【カルト映画】マニア必見!定番おすすめカルトムービーまとめ

今回は「定番カルトムービーまとめ」として映画マニアに傑作と評価されている、定番カルト映画を一挙ご紹介します!

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カルト映画とは?

カルト映画とは多くの人に受け入れられる作品というよりも「狭く深い熱烈なファンをもつ」映画をいいます。
個人的には他の映画ではとても見られないような個性的なストーリーやキャラクター、設定がある作品がカルト映画になりやすい気がします。

ちなみにカルトのもともとの意味は「崇拝」のこと。

ピクシブ百科事典ではカルト映画は次のように説明されています。

存在がマイナー、内容が人を選ぶ、興行に失敗した、などの理由で世間的な知名度は低いものの、一部の愛好家によって宗教的に支持されている作品を指す。単にマニアックな作品を言うのではなく、布教したくなるような語り草があるのが特徴。後世の作品に大きな影響を与えていることもある。

『スター・ウォーズ』のように一般に広く親しまれている作品でも、一部愛好家が常軌を逸している場合、カルトに区分される可能性もある。あるいは『死霊の盆踊り』『アタック・オブ・ザ・キラートマト』のような単に低質な駄作でも、一部マニアのツボにハマって倒錯した楽しみ方をされたりもする。

出典:https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%88%E6%98%A0%E7%94%BB
カルト映画 (かるとえいが)とは【ピクシブ百科事典】

そんな魅力いっぱいのカルト映画。

その中でも押さえておきたい評価の高い、傑作と呼ばれる定番カルト映画を一挙にご紹介します!(ちょっとトホホな評価ゆえにカルト化した映画もありますが・・・)

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私的カルト映画5選!

独断!映画マニアの私が選ぶ厳選マイ・カルトムービー

カルト映画01 気狂いピエロ

気狂いピエロ [Blu-ray]

ジャン・リュック・ゴダール監督、ジャン・フェルナンド、アンナ・カリーナ出演のロードムービー。
予期せぬ殺人からの逃避行する二人の日常とすれ違いを描いています。
ゴダールらしい映画内メタなどの演出も健在。初期ゴダール映画の傑作です。
衝撃の大爆発のラストシーンは必見。

カルト映画02 マタンゴ


マタンゴ [DVD]

邦画でカルト映画といえばこれでしょう!日本映画でも異色のSFホラー作品。

食料のない無人島に漂着した若者たちが、飢餓のあまり島に自生している唯一の食料のキノコに手を出してしまう。
禁断のキノコを食べた人間が一人一人マタンゴへ変貌していく恐怖を描いています。




「マタンゴ」は日本が世界に誇る傑作カルト映画の一つです。

一例として日本のロックバンド「特撮」の曲に同名の楽曲があったり、アメリカの映画監督スティーブン・ソダーバーグは、幼少期に本作を見た影響から30代ごろまでキノコを食べられなかったと語るなどのトラウマを与えた映画でもあります。

カルト映画03 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

スタンリー・キューブリック監督作品。キューブリックにとって最後のモノクロ映画です。
キューバ危機によって極限まで達した冷戦状態をベースに、偶発的に核戦争が勃発し、人類滅亡への様子を描くブラックコメディ。現在においても評価の高い作品です。
邦題に関しては翻訳にも超厳しいスタンリー・キューブリックが直訳でないと許さん!ってことでこうなったらしいです。
人名であるはずのストレンジラヴまで日本語訳してしまうところに翻訳者の意地と皮肉を感じるのは私だけでしょうか?

カルト映画04 ゴジラ対ヘドラ

ゴジラの名前を盾に好きなことやったといわんばかりの作風と、低予算ゆえのチープさで、ゴジラというメインストリームのコンテンツであるにも関わらず、カルト映画の傑作として評価されたりしています。
カルト映画にはカルト映画なりの理由があるわけで、ホントにゴジラの名を借りてめちゃくちゃやってます。
製作陣が『これでどうやってゴジラを撮れというのか』と思うほどの低予算というのもあるのでしょう。
ストーリーの説明をなぜかアニメーションで処理したり、いきなりサイケデリックなクラブのシーンになったり、映像のコラージュかとおぼしき場面がチラホラ。
また今作について注目すべきは、この映画が第一作目のゴジラ以来の社会問題を取り扱った作品だということ。
第一作目のゴジラは原爆の恐怖を象徴した怪獣でもありました。今回は恐怖を公害に置き換え、それをヘドラという怪獣に体現させています。
人間に対してもそれまでゴジラ映画における人間(大衆)の動きは、怪獣に対してただ逃げ惑うだけだったのですが、今回のヘドラはそんな人々を硫酸ミストで骨にしてしまうんです。
公害の恐ろしさを伝えようとする気持ちだけは恐ろしいほど伝わります。

「ゴジラ対ヘドラ」の感想・レビューはこちら



カルト映画05 悪魔のいけにえ


悪魔のいけにえ 公開40周年記念版 [Blu-ray]

トビー・フーパーのデビュー作。テキサスを訪れた若者が人間の皮のマスクをつけたレザー・フェイスとその家族に襲われる様を描いています。
その残酷描写とアンモラルな内容から世界各国で上映禁止となった本作。
一方でその芸術性が高い評価を得るなど、カルトな人気を誇る映画。

シリーズ作品が現在も製作され続けているなど、未だにホラー映画の金字塔と呼べる作品です。

「悪魔のいけにえ」の感想・レビューはこちら

カルト映画06 ピンクフラミンゴ


ピンク・フラミンゴ ノーカット特別版 [DVD]
ジョン・ウォーターズ監督の1972年の映画。
登場人物たちが「世界一下品な人」の称号をめぐって争う内容。
ラストでディヴァインの犬の糞を食べるシーンはトラウマレベル。

カルト映画07 ハロルドとモード 少年は虹を渡る

『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』は1971年に公開された恋愛映画。

狂言自殺が趣味の少年とナチスの強制収容所に入れられていた経歴を持つ老女の恋を描いた作品。

1998年の映画『メリーに首ったけ』ではキャメロン・ディアス演じるメリーが恋愛映画のお気に入りとして本作の名を挙げています。



カルト映画08 アギーレ/神の怒り


アギーレ/神の怒り Blu-ray

『アギーレ/神の怒り』はヴェルナー・ヘルツォーク監督、クラウス・キンスキー主演の1972年の西ドイツの映画。

カルト映画としても有名ですね。黄金郷(エル・ドラド)を目指したピサロの部下の一隊に訪れる苦難と対を率いる男の没落を描いた作品です。

クラウス・キンスキー演じるアギーレが武力による下克上で実質的な指導者に躍り出て、その信念と体力、残忍さで隊員を率いていく。

反対派を容赦なく処刑し、たまらずその場で首をはねることさえ行う。

それまでに残忍なアギーレですが、彼のエルドラドへの信念は宣教師から忠告を受けようが、仲間が何人倒れようが、果てに実の娘も命を落とそうが全く揺るがない。もはや狂気、狂執とさえ呼んでいいほど。その様がカルト映画として多くの人を惹きつけるのでしょう。

クラウス・キンスキーの怪演が光ります。タイム誌の選ぶ映画100にも選考された今作。
ヴェルナー・ヘルツォーク監督初期の傑作でもあります。

「アギーレ/神の怒り」の感想・レビューはこちらから

カルト映画09 時計じかけのオレンジ


時計じかけのオレンジ [Blu-ray]

1971年の映画。スタンリー・キューブリック監督作。
管理された全体主義と、その中で暴力とセックスに明け暮れる若者の無軌道さのジレンマを描いた作品。
監督の意図とは別に「暴力を誘発する作品」とされ、いくつかの国で上映禁止になりました

しかしニューヨーク映画批評家協会賞、ヴェネツィア国際映画祭などでの受賞もあり、名作と呼ばれる映画であることも確かです。

「時計じかけのオレンジ」の裏話はこちら

カルト映画10 ロッキーホラーショー

ロッキー・ホラー・ショー 製作35周年記念 (完全版) [Blu-ray]
カルト映画の代名詞のロック・ミュージカル映画です。たまに何を勘違いしたのかホラーの棚に置かれているのを見かけますが。。。
ダニー・オブライエンのミュージカルを映画化した傑作カルト映画。ミュージカルは連日大盛況でエルヴィス・プレスリーやキース・ムーンといったロック界のセレブリティーも来場するほどの人気になります。
映画化の際、監督のジム・シャーマンは大作の話を蹴り、自らの意思を貫き通す道を選んだそう。
映画は興行的には失敗作となりますが、その一方で熱心なリピーターを生み出します。
彼らは今でいうコスプレをして集い、映画とともに歌い踊り、そして今も世界のどこかで上映されている、そんな作品。
この観客の熱狂ぶりを指して「世界で最初のカルト映画」という称号で呼ばれることもあります。

「ロッキー・ホラー・ショー」の感想・レビューはこちら

詳しい成り立ちは下記からどうぞ!

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