあるのですが、今作に置いてはそれは『純粋さ』というプラスの側面を役柄に与えているように思います。

さて、順調に進んだ二人の恋愛劇はその後ねじれては焦らして焦らして、私たちの『こうなるだろうな』という予想を裏切り続けます。

だからこそのクライマックスの感動はじんわりと胸に温かいものが迫ってきます。久々に素適な恋愛映画を観ました。

おすすめ映画85. ミスター・ガラス

作品概要
公開 2019年/アメリカ/129分
監督 M・ナイト・シャマラン
主演 ジェームズ・マカヴォイ/ブルース・ウィリス
評価
Yahoo!映画・・・3.44
映画.com・・・3.5
Filmarks・・・3.8

あらすじ

デヴィッド・ダンは15年勤めたスタジアムの警備員を退職し、息子のジョセフとともに『ダン・ホームセキュリティ』を経営する傍ら、能力を活かして日夜悪を成敗する裏の顔も持っていた。

ダンが探しているのは少女を誘拐して殺害している殺人犯。ジョセフの推理によって、工場街が怪しいとなり、ダンはその一角を歩いていると、服に赤土の汚れを残したケヴィンとすれ違う。

ダンの能力はすれ違う人に触れると、その人の『罪をおかした場面』が脳裏に浮かぶこと。そして彼自身は何があっても怪我ひとつ負わない「破壊不可能(アンブレイカブル)」な人間なのであった。

すぐさまケヴィンが少女を殺害した場面が脳裏に浮かぶダン。

ダンはとともにその場所を突き止め、監禁されていた少女たちを解放する。

そしてそこに現れたケヴィンの暴力的な人格「ビースト 」と戦うが、力は互角だった。ダンは自分の『破壊不可能』な体質を利用し、窓から外へビーストもろとも転落させる。

しかし、そこには警察も急行しており、ケヴィンはおろか、ダンにも銃口をむけるのだった。ダンは法に依らない自警者として警察から追われる身でもあったのだ。

ケヴィンとダンはイライジャ(通称「ミスター・ガラス」)が収容されている病院に共々収容されることになった。

女医のエリーはダンとケヴィンを別々の部屋に監禁し、彼らの「自分はスーパーヒーローである」という考えを精神病だとして治療を試みようとしていた。

おすすめポイント

シャマラン、完全復活ではないでしょうか?

『スーパーヒーローは現実社会のなかでどのように解釈されるのか?』

今作『ミスター・ガラス』では、彼らの能力はハイレベルではあるが、人間の限界を越えるものではないとされ、スーパーヒーローはすべて彼ら自身の妄想とされます。

ダンも、ケヴィンもその考えに納得し同調しようとしますが、イライジャは頑なに自分の信念を変えません。

『アンブレイカブル』では、圧倒的な知能というよりも、ダンをスーパーヒーローとして覚醒させる導き役として描かれていたイライジャですが、ここでは彼の並外れた『知能』が存分に描かれます。

イライジャはビーストとダンに病院を脱走させ、大観衆の目に触れる超高層タワー(オオサカタワー)で二人をスーパーヒーローとして戦わせることを画策。

しかし、実際は病院の前で、しかもほぼ誰もいない中での戦いとなりました。
ラストではイライジャは初めからオオサカタワーに行く気がなかったこと、そして、真の『目的』のために命を落とす覚悟があったことが明かされます。

その目的とは『スーパーヒーローの実在を世界に知らしめること』。

それは大観衆の前ではなく、文字通りインターネットを通じて世界に発信することでした。そして、新たなヒーローを目覚めさせること。異端を排除せずに、許しあえる社会にしようというメッセージでした。

どんでん返しに次ぐどんでん返しに劇場でめちゃくちゃ興奮しましたね。

アンブレイカブル』『スプリット』のヒーロー総集めで描かれた『ミスター・ガラス』はシャマラン版の『アベンジャーズ』とも言えるでしょう。

そこにブロック・バスターのようなエンターテインメントではなく、ヒーローとしての苦しみ(イライジャは人と異なって産まれた自分の人生を『最低だ』と漏らしています)、そして自らの存在意義を問う、リアリズム溢れる作品に昇華させました。

シャマラン、完全復活です。本当に映画に満足した1本です。おすすめします。




おすすめ映画86. LION/ライオン 〜25年目のただいま〜

あらすじ

インドの小さな村に住む5歳の少年、サルーは兄の仕事についていった帰りに迷子になり、たまたま乗ってしまった電車によって、故郷から1600キロ離れたカルカッタに到着してしまう。

カルカッタでは人身売買目的での子供たちの拉致が起きるなど危険な環境でもあったが、サル―は幼いために母の名前も故郷の名前もしっかり思い出せず、家に帰ることもできない。そのために施設に送られたりするオーストラリアの夫妻の養子にもらわれることになる。

そこで過ごすこと20年。サルーは何不自由なく育ち、進学のためにメルボルンへ向かうことに。そこでできたクラスメイトとのパーティーで出された揚菓子に故郷の兄の姿が思い出さしたサル―はGoogle Earthで故郷の場所を探し始める。

一度サルーの脳裏をよぎった故郷への情景は日増しに大きくなり、どこにいても故郷の家族の姿を見るように。

しかし、それは育ての母に対する裏切りではないかー。

サル―の中で故郷の家族への想いと、今の家族への想いは大きくなるばかりだった。

おすすめ ポイント

Google Earthで家族を見つけるというのが今の時代だなと思います。

ITのいい部分ですね。

今作においては体を動かして探すのではなく、Google Earthを使って故郷を探すため、その分サルーのこれまでの状況であったり、心の葛藤、養父母や友人など周囲の人との関わりが丁寧に描かれています。

一度サルーの脳裏をよぎった故郷への情景は日増しに大きくなり、どこにいても故郷の家族の姿を見るようになります。

しかし、それは育ての母に対する裏切りではないか、今の生活を捨て去ることができるのかー。

しかし、そんなサルーの背中を押したのは育ての母の一言でした。

『立派になったあなたをお母様に見せたい』

こうして訪れない故郷の地。

再会した実の母親との25年ぶりの抱擁。

長きにわたるオーストラリアでの暮らしで、母国語をもはや話せなくなっているサルーに20年間の重みと距離を痛感します。

エンディングには後日談として、オーストラリアの育ての母も伴って再度故郷を訪れているサル―の実際の映像が流されます。

アカデミー賞で作品賞にノミネートされたこともうなずける名作。再会の場面ではホントに泣けます。。おすすめです。

おすすめ映画87.マンチェスター・バイ・ザ・シー

あらすじ

ケイシー・アフレック演じるリーはボストンで便利屋として働く男。周囲を寄せ付けずに、孤独な生活を送るリーの元に、兄のジョーが重体だという知らせが入る。

故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに向かうリーだったが、病院に着いたときにはジョーはすでに息を引き取っていた。

しかし、兄の遺言にはリーを息子のパトリックの後見人にするように書かれていた。予想もしないことに強く拒否するリー。

彼はマンチェスター・バイ・ザ・シーで辛い過去を背負っていた。

そのことが原因で妻のランディとは別れ、マンチェスター・バイ・ザ・シーからボストンへと引っ越していたのだった。

そんなリーにとって、マンチェスター・バイ・ザ・シーは辛い想い出の残る場所だった。

パトリックは今の生活が充実しているため、この故郷に留まりたいと言うが、リーはパトリックとともにボストンへ引っ越すことを望んでいた。

おすすめ ポイント

じんわりと心に沁みる、素直に『いい映画観たなぁ』と思える作品でしたね。

俳優の抑えた演技と、上品な脚本。できすぎたハッピーエンディングや、喋りすぎる台詞などもなく、しっかりした本当にいい出来の作品です。

監督のケネス・ロナーガンはこの映画について、『安易に救いを与えるのは傲慢だ』と発言しています。

もともとマット・デイモンが書いた脚本では主人公が立ち直るまでが描かれる予定でした。しかし、ケネス・ロナーガンはその脚本を改訂し、主人公が立ち直るまでを描かないことにしました。

このことは救済と人生に誠実な姿勢を感じさせます。

以下はケネス・ロナーガンのインタビューより。

本作でもリーは悲劇を乗り越えているわけでも、何か状況がものすごい改善したわけでもないけれども、少なくとも最初の彼と比べれば最後はより人間的になってきていると言えるでしょう。人間性を再び取り戻すことができて、そこから様々な関係がこれから育まれていくのではないかと思えるところは、”ハピアー・エンディング(happier ending)”なんじゃないかというふうに思っています

出典:https://i-d.vice.com/jp/article/kzbdaw/manchester-by-the-sea-interviewhttp://cinefil.tokyo/_ct/17074826
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』:ケネス・ロナーガン監督インタビュー – i-D

すべての結末がドラマのような完全なハッピーエンドに収まることは現実の人生では起きない。しかし、その事から目を背けて、ハッピーエンドを描いてしまうことは、人生を描くことではないとケネス・ロナーガンは考えたのではないでしょうか。

孤独に、大きすぎる傷を抱えながら生きるリー。しかし雪が溶けて春が来るように、彼にもたしかな希望の萌芽が芽生えるのです。

リーはまだ救われていないのですが、それでも確かな光を感じさせます。

それはきっと私たちの人生にも感じられる光。

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が描いているのは夢物語ではなく、確かに人生に存在する希望と現実の重みなのだと思います。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の感想・レビューはこちら



おすすめ映画88.アリータ:バトル・エンジェル

あらすじ

ザ・フォールと呼ばれる没落戦争後の世界。

一部の選ばれた人間はザレムとよばれる空中都市に暮らし、それ以外の人間は地上で暮らしていた。

ある時、医師としてサイボーグ修理業を営むイドはスクラップの中から少女のサイボーグを見つける。

サイボーグを持ち帰ったイドはラボで修理し、目覚めた彼女に亡くした娘と同じ「アリータ」という名前をつける。

目覚めたときアリータは自身の記憶をなくしていたが、ヒューゴとの出会いによって、新しい人生を楽しみ始める。

しかし彼女には自分自身が本当は何者なのかという疑問が常につきまとうのだった。

ある時、アリータはイドが左腕を負傷していることに気づく。奇しくも巷を賑わせている連続女性殺人事件の新たな犯行が行われた夜の翌日であり、アリータはその夜にイドがこっそり外出していたことに気づいていた。

アリータはイドへの疑いを深め、ある夜再び外出するイドを尾行する。

イドが武器を準備し、女性を襲おうとしているところに割って入るアリータ。

突然のことに驚くイドの周辺にサイボーグ達が集まってくる。

実はイドの正体は賞金首の犯罪者を狙うハンター戦士であった。

イドの襲おうとしていた女性や、集まってきたサイボーグもすべて犯罪者であり、イドは逆に窮地に陥ってしまう。

そんなイドをアリータは命を懸けて助けようとするが、その戦闘能力はスバ抜けており、一人でサイボーグをほとんど壊滅させてしまう。アリータはその戦いの最中に記憶の一部が蘇り、自分がかつて戦士であったことに気づく。

おすすめ ポイント

あれだけの圧巻のクオリティのバトルアクションを実現してくれた監督のロバート・ロドリゲスに喝采!

ロバート・ロドリゲス、盟友のクエンティン・タランティーノと組むとはしゃぎすぎた個性的な映画になりますが、今回脚本と製作を担当したジェームズ・キャメロンはよくも悪くもキレイにまとまった作品が多いので、『アリータ:バトル・エンジェル』はキレイすぎず、またマニアックすぎず、バランスは良かったかなと思っています。

いい意味でバカバカしくて、残酷描写もギャグにしてくれるのがロドリゲスの良いところ。

『アリータ:バトル・エンジェル』でも街の風景がメキシコや南米の雰囲気を感じさせるのはロドリゲスの作品らしい分かりやすい記号ですね。

今作は俳優陣も要所要所に実力派の方々がいるので安心。主演のローサ・サラザールに加え、アカデミー賞受賞者のクリストフ・ヴァルツとマハーシャラ・アリの演技も見どころ。

やはりアクションシーンやモーターボールは凄いです。それとアリータって今回CGで制作されているのですが、本当にそれがわからないほどのレベルなんですね。

こういう細かく繊細なクオリティにはジェームズ・キャメロンの力を感じさせます。

アクションとかエンターテインメントそのものに感動することはあまりないのですが、『アリータ:バトル・エンジェル』はとにかくエンターテインメントに感動できる作品です。

間違いなく視覚的なエンターテインメント系の映画では最高峰ではないでしょうか?オススメです。

『アリータ:バトル・エンジェル』の感想・レビューはこちら

おすすめ映画89.チャーリーズ・エンジェル

おすすめポイント

いやー面白かった!実際は予想外に冒頭からモトリー・クルーの「LIVE WIRE」が流れたり、The Arrowsの「I Love Rock’n Roll」が流れたり、いい意味でとてもバカっぽい映画!これカルト映画でもいいんじゃない?

こういう作風の映画に無闇にツッコミを入れるのは野暮ですね(笑)。

そしてこういうバカっぽい映画にはキャメロン・ディアスはハマり役!今回も下着姿で頭の悪そうな女の子を熱演。

それ以上にこの映画に出てくる男達がことごとく色仕掛けに引っかかるアホしかいないのは笑ってしまいます。

基本的にポップコーンムービーなので頭カラッポにして、さっくり見られるのもいいですね。

アクション・シーンはモロに『マトリックス』。

スローモーションの多用と、ワイヤーアクション、カンフー、アクションのバックで鳴り止まない音楽は『マトリックス』のロビーでの銃撃戦で流れてるプロペラヘッズの「spybreak!」そっくり。(ちなみに『マトリックス』はサウンドトラックも名盤!)

監督のマックG、『ターミネーター4』では画作りは文句なしにカッコいいものの、『ターミネーター2』の路線で感動を狙ったラストシーンで失敗。映画としての評価も微妙になりましたが、今作『チャーリーズ・エンジェル』みたいなおバカエンターテインメントが向いてるんじゃないかな。。

面白く楽しい、エンタメの良作ですね。



おすすめ映画90.グリーンブック

あらすじ

イタリア系の用心棒、トニー。彼は粗雑で荒っぽい性格のため、今までに職を転々としていた。現在用心棒として勤めているクラブも改装になり閉店、仕事のなくなったトニーは妻子を養っていくためにホットドッグ大食いをやったり、質屋を頼るなど金策に走る。

そんな時に、トニーの耳にドクター・シャーリーの運転手という仕事の話が舞い込む。

いざ面接の日、カーネギーホールの上に住んでいるというドクター・シャーリーの部屋に通される。豪華絢爛なシャーリーの部屋に落ち着かないトニーの前にやってきたのは黒人の男。医者の運転手という想像とは違い、ドクター・シャーリーの職業は音楽家。その上仕事内容は2か月間の運転手兼マネージャーともいえる過酷な内容だった。

その内容に週給100ドルではなく、125ドルの給与をトニーは要求する。

しかし、シャーリーは『ご足労だった』というだけで、この仕事は破談になったかと思われた。

ある日、トニーの妻宛に電話がかかってくる。それはシャーリーからで、トニーが二ヶ月間家を空けても大丈夫か、という確認の電話だった。

かくしてトニーは正式に採用され、南部アメリカへ旅に出る。

おすすめ ポイント(ネタバレあり)

監督のピーター・ファレリーはキャメロン・ディアスの『メリーに首ったけ』などのコメディ映画を得意とする監督ですが、本作では少しシリアスな実話をもとにした作品に挑戦。

しかし、終始音楽の流れるテンポのいい軽快な作品に仕上がっているなという印象でした。

シリアスなパートも下手ではないんですが、コメディパートの方がずっと映画のなかでは際立っていましたね。

その一つが手紙のシーン。旅の中で、ドロレスに度々手紙を送っていたトニーですが、『それはツギハギの脅迫状か?』とシャーリーに言われるほど悪筆な代物。しかしそれはシャーリーのアドバイスにより、とてもロマンチックなラブレターへ変貌していきます。

こうして毎回手紙にはシャーリーの推敲が入るようになりドロレスも喜びますが、ドロレスにはそれがシャーリーのアドバイスによるものだと内心気づいていたのです。

エンディング、ニューヨークの自宅へたどり着いたトニーは「家へ寄っていかないか」とシャーリーを誘いますが、シャーリーはそれを断り、自身の運転で帰路につきます。部屋の中で孤独に過ごすシャーリーとは対照的に、クリスマスパーティー真っ最中のトニーの家。親族や友人にかこまれての席でしたが、トニーは浮かない表情。

そんな中、トニーの玄関からノックの音が。そこに姿を見せたのは質屋のチャーリーと、その後ろで物静かに立っているシャーリーでした。

トニーはシャーリーを喜んで出迎ます。

シャーリーはドロレスに『ご主人は帰したよ』と伝えてハグを交わします。

ドロレスはシャーリーの耳元で『手紙をありがとう』と感謝を伝えます。

シャーリーとトニー一家の確かな絆に涙が溢れます。

ラストシーンが尻つぼみになる作品も多いですが、「グリーンブック」は映画的にきちんと考えられている作品だなと感じます。

心が温かくなる、おすすめの映画です。



おすすめ映画91.ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

おすすめ ポイント(ネタバレあり)

末期ガンと脳腫瘍をそれぞれ抱えた男二人組が、それまで一度も見たこともない海に行くために犯罪を犯しながらも旅をするストーリー。

警察やマフィアから追われながらの旅ながらも、なんとか海へたどり着く。

警察やマフィアがちょっとお間抜けでコメディ的な楽しさもありますし、何よりも『天国で流行っている海の警察やマフィアがちょっとお間抜けでコメディ的な楽しさもありますし、何よりも『天国で流行っている海の話題についていくために、海へ行く』という目的が純粋に美しすぎます。

一般市民が犯罪を犯しながらも、逃避行するという意味では、北野武監督の「HANA-BI」にも通じますね。

北野武は劇中で人を殺すことも厭わないですが、『ノッキング・オブ・ヘブンズドア』は基本的には善人なんですよね。

そういう良い意味でも観やすい作品だなと思います。ロードムービー映画の中でもおすすめの映画です。

おすすめ映画92.ミッドナイト・イン・パリ

あらすじ

映画脚本家のギル・ベンダーは婚約者のイネスと彼女の両親とともにパリを訪れる。ギルはイネスに反対されながらも映画脚本家としての生活より、小説家への転身を考え、処女作の執筆に取り組んでいた。

ある日、みんなで食事をしていると、そこにイネスの友人のポールがやってくる。
イネスはポールと街を回りたいというが、ギルはどうも気が乗らない。案の定、ギルのインテリぶった言動と、かつその知識には誤りが多かったことからギルはポールを苦手に思うのだった。

ポールとの会話のなかでギルは1920年代こそ黄金時代だったと語るが、ポールはそんなギルを過去に囚われていると言い、イネスもそれに同調する。
ポールとともにダンスへ向かうイネスと別れ、一人散歩してホテルへ帰ろうとするギルだが、途中で迷子になってしまう。

そんなギルの前に古い車が現れる。誘われるがままに車に乗り込むが、降りた先はギルが黄金時代と呼んでいた1920年代の世界だった。

こうして現代と過去を行き来するようになったギル。彼はピカソの愛人のアドリアナに次第に惹かれていく。

おすすめ ポイント

「ミッドナイト・イン・パリ」、個人的には一番好きなウディ・アレン作品かもしれません。
ファンタジーかもしれませんが、決して低俗ではなく、「夢」の純粋さを切り取った甘美なワインのような映画に感じます。

1920年代が黄金時代だと信じるギルですが、1920年代に生きるアドリアナにとっては1890年こそが黄金時代だと言います。

”現在”って不満なものなんだ
それが人生だから

ギルはアドリアナにそう言います。

いつだって過去は焦がれるもの。しかし、現代の良さも同時に享受している私たちは結局のところそれぞれの「今」しか生きられない。

製作当時、75歳だったウディ・アレン。
彼は過去をこういう風に見つめ直しているのかと感じました。

いつだって過去は焦がれるもの。

ウディ・アレン作品は苦味と幸せの両方を感じさせるエンディングが秀逸ですが、今回も気の利いた終わりかたを見せてくれます。



おすすめ映画93.ペネロピ

あらすじ

祖先のしでかした悪行によって、顔がブタになってしまった女の子、ペネロピ。

彼女は名家のお嬢様だったが、その呪いを解くために必要なのは「同じくらい名家の相手と結婚すること」。その容姿のために、生まれてから一歩も屋敷の外には出ないまま暮らしていた。

成長し、18歳になったペネロピ。彼女のために、家族は花婿候補を集める。しかし、結婚相手選びが常に行われるも、皆ペネロピの姿を見たら泣き叫んで逃げていってしまう。

そのため、逃げたものを捕まえ、口止めの契約を交わすことが必須になっていた。

しかし七年がたっても状況は変わらなかった。

そんな中、花婿候補の一人だったエドワードがいつものように泣き叫んで逃げてしまう。しかし彼だけは捕まえることができなかった。

エドワードは新聞社へ行き、必死に「ブタ顔のバケモノがいる」と訴えるが、相手にしてもらえない。それどころか逆に「名家の子息ご乱心」と記事にされてしまう。
そんな中、隻眼の記者レモンだけがの話に耳を傾ける。二人は共謀して、街のパブに入り浸っている落ちぶれた名家の末裔のマックスを利用して、ペネロピの写真を撮り、その存在を世間に知らしめようとする。

現在的なシンデレラ・ストーリー!可愛いオススメ映画

祖先のしでかした悪行によって、顔がブタになってしまった女の子のお話。
予想を裏切るストーリー展開で、現代版のシンデレラとでも言える作品でした。

王子様に自分の幸せを依存するのではなく、自分の幸せは自分でつかむという現在的なシンデレラ・ストーリー。ペネロピを演じたクリスティーナ・リッチのかわいらしさや、ファッションもこの映画を華やかなものにしています。

観ていくうちにブタ顔のほうが可愛く見えてくるから不思議。可愛いオススメの映画です。

おすすめ映画94.ホテル・ルワンダ

「ルワンダのシンドラー」と呼ばれた男の勇気と信念に溢れた映画

1994年に起きたルワンダ虐殺を扱った映画です。

9.11のテロ事件は100年後の世界史にも刻まれるでしょうが、100万人が虐殺されたこのルワンダ虐殺は果たして今後の歴史に覚えていてもらえるのでしょうか。

もちろん、数の大小ではないことはわかっていますが、 それ以上にアフリカという地域は軽視されているのだと感じます。

実際に「ホテル・ルワンダ」の劇中でもアメリカのジャーナリストのジャックが秘密裏にルワンダの虐殺をカメラに収め、それをニュースを通して世界に発信しようとします。
ホテルの副支配人のポールは彼に対してそのニュースが発端となり、世界がルワンダに介入し虐殺を止めるきっかけになってくれることを感謝しますが、ジャックから返ってきた答えは『(西欧諸国の人間は)皆「怖いね」と言ってそのままディナーを続けるだろう』というポールの期待を裏切るもの。

果たして現実はそれ以上でした。

ポールは当初家族だけ救えればと考えていました。しかし、なりゆきで避難民までかくまい面倒を見ることに。

この映画の核になるのはポールのヒューマニズムです。
クライマックス、自分と家族だけはこの場所から安全な場所へ脱出できる状況になった時、土壇場でポールが下したのは家族だけは脱出させ、自分みんなのためにホテルに残るという決断でした。

「ホテル・ルワンダ」は「ルワンダのシンドラー」と呼ばれた男の勇気と信念に溢れた映画です。

高い評価を受けたにも関わらず、そのテーマとルワンダという日本人にとって馴染みのない場所だったことによって当初は日本で劇場未公開だった今作。
しかし、是非「ホテル・ルワンダ」 は観てほしいおすすめの映画です。

普段意識しない地域で何が起きたのか。
なぜ世界はルワンダを無視し続けたのか。

ポールの勇気の感動と共に苦味を残す映画です。



おすすめ映画95.プリティ・ウーマン

あらすじ

企業買収を職業とし、『ウォール街の狼』と言われるほどの敏腕の実業家、エドワード。彼はパーティーの最中、電話で恋人から別れを告げられてしまう。
エドワードは友人からロータスを借りるが、慣れないマニュアル車での運転と土地に道に迷ってしまう。
困ったエドワードは道端で売春婦として働いている女性に声をかけ、ホテルまでの道案内を頼む。
ヴィヴィアンと名乗るその女性はをかっ飛ばし、ホテルまでエドワードを届ける。
その後、寂しそうに帰りのバスを待つヴィヴィアンの姿を見たエドワードは彼女を宿泊している部屋にさそう。
エドワードはヴィヴィアンに一晩ともに過ごす際の料金を聞き、翌朝までヴィヴィアンを買うことにする。

おすすめポイント

ジュリア・ロバーツの出世作としても知られる今作。改めてジュリア・ロバーツってこんなにキレイだったんだなと感じました。

個人的な考えですが、 エンターテインメント的に優れた映画というのは、何年前の作品であっても、テンポが素晴らしくいいんですね。

今作「プリティ・ウーマン」も30年近く前の映画ですが、テンポの良さが光る作品です。
激しいビジネスの世界に住んでいるエドがたまたま声をかけたコールガール、ヴィヴィアン。彼女がエドの手によってどんどんエレガンスに洗練された女性へ変身していく。そして、それはヴィヴィアンの人生観まで変えてしまうのです。

一方のエドにとっても、ヴィヴィアンの天真爛漫かつ、真実をついた言葉に自分の人生を見直していきます。

この物語は二人の出会いによって、お互いがより良い人生を見つけていく物語です。
たしかにジュリア・ロバーツが洗練されていく様子は爽快ですし、華やいだエレガンスなファッションも見所だとは思いますが、一番のシンデレラ・ストーリーの奇跡は、やはりお互いが出会ってからの『人生』がどれくらい素晴らしいものになったかということだと思います。
その意味でも『プリティ・ウーマン』は紛れもなく名作映画のひとつ。おすすめです。

おすすめ映画96.LOGAN/ローガン

おすすめポイント

希望のない世界。それが『LOGAN/ローガン』が冒頭で見せつけるウルヴァリンの世界です。
年を取らないはずだったウルヴァリンも自らに宿ったアダマンチウムの副作用によって老い、かつての強さは観る影もなく衰え、車の運転手をしながら孤独に暮らしています。
しかし、チャールズは高齢であり、思考能力も衰え、認知症の症状も現れています。

まさに全てが終わろうとしているミュータントのディストピアに現れた、子供のミュータントのローラ。彼女を追う組織との逃避行の中で次第にローガンとローラには絆が生まれています。

子供が成長のきっかけになるプロットはありふれてはいますが、絶望の世界を描いた『LOGAN/ローガン』の中ではその意味は限りなく深く重いものだと感じます。

おすすめ映画97.シェイプ・オブ・ウォーター

あらすじ

おすすめポイント

※結末ネタバレあり
クリーチャーの半魚人と中年女性の恋を描いた作品です。それは本当に「相手のありのまま」を認めていくファンタジー。

今作は1954年の映画「大アマゾンの半魚人」に強い影響を受けています。同作での半魚人(ギルマンと呼ばれる)はジュリー・アダムス演じる女性所員のケイに恋をしますが、それはギルマンの一方的な悲恋に終わります。
監督のギレルモ・デル・トロは、ギルマンの哀れさをどうにかして救いたいと考えていたと言います。

『人魚姫』では人魚は陸へ上がり、人間として暮らしますが、『シェイプ・オブ・ウォーター』は逆に海へと飛び込みクリーチャーの世界で生きていく、対照的な結末。
しかし、その結末は同じ幸せに溢れているはずです。

水の形…それは決まった形を持たない、「愛」そのもの。

おすすめ映画98.プラダを着た悪魔

あらすじ

アンドレアはジャーナリスト志望の女性。彼女は大手出版社からのオファーを受け面接に向かうが、そこはアンドレアの志望するジャーナリズムとは場違いの世界的ファッション誌「ランウェイ」の面接だった。晴れてアシスタントとして採用されたアンドレアだったが、彼女の上司はファッション界に絶大な影響力を持つ鬼編集長のミランダだった。
当初は「ランウェイ」での仕事をジャーナリストへの足掛かりと割りきっていたアンドレアだったが、ミランダからのハードワークに忙殺される日々が待っていた。

おすすめポイント

アン・ハサウェイの変身ストーリーと言えば、ブレイク作にもなった『プリティ・プリンセス』を彷彿とさせますが、今作『プラダを着た悪魔』ではオトナになったアン・ハサウェイのその世界で生きていく覚悟と、自分の手で新しい扉を開く意志にあふれています。

アン・ハサウェイ演じるアンドレアは自分の関わっている仕事が多くの人に「憧れ」を与える、価値ある仕事とも感じていたと思います。

「ランウェイ」におけるアンドレアの生き方には、それこそ命を捧げる覚悟が必要なのです。その意味でアンドレアに降りかかっていた数々の無茶難題は覚悟を問う「踏み絵」だとも言えるでしょう。

そして、映画のクライマックス、ここでアンドレアの足元に出されたのは『仲間の夢を裏切るとわかっていながら、どこまで会社に尽くせるのか』。
最大の踏み絵を前にして、アンドレアの出した結論とは。単なるシンデレラ・ストーリーではなく、仕事の中でまた自分を再発見していく、そんな物語です。



おすすめ映画99.ジュラシック・パーク

あらすじ

おすすめポイント

CGの可能性を広く映画界に知らしめた作品。特殊効果の面でエポック・メイキングな作品であり、間違いなく映画史に刻まれる一本だと思います。

ティラノサウルスをはじめとする肉食恐竜と、襲われる人間の恐怖を描いた演出は、その後の日本のゴジラ映画にも大きな影響を与えました。

しかし、それと同じく生命倫理を深く問いかける内容であるなどのメッセージ性も見逃せませせん。実際にこの映画の公開から3年後、クローン羊のドリーが誕生しています。

メッセージ性とエンターテインメントを革新的な映像で両立させた稀有な作品ですね。

おすすめ映画100.ゴジラ(1954)

あらすじ

おすすめポイント

戦後まもなくの頃、アメリカでレニー・ハウゼン監督の『原子怪獣あらわる』が公開されます。ゴジラは直接的にはこの作品に刺激されて産み出された映画です。
また、当時、ビキニ海上で行われたアメリカの核実験の巻き添えで日本の漁船の乗組員が被曝したことも大きな問題となっていました。

戦後10年足らずで再び原爆の恐怖が日本に襲いかかってきたわけです。

そこで企画されたのがゴジラ。

核のエネルギーを吸収し巨大化、さらに口から放射能を撒き散らす。

まさに『核の申し子』といっても過言ではありません。

今再び現実のものとなった核の恐怖を象徴する存在こそがゴジラだったのです。

1954年の初代ゴジラの劇中の設定として、ゴジラはもともとジュラ紀に生息していた水棲爬虫類が陸生へ進化する途中の生物とされています。
それが人間が作った核の影響を受け怪物化してしまい、人間の脅威となる。
まさに寓話であり、人の愚かしさを端的に表現したのが1954年のゴジラという映画なのです。

実際にゴジラを鑑賞した原作者の香山滋氏はオキシジェン・デストロイヤー(映画に登場する架空の化学兵器)でゴジラが死ぬシーンでゴジラが可哀想だと涙を流したそう。
これはゴジラを倒すべき存在としてではなく、人間の身勝手さに振り回される哀しい生物として見ることができたからでしょう。

また同様の手紙は公開当時多く届けられたといいます。
怪獣映画の元祖にして、反核・反戦映画の傑作です。
世界に影響を与えた日本映画の金字塔ですね。



おすすめ映画BEST100、いかがでしたか?

ここまで自分なりに選び抜いた100作品、見ていただきましたが、いかがだったでしょうか。

もちろん面白い、面白くないというのは人それぞれの好みの違いもあるので、『絶対に面白いよ!』とは言えないものの、『絶対におすすめの映画だよ!』とは自信をもって言える映画たちです。

ちなみに、日本で1年に公開される映画の数はおよそ1000本。
この記事では「ベスト100」とは銘打っているものの、まだまだ僕自身観ていない映画は星の数ほどあります。

自分なりに基準を設けて紹介させていただいた今回の100作品ですが、これから200、300とその数が増えていくことを、そんな映画に出会えることを、一映画ファンとしても楽しみにしています。

今後もおすすめしたい映画を見つけたらこの記事にどんどん追加していくので、チェックしてみてください。



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