こんばんわ!今回はカルト映画・邦画編として、日本のカルト映画を紹介していきたいと思います。
日本のカルト映画01.『マタンゴ』
一人またひとりと禁断のキノコに手を出していく-。ウィリアム・H・ホジスンの小説を原案とした1963年の日本映画です。特撮映画、SF映画でもあると同時にカルト映画の傑作としても有名です。
日本のロックバンド特撮の曲に同名の楽曲があったり、アメリカの映画監督スティーブン・ソダーバーグは、幼少期に本作を見た影響から30代ごろまでキノコを食べられなかったと語るなどのトラウマ映画でもあります。
日本のカルト映画02.『鉄男』
田口トモロヲ出演のSFカルト映画。ある出来事をきっかけに体中を鉄に蝕まれていく男を描いた作品。ローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを獲得するなど、日本を超えて世界中で多くのファンを持つ作品です。
日本のカルト映画03.『追悼のざわめき』
日本のカルト映画04.『狂い咲きサンダーロード』
石井聰亙監督が日本芸術大学の卒業製作として弱冠22歳で作り上げた映画。近未来都市『サンダーロード』で起きる暴走族の抗争を描いています。
卒業製作ではあるものの、東映セントラルフィルムの配給で全国公開されています。
北野武監督の選ぶ映画10選にもランクインしており、今なお高いカルト人気を誇る作品。
キャッチコピーは「地獄まで咲け、鋼鉄の夢」「ロックンロール・ウルトラバイオレンス・ダイナマイト・ヘビーメタル・スーパームービー」
日本のカルト映画05.『太陽を盗んだ男』
1979年の日本映画。一介の中学教師が原子爆弾を作り上げ、日本政府を脅迫するという何ともぶっ飛んだストーリーで長らく日本の代表的なカルト映画の一つとされていました。
沢田研二演じる理科教師、誠と、警察官の山下を演じる菅原文太の共演とやり取りが見どころ。
当時としてもかなりアヴァンギャルドな内容でもあるものの、撮影そのものも皇居前広場に無許可で忍び込んで一発撮りするなどかなり過激でした。
前述の通り、長らくカルト映画の地位にありましたが、近年では一般的な評価も高まっているようです。
日本のカルト映画06.『幻の湖』
東宝創立50周年記念作品 、第37回文化庁芸術祭参加作品という肩書と、脚本に黒澤明監督作の常連だった橋本 忍の監督作。
ではあるものの、あまりに奇想天外且つ難解なストーリーによって文字通り長らく「幻の作品」になっていた今作。
愛犬を殺された風俗嬢が犯人とマラソン対決をしたり、そこにスペースシャトルや戦国時代の話まで絡んでくる意味の分からなさが後年、カルト映画として本作を再評価する流れになっています。
また、後年橋本 忍自身も、本作を「失敗作」であると認めています。
(でもきちんとDVD化されていたりと、「珍作」「カルト映画」としては人気があるということなのでしょう。)
日本のカルト映画07.『愛のむきだし』
日本のカルト映画08.『北京原人 Who are you?』
今や邦画屈指の「底ぬけ映画」「カルト映画」として再評価(?)されています。
しかし北京原人の鳴き声が「ウパー」だったり、なぜ能力を証明させるために陸上競技大会に現代人の選手として出場させるかなど謎と疑問、矛盾はつきない。。
映画監督北野武も本作を「偉大な作品」としてある意味評価しています。
日本のカルト映画09.『片腕マシンガール』
井口昇監督が世界的に注目されるきっかけになった作品。
その過激さで日本国内で出資者が見つからず、アメリカの映画会社「Media Blasters」が出資したという逸話があります。
(そのため『片腕マシンガール』は正確には洋画扱いになります)