今回は「学生のうちに観てほしいおすすめ映画まとめ」と題して、若いうちに出会ってほしい映画作品をセレクトしました。こんなテーマの記事を書くのはなんだか「最近の若いもんは~」とかっていうオッサンの説教みたいで汗顔の至りではあるのですが。。。
それでも一人の映画好きとして、おすすめさせてもらいたい作品たちをご紹介します。
学生のうちに観てほしいおすすめ映画まとめ
『キッド』
『キッド』は2000年に公開されたアメリカのコメディ映画です。すごく心が温かくなる作品です。
内容はブルース・ウィリスが幼い頃の自分と出会い←文字通り出会うからすごい(笑)、自分の人生を見つめ直すストーリー。
特に就職活動の時などは自分を振り返る機会も多いと思うんですよね。
まっすぐな気持ちを忘れないでいてほしいなと思います。
『時をかける少女』
『君の名は。』
『時をかける少女』も『君の名は。』もそうなんですがどちらも高校生を描いた作品。この2本、僕の好きな作品なんですが、初めて観た時はすでに高校生ではなかったので・・・。
どちらも心を打つ作品なんですが、実際に自分自身が高校生の頃にもし観ることができていたなら、また感じ方も変わってくるのかなと思うんですね。そういった意味では今の高校生は羨ましいですよね(笑)。
やはり感受性の高い時期と、高校生というコドモ以上オトナ未満の時期に体験するものは大切にしてほしいなと思います。
『ファイト・クラブ』
『ファイト・クラブ』は1999年のアメリカ映画。ブラッド・ピットとデヴィッド・フィンチャーのコンビの2作目となる作品です。
タイラー・ダーデンは主人公の「僕」とは正反対で、まったく自分をとりつくろったりせず、またテレビや雑誌が煽る宣伝や大量消費の世間に流されることもなく、常に自分のままで生きている男。
映画公開から20年近く経ちますが、今でもタイラー・ダーデンは『ファイト・クラブ』を通して私達に影響を与えるだけの力を持ったキャラクターだと思います。
だからこそ観てほしいとも思います。公開当時、世界各地に実際にファイト・クラブが結成されたという逸話を持ちます。この映画がいかに時代を貫いたかの証明ではないでしょうか。
今でもこの映画は多くの人の心を貫くだけの力があります。そこにあるのは今の時代も変わらない、私達の叫びではないでしょうか。
『ペルシャ猫を誰も知らない』
今作に登場するミュージシャンはほとんどが実際の本物のイランのアンダーグラウンドで活躍しているミュージシャン。
今作はイラン当局の規制を受けていないため、映画ではありのままのリアルなテヘランの姿を観ることができます。(ちなみにテヘランはイランの首都)
そこには日本と変わらない車の行きかう都市らしい光景や、子供の手を引く母親といった家族の日常の風景の一方で、ネズミが徘徊するようなごみの山の中で眠るホームレスのような人々の姿も真実として映し出されます。
そんな格差への憤りをラップするイランのラッパー。彼に象徴されるように、劇中に登場するミュージシャンの歌詞に込められているのは、体制への不満と、現状を変えようとする希望でした。
表現する自由。私達の当たり前が国が違えば当たり前ではないということ。
普段我々が観る映画はハリウッドの洋画か、邦画がほとんどでしょうが、イランも昔から評価の高い映画作品を生み出してきました。
その中でも『ペルシャ猫を誰も知らない』は映画としても、教養としてもぜひ観ておいてほしい重要な作品だと思います。
『ゆれる』
『ゆれる』は2006年公開の西川美和監督作品です。マーベル系の派手な映画の対極をいく作品。地味だけど、繊細で、間違いなく邦画の最高峰の作品の1つ。
エンターテインメントに徹した作品も楽しいものですが、こういう映画に魅力を感じる感性も持っていてほしいと思って選んでみました。
『べンジャミン・バトン』
生きるとは何なのか、人生とは何なのか。
『フォレスト・ガンプ』
個人的にはオールタイムベストな映画なので入れてみました。
学生だから~ということではなく、単純に素敵な映画だからまだ観てないんなら観てみたら?的な気持ちで入れています。
映画は人生を語ることのできる表現方法だと個人的には想っていますが、それはこの映画に深く感じますね。
フォレスト・ガンプの不器用ながらも優しくドラマチックな人生を体験してみてください。
『ダラス・バイヤーズ・クラブ』
エイズ宣告を受けながらも、薬の認可を認めない製薬会社立ち向かった男の実話をもとにした作品。
すごく痛快な作品です。
『イントゥ・ザ・ワイルド』
『イントゥ・ザ・ワイルド』は2007年公開のショーン・ペン監督作品。アラスカの荒野を目指したクリス・マッカンドレスの実話をもとにした映画です。
個人的にはこの作品だけでもいいから観てみてほしい。そして何かを感じてほしい。絶対に学生の頃に観ておいてほしい。強くそう願います。
若さの可能性と、理想と純粋さと愚かさ。そのすべてがこの作品にはつまっています。経済主義だとか、資本主義、それらと距離を置き、理想に生きようとした彼の人生をその目で今、感じてほしいと思います。
僕も大学を出て少し経った頃、初めてこの作品を見ました。
なぜ学生の頃に出会えなかったのかとすごく悔しい気持ちになりましたね。