ヤバすぎ?やりすぎ?上映禁止になった映画まとめ

せっかく完成しても諸処の事情から上映禁止になった映画と、対象国をご紹介。

最初は興味半分でしたが、調べてみると、上映禁止作品の多い国と少ない国では個人の『自由度』とも相関しているな、比例しているかもなというのが正直な感想です。
さて、そんな上映禁止になった映画のなかで気になったものをまとめました!(のちに公開された国も含みます)

まず最初にご紹介するのは暴力描写が理由で上映禁止となった映画たち。

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悪魔のいけにえ


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1974年のトビー・フーパー監督作品。テキサスを訪れた若者が人の皮のマスクをかぶった殺人鬼「レザーフェイス」とその家族に襲われる様を描いた作品です。
上映禁止国は多いですが、一方で作品がマスターフィルムがニューヨーク近代美術館に永久保存されるなど、その芸術性も高く評価されています。


上映禁止国

ブラジル
フィンランド
フランス
ドイツ
アイスランド
ノルウェー
シンガポール
スウェーデン

食人族

アマゾン川上流未開の地「グリーン・インフェルノ」に向かった探検隊たちが行方不明に。
捜索へ向かったジョン・モンロー教授がグリーン・インフェルノの村で見つけたフィルムが流出した・・・という体のフェイク・ドキュメンタリー・ホラー。
前述のようにフェイクではあるものの、劇中の動物虐待はすべて本物であり、そのせいも相まって上映禁止となっている国もあるようです。

なぜか日本で10億円以上を売り上げる大ヒットとなりました。


上映禁止国

フィンランド
オーストラリア
アイスランド
マレーシア
ニュージーランド
ノルウェー
シンガポール



時計じかけのオレンジ


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1971年の映画。スタンリー・キューブリック監督作です。
管理された全体主義と、その中で暴力とセックスに明け暮れる若者の無軌道さのジレンマを描いた作品です。
ニューヨーク映画批評家協会賞、ヴェネツィア国際映画祭などでの受賞もあり、名作と呼ばれる映画であることは確かですが、やはり前述のとおりの暴力描写により上映禁止国もままある作品です。


上映禁止国

アイルランド
シンガポール
南アフリカ共和国
韓国
イギリス

修道女

『修道女』は1966年に完成したフランスのドラマ映画。監督はジャック・リヴェット、主演はアンナ・カリーナが務めています。

プロデューサーのジョルジュ・ド・ボールガールは今作に全財産を注ぎ込みますが、作品の内容が知れ渡ると実際に映画を観ていない人もいるにも関わらず、カトリック教会からの猛反発を受け、映画は公開禁止処分となります。
初公開されたのはそれから一年後のカンヌ国際映画祭でのこと。映画はここでも賛否両論を巻き起こし、アメリカでの劇場公開は1981年まで待つこととなります。

ちなみに今作の公開中止によって窮地に立たされたジョルジュ・ド・ボールガールは旧知のジャン・リュック・ゴダールに電話し、資金調達のために急ごしらえでの映画製作を依頼します。こうして作られた映画が『メイド・イン・USA』。奇しくも『メイド・イン・USA』の主演もアンナ・カリーナが務めています。

ソドムの市

『ソドムの市』は1975年に公開されたイタリアの映画です。監督のピエル・パオロ・パゾリーニは本作公開後に殺害され、この作品が遺作となってしまいました。

『ソドムの市』は現在社会とファシズムへの批判を込めたといわれる作品ですが、今作にはグロテスクな描写・性的な描写・アンモラルな内容を含むことで有名で、各国で上映禁止処分を受けています。

上映禁止国

オーストラリア
イラン
シンガポール

次にエッチな描写がNGで上映禁止になった作品をご紹介。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ


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全世界で大ヒットした官能小説を映画化。
2015年年に公開。
平凡な女子大生がサディストの大富豪と深い関係になるという一言でいえばそんな話。
第73回ゴールデングローブ賞 主題歌賞、第88回アカデミー賞歌曲賞にそれぞれノミネートされた反面、第36回ゴールデンラズベリー賞では、最低作品賞、最低主演男優賞、最低主演女優賞、最低スクリーンコンボ賞、最低脚本賞を受賞しています。

上映禁止国

カンボジア
インドネシア
ケニア
マレーシア
アラブ首長国連邦
ジンバブエ

また、その国固有の理由で上映禁止になった事例もあります。




第9地区

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