ロック・ミュージカル映画まとめ

ミュージカルがもとになった映画や、ロック・ミュージカル作品をご紹介。

ロッキー・ホラー・ショー


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カルト映画の代名詞のロック・ミュージカル映画です。たまに何を勘違いしたのかホラーの棚に置かれているのを見かけますが。。。
ダニー・オブライエンのミュージカルを映画化した傑作カルト映画。映画化の際、監督のジム・シャーマンは大作の話を蹴り、自らの意思を貫き通す道を選んだことから映画は興行的には失敗作になってしまいます。しかしその一方で熱心なリピーターを生み出します。
彼らは今でいうコスプレをして集い、映画とともに歌い踊り、そして今も世界のどこかで熱狂的ファンに支えられ上映されている、そんなカルトな作品です。
この映画に対する熱狂ぶりを指して「世界で最初のカルト映画」という称号で呼ばれることもあります。

あらすじ

婚約を果たしたブラッドとジャネットは結婚を恩師のスコット博士に報告しに行くことに。その最中の嵐によって車がパンクしてしまう。
電話を借りようと近くの屋敷を訪れるも、そこでは変わったパーティーの開催中。成り行きで見物していた二人の前に、網タイツにボンテージで筋骨隆々のとんでもない姿の屋敷の主人、「フランクリン・フルター」が登場する。
フルターによると、今日人造人間の「ロッキー」の完成を祝うのだという。
ロッキーのお披露目に立ち会う二人の前に様々な人の乱入やフランクリン・フルターの誘惑が降りかかってくる—。

ミュージカルで劇場上演時の逸話

エルヴィス・プレスリーやザ・フーのキース・ムーンといったロック界の超大物も来場したそう。

ファントム・オブ・パラダイス


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カルト映画の代名詞、「ロッキー・ホラー・ショー」と双頭をなすロック・ミュージカル映画

「オペラ座の怪人」や「ドリアン・グレイの肖像」などをモチーフに、顔を失った天才ミュージシャンの悲恋と罠を描いています。

監督は「アンタッチャブル」「スカーフェイス」で知られるブライアン・デ・パルマ。

一時期のマリリン・マンソンのメイクはこの映画のファントムを意識していたのか、結構似通っている部分がありました。

先の「ロッキー・ホラー・ショー」と比べると暗い作風。個人的には少し苦手でしたね。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ


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ジョン・キャメロン・ミッチェルが原作・脚本・監督・主演と何足ものわらじを履いている作品。
元恋人でロックスターのトミーを追いかけてトミーの公演会場のそばで自身のバンド、アングリー・インチを率いてライブを行うヘドウィグ。
前半はストーリーらしいストーリーはそうなく、各会場(会場らしい会場もないですが)で演奏される曲の中の歌詞でヘドウィグの半生を知ってゆくという感じですね。
「ロッキーホラーショー」同様、ロック・ミュージカルの映画化となった作品です。

ミュージカルで劇場上演時の逸話

マドンナは本作の楽曲の権利使用を申し入れ、またデヴィッド・ボウイはグラミー賞をすっぽかしてオフ・ブロードウェイで上演されたミュージカルを観劇したそうです。