映画の名言51. サンドイッチの年
人生は食パンのような普通の年が多いが、ハムや辛子の年もある。 辛子も一緒に噛み締めなきゃならん。
山もあれば谷もある。酸いも甘いも一緒に飲み込まなければならない。イイことがあっても、辛いことがあっても、「それが人生なんだ」と一息つきたくなるような、そんな名言です。
映画の名言52. 時をかける少女
うん、すぐ行く、走っていく
名言というか、名セリフ。細田守監督作品ですね。
若さ、情熱、純粋さを一言で言い表している名言ではないでしょうか。
映画の名言53. 麗しのサブリナ
自分の手でつかむのです。恋も同じです。
オードリー・ヘプバーン、ハンフリー・ボガート共演作。人生も恋も自分の手でつかみに行く。前述の「時をかける少女」もそうですが、ただ待っているだけではなかなか道が開かれない、それもまた人生であるようです。
映画の名言54. 8 1/2
人生は祭りだ。共に生きよう
どんなに辛いことがあったとしても、人生は所詮「祭り」。
楽しく、一緒にお祭りを生きよう。
少し前向きに、気持ちが楽になる名言です。
映画の名言55. エリザベスタウン
無難なものだけを求める者に本当の大失敗は起こらない。
イギリス空軍特殊部隊のモットーはリスクを冒す者が勝利する。
蔦はコンクリートを割って芽を伸ばす。
鮭は血まみれになって流れに逆らい何百マイルも川をのぼる。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。失敗するから成功はある。
挑戦しているからこそ失敗する。
映画では10億ドルもの損失を出し、所属する会社を破産させてしまう主人公ですが、
それでも立ち直れる強さを与えてくれる言葉ではないでしょうか。
映画の名言56. ブレードランナー
お前たち人間には信じられない光景を俺は見てきた
オリオン座の肩の近くで炎を上げる戦闘艦
暗黒に沈むタンホイザーゲートのそばで瞬くCビーム
そんな記憶もみな、時とともに消えてしまう
雨の中の涙のように
俺も死ぬときがきた
ラストのレプリカント「バッティ」のあまりに詩的な独白(※)です。
微笑みながらこのセリフを言うバッティにあるのは抗い続けてきた運命への諦めでしょう。
そしてその瞬間戸惑いの表情を見せるデッカードの胸にあるのは正しく「レプリカントの愛情や崇高さと人間の間に、一体どんな違いがあるというのか?」という問い。
ラストシーン、レイチェルを連れて逃避行へ向かうデッカード。それはレプリカントも人間もどちらも心を持った存在としてデッカードが扱っているからにほかならないと思います。
※実は「バッティ」を演じたルドガー・ハウワーの即興なのだそう!凄い!
映画の名言57. ターミネーター2
なぜ人が泣くのかがわかった
ずっと父親のいなかったジョンにとって、父親がわりとも呼べる存在になっていたターミネーターのT-800。
別れのシーン、自ら溶鉱炉に沈もうとするT-800。そんなT-800をジョンは泣いて止めようとします。
そんなジョンの涙を拭いてターミネーターがこう言います。
映画史に残る名シーン・名言だと思います。
殺戮マシンであるターミネーターが人間の命の尊厳を理解した瞬間です。
映画の名言58. ファイトクラブ
いつか必ず死ぬって事を恐れず心にたたき込め!すべてを失って真の自由を得る
ブラッド・ピット演じるタイラー・ダーデンのセリフです。
物には執着せず、自由に我が道を行く。圧倒的なマッチョイズム。そして片方では一面の真理を突いている、そんな名言だと思います。
映画の名言59. 転々
幸せはきていることに気付かないほどじんわりやってくる
でも、不幸はとてつもなくはっきりやってくる
これは、、ほんとにそう思ってしまいますね。当たり前の日常を当たり前と思ったら大間違いなんですよね。
映画の名言60. 図鑑に載ってない虫
人間、反省するから年とるんだ
菊地凛子演じるサエコのセリフですね。
下手に後ろを振り返っても老けるだけということでしょうか。
三木聡監督らしい、不思議な説得力のある言葉です。