1980年代のおすすめ名作映画特集!

いつの時代にも、時代を越えて愛される映画があります。ですが、どの映画もそれぞれ作られた時代の空気をまとっています。今回は80年代のおすすめ映画をご紹介!

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80年代の映画

あくまで私見ですが、80年代はSF映画やスプラッタホラー映画の隆盛の時期かと思います。

ここで紹介した以外にも「ロボコップ」や「エルム街の悪夢」などにその傾向が顕著です。

また、以下の記事でも解説していますが「ダイ・ハード」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などにはバブル期の日本の姿が見て取れます。

ハリウッド映画から見る80年代の日本の姿

こういう時代を感じさせてくれるのも80年代の映画ならではですね。

エレファント・マン

エレファント・マン』は1980年公開のドラマ映画です。19世紀末のロンドン。『エレファントマンと呼ばれた』ジョゼフ・メリックの生涯を描いた作品です。

かのマイケル・ジャクソンもジョゼフ・メリックの人生について「自分自身について考えさせられます。他人事だとは思えず、涙が出てきます」と発言。

監督は「カルトの帝王」と称されるデヴィッド・リンチ。主演は「エイリアン」のジョン・ハートと、「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンスが務めています。

「エレファント・マン」の感想・レビューはこちら

ブレードランナー

「ブレードランナー」は1982年に公開されたSF映画。「エイリアン」でブレイクしたリドリー・スコット監督がその次に監督した作品です。当時実写化不可能と言われていたフィリップ・K・ディック原作の『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の映画化。

冒頭から始まる圧巻の映像美は必見。単純な機械VS人間という図式ではなく、「心」とは何か? レプリカントと人間の間に、どんな違いがあるというのか?という勧善懲悪に収まらない、生命に対する問いという哲学的なテーマはそれまでのSF映画とは一線を画すものでした。

「殺す/生き残る」ではなく「死ぬ/生きる」そんな生死の現実を描いたラストはあまりに詩的。テーマの深さとも相まって、今なおSF映画の金字塔としてカルト的な人気を誇っています。

いわずとしれた名作SF映画。劇場公開時は人気が振るわなかったものの、ソフト化につけて人気が拡大。今ではサイバーパンクの先駆者的な存在の映画となり、また映像も、革新的な未来描写として非常に高い評価を得ています。

『ブレードランナー』の感想・レビューはこちら



ターミネーター

80年代の映画は前述の「ブレードランナー」のようなSF映画も目立ちます。

その中でも多くの続編が作られた「ターミネーター」は外せません。

「ターミネーター」は1984年に公開された。アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームス・キャメロンの出世作。

もとは低予算のB級映画として制作された本作ですが、斬新なアイデアとストーリーでヒットしました。

『ターミネーター』の感想・レビューはこちら

エイリアン2

「エイリアン2」は1986年に公開された「エイリアン」シリーズの2作目です。監督はジェームズ・キャメロン。

SFホラーテイストの強かった1作目の「エイリアン」とは打って変わってアクション色の強くなった今作。

キャッチコピー「This time it’s war.(今度は戦争だ)」のとおり、人間VSエイリアンのバトル映画になっています。

2009年に「エイリアン2」はイギリスの雑誌『エンパイア』が発表した「史上最高の続編映画」で1位に選ばれるなど、評価も高い作品です。

主演は前作に引き続きシガニー・ウィーバー。他のキャストにはランス・ヘンリクセン、マイケル・ビーンなど当時のキャメロン作品の常連俳優が加わっています。

『エイリアン2』の感想・レビューはこちら

プレデター

プレデター』は1987年に公開された、ジョン・マクティアナン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のモンスター映画。

このプレデター(宇宙人)は最先端の技術、知性を持ち合わせながら野蛮を好むという設定は非常に斬新なものでした。

子供の頃に初めて観たのですが、モンスターであるにも関わらず、ある種の規範であったり礼儀を持っていたり、それまでのモンスター映画にはない設定に衝撃を受けたのを覚えています。

よく比較されますが、エイリアンと比べると、クリーチャーの造形は悪くはないけれど、エイリアンほどの完成度はない、ただ、知的だけど野蛮というキャラクターの性格の意外性、斬新さはエイリアンを遥かにしのぐものと思います。

この一作目以降にも多くの作品が製作されていますが、その強烈なインパクトあってこそ、シュワルツェネッガーなしでも十分コンテンツとして勝ち続けることができたのでしょう。

『プレデター』の感想・レビューはこちら

バック・トゥ・ザ・フューチャー

バック・トゥ・ザ・フューチャー」は1985年公開のSF映画です。

高校生のマーティ・マクフライが友人のドクが作ったデロリアン型のタイムマシンで過去にタイムスリップする物語。

1985年のアメリカ カリフォルニア州ヒルバレー。ロックとコーラが好きな高校生のマーティ・マクフライは知り合いの博士、ドクとタイムスリップの実験をするが突如現れたリビアの過激派から逃げるため、デロリアンに乗り込むが、操作ミスで30年前の1955年にタイムスリップしてしまうー。

公開当時全米で大ヒットを記録し、「フューチャー現象」を巻き起こしたほどの人気作です。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の感想・レビューはこちら

13日の金曜日

80年代の映画はスプラッター・ホラー映画の隆盛も特徴の一つ。ここでは代表的なものとして、「13日の金曜日」をピックアップします。

『13日の金曜日』は1980年に公開されたショーン・S・カニンガム監督のホラー映画です。

この1作目の公開以降、多くの続編やリメイクが製作された人気ホラー作品。

この作品を契機にして、ホラー映画が恐怖だけではなく、見世物的な側面、ある意味では定番や笑える演出を織り混ぜたエンターテイメントとしても成り立つものとして認知されたような気がします。

シャイニング

「シャイニング」は1980年に公開されたスタンリー・キューブリック監督、ジャック・ニコルソン主演のホラー映画です。原作はスティーブン・キングの同名小説。

スタンリー・キューブリックらしい徹底的にこだわりぬいた映像の狂気が観客を恐怖に引きずり込みます。

「13日の金曜日」に代表されるようないわゆる「スプラッター」的な残酷描写ではなく、「人間の狂気」に執拗なまでにフォーカスを当てている点が特徴です。

ジャック・ニコルソンはもちろんのこと、その妻ウエンディを演じたシェリー・デュヴァルの狂気の演技は必見。

また、ロンドンの研究結果によると「シャイニング」が『科学的に一番怖い映画』なのだそう。

『シャイニング』の感想・レビューはこちら



ダイ・ハード

80年代には肉体派のアクション映画も多く作られました。

アーノルド・シュワルツェネッガーや、シルヴェスター・スタローンがアクションスターとして最も脂が乗っていた時期ではないでしょうか。

さらには今作をきっかけにブルース・ウィリスもアクションスターの仲間入りを果たします。

『ダイ・ハード』は1988年のアメリカ映画。ブルース・ウィリスをスターダムにのし上げた作品です。監督は『プレデター』などで知られるジョン・マクティアナン。

舞台は日系企業のビル、ナカトミプラザ。
いつまでも面白い名作であると同時に、日本人の目から見れば当時海外進出が多かった日本企業の勢いなども感じられる映画です。

当時のアクション映画の主人公といえば、ものすごい体力と好戦的な男が片っ端から敵をなぎ倒す、というものが多かったのですが、マクレーンはイヤイヤながら戦わざるをえない状況になり、そして頭も使いながら敵をなんとか倒す、そんな現実味の強いキャラクターでした。

ブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーン、世界一ついていない男として有名ですが、当時このマクレーンのキャラクター像は斬新だったのではないでしょうか?

『ダイ・ハード』の感想・レビューはこちら

ランボー

「ランボー」は1982年に公開されたテッド・コッチェフ監督のアメリカ映画。ロッキーに続くスタローンの代表作となりました。

命を懸けて国のために戦ったにも関わらず、国や国民は自分達を愛してくれない。

ランボーには帰還兵のそんな苦しみやトラウマを投影させています。

「何も終わっちゃいないんだ!俺にとっては戦争は続いたままなんだ!あんたに頼まれて必死で戦ったが勝てなかった!そしてやっと帰国したら、空港にはデモ隊が俺を待ち受け、罵り声を浴びせてきた、赤ん坊殺しだ大量殺人者だってね!あいつらにそう言う資格があんのか、誰一人戦争が何かも知らないで俺を責める資格があんのか!」

ラストのランボーのセリフがこの映画の全てですね。
当時の無責任な平和主義者の矛盾をつくような、悲しみに満ちたセリフです。
国のために命を懸けて戦ったが、戦わなかったものからの嘲りや嘲笑、罵りをうけ、そして命を懸けたはずの国家は自分達になにもしてくれない。
泣きじゃくりながらこのセリフを口にするランボーの姿は胸に刺さります。

『ランボー』の感想・レビューはこちら



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