今回は人生に前向きになれるおすすめ映画をまとめました!
『エリザベスタウン』
オーランド・ブルーム演じるシューズデザイナーのドリューは開発した新商品のスニーカーが世界的に大コケ。会社は破産の事態に。彼は自殺を試みるほど落胆し追い詰められるが、父の葬儀のために向かった父の故郷のエリザベスタウンで再び生きる力を取り戻していく。
キャッチコピーは「すべてを失った僕を、待っている場所があった―」。
『あの頃ペニー・レインと』などで知られるキャメロン・クロウ監督の作品です。
壁にぶつかったり、上手くいかないことがあったり、何か人生につまずいたとき、立ち止まった時に観てほしいと思います。
僕はこの映画を観ると、『簡単に人生を諦めるのはもったいない』というように思います。
たかだか一週間足らずの時間の中にさえ、自分の人生を前向きに変えてくれる『何か』が待っているのだとしたら、みすみすそれを逃すことはできないですよね。
『エリザベスタウン』の名言・名セリフ
「無難なものだけを求める者に本当の大失敗は起こらない。
イギリス空軍特殊部隊のモットーはリスクを冒す者が勝利する。
蔦はコンクリートを割って芽を伸ばす。
鮭は血まみれになって流れに逆らい何百マイルも川をのぼる。」
『ロッキー・ザ・ファイナル』
テレビ番組の企画でかつての自分と今の世界チャンプの試合のシミュレーションが放送されます。
その光景に、自分の中にボクシングへの情熱が宿り続けていることを思い知るロッキー。
老境に差し掛かったロッキーの朝鮮が始まります。
今回のロッキーの敵は世界チャンプのディクソンに加え、自分自身の老いや、老いた者の挑戦に不寛容な社会の在り方。
今作のキャッチコピーは『NEVER GIVE UP 自分をあきらめない』ですが、そのコピーに違わぬ勇気の物語が展開されます。
撮影時は60代近くだったシルヴェスター・スタローン。
「いくつになっても人生は挑戦できる」
もちろん映画はフィクションなのですが、劇中で披露されるスタローンのビルドアップされた肉体とボクシングはまぎれもなく本物。
そのことからも、人間挑戦するのに遅すぎることは何もないのだと実感できます。
自分自身を奮い立たせたい、そんな人におすすめの映画です。
『ロッキー・ザ・ファイナル』の名言・名セリフ
「世の中はいつもバラ色じゃない。それなりに厳しく辛い事も待っている。気を抜いていたらどん底まで落ち込んで二度と這い上がれなくなる。それが人生だ。人生はどんなパンチよりも重くお前を打ちのめす。だが、どんなにきついパンチだろうと、どれだけこっぴどくぶちのめされようと休まず前に進み続けろ。ひたすら苦痛に耐え前に進むんだ。」
「あんたたちにも胸に秘めた夢ってものがあるだろ
やることだけやらせて断る権利なんてない!
夢を追い求める権利があるならその心意気を尊重すべきだ
年を取るほど失うものも多い
残ったわずかなものまで奪わないでくれ」
『ライフ・イズ・ビューティフル』
是非ハンカチの用意をしてから観てほしい作品です。
まさに人生賛歌。グイドを演じた主演のロベルト・ベニーニ曰く、「どんな状況下でも人生は生きるに値するほど美しい」という信念に感銘を受け、物語を着想したそうです。
人生の小春日和のような心躍る恋愛の時でも、冬の砂漠のようなナチス・ドイツの収容所にいた時においても希望を持ち続けること。
故・中島らもさんの言葉にこういう言葉があります。
「生きていれば、生きていて良かったと思える日が一日くらいはある。
だから死ななくてもいい」(たしかこんな言葉だったかと)
絶望が蔓延する場所でも希望を持ち続けること。
そしてそれは誰かの希望になる。誰かを助けることができる。
まさに「どんな状況下でも人生は生きるに値するほど美しい」ことをグイドは劇中でずっと示し続けているのです。
この作品は泣けるのはもちろん、こんな絶望的な状況に比べたら私達の生活のつらさなんて些細なものに思えてくるかもしれません。
『ライフ・イズ・ビューティフル』の名言・名セリフ
「これは素朴な物語。話すのは簡単ではないけれど。童話のように悲しみがあり、童話のように驚きと幸せにあふれている。」
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
デヴィッド・フィンチャーとブラッド・ピットの3度目のタッグとなる作品です。
人生は素晴らしい。
そのキャッチコピー通りの映画です。
この映画を見た頃はちょうど会社をやめてまさに人生を迷っていた時期。
自分の中に明確な指針もなく、幸せとはなんだろうか?
人生をどう生きていったらいいのか?
もっといえば人生とは何だろう?と思っていました。
今思えば社会人になって早々にレールを外れてしまった自分自身に対して、この映画は
「それでもいいんだ」
「そんなことより大事なことがある」
と伝えてくれたような気がします。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の名言・名セリフ
『遅すぎることは何もない
望みはきっと叶う
いつ始めてもいいんだ
変わるのも、変わらないのも自由だ
最高でも最悪でも
もちろん最高のほうがいいが
驚きを目にし
感じたことのないことを感じて
さまざまな価値観に触れてほしい
誇りをもって生きろ
道を見失ったら
自分の力で
やり直せばいい』
『奇跡のリンゴ』
初めて無農薬リンゴ栽培を成功させた木村秋則さんの実話を映画化した作品です。
ポスターやジャケットではもう少し明るい作品かな?と思いますが、実際の映画の内容は秋則の失敗に次ぐ失敗の物語。
ついには続けるも地獄、やめるも地獄という進退極まった状態に。それでも情熱を捨てきれない主人公の不器用さが、何かに向かって頑張っている人たちの心を打つのだと想います。
七転び八起きと言いますが、どこで成功がまっているかは本当に予想もつかないものです。
『素晴らしき哉、人生!』
『素晴らしき哉、人生!』とは、1946年に公開されたフランク・キャプラ監督のファンタジー映画。主演は『スミス都へ行く』でもタッグを組んだジェームズ・スチュアート。
公開当時は興行的に惨敗しており、この失敗を機にキャプラの映画製作本数は激減してしまいますが、今では映画史に残る傑作として多くの人に愛されている名作映画です。
自殺しかけた主人公のこれまでの人生を振り返りつつ、最後には心温まる奇跡が訪れるキャプラらしいファンタジーとヒューマニズムに満ち溢れています。