今回はレザーファッションがカッコいい映画の特集です!
やはりレザーを無理なく着こなしてるのって海外の映画の登場人物のような気もするんですよね。
僕自身、レザーファッションは凄く好きなのですが、映画で検索するとレザーフェイスしか出てこないですね。。まぁ好きだけどさ。
というわけで、今回はライダースジャケットなどのレザーが印象的な映画を紹介します!
乱暴者
2004年に亡くなった、名優マーロン・ブラント。圧倒的な演技力と破天荒な生きざまで『20世紀最高の俳優』と形容される俳優です。
さて、彼が出演した『乱暴者』の中で着用したファッション。それまでシャツの下に着るものだった肌着を普段着として着用し、また炭鉱労働者のワークウェアだったジーンズを履いてモーターサイクルに跨がるというスタイルでした。
そして、特筆すべきは公開から60年以上たった今でもライダースが印象的な作品としてアイコニックな映画になっていることです。
この映画はライダースの不良のアイテムとしてのイメージを決定的にした作品でもあります。
映画を介して、今のファッションの源流が作られていったわけです。
バッファロー66
ヴィンセント・ギャロのカルト的な人気を誇る作品です。
特筆すべきはグリーンのカラーレザーでしょうか。
カラーレザーというと、ファイトクラブブラッド・ピットが演じたタイラー・ダーデンが着用していた朱色のレザーやアイロボットでウィル・スミスが着用していたダークワインのレザージャケットも思い浮かべるのですが、ヴィンセント・ギャロのレザーはそれらと比べてシルエットがかなりタイト。
その点、単なる衣装ではなくファッションとしても印象的なレザーになっています。
シド・アンド・ナンシー
セックス・ピストルズのベーシストであり、パンクの伝説的な存在でもあるシド・ヴィシャス。
そんな彼の伝記映画がこの作品です。
シドを演じているのはゲイリー・オールドマン。タイトなダブルのライダースがカッコいいです。
シドが実際に着用しているライダースはルイス・レザーのライダースと言われています。
クライ・ベイビー
ジョニー・デップの初主演作。それまでアイドル的なイメージだったジョニー・デップが路線の転換を図った作品です。
それを印象づけるようにリーゼントにダブルのライダースを着こんで、オールドスクールの不良っぽいイメージでまとめています。
前述のシド・アンド・ナンシーのライダースがイギリスらしいタイトで細身のシルエットなのに対して、こちらはいかにもアメリカンのような武骨さがあります。
あの胸にもういちど
『あの胸にもういちど』は1968年に公開されたマリアンヌ・フェイスフル主演のイギリス・フランス合作映画。
本作には当時のカウンターカルチャーの波がフランスにも波及していたことがよく伝わります。『イージーライダー』のフランス版ともいうべき作品で、多くのクリエイターに影響を与えたマリアンヌ・フェイスフルの全裸にバイクスーツをまとった姿はもちろんのこと、サイケデリックな演出、旧来の価値観にとらわれない女性の自由という新しい時代を描いた内容、まさに60年代をフィルムに刻み込んだ、秀逸な作品です。
ファイト・クラブ
90年代の問題作であり、社会現象にもなったデヴィッド・フィンチャーのカルト映画です。
ブラッド・ピット演じるタイラー・ダーデンの資本主義や資本主義に抗うような生き方は当時の多くの人々の共感を呼び、世界各地で実際にファイトクラブが設立されたほど。
本作のブラッド・ピットのファッションも、そんなタイラー・ダーデンの生き方を反映した自由なもの。オレンジレッドのカラーのレザー・ジャケットが、レザー=黒の一般的なイメージを覆す、印象的なアイテムとして登場します。
レザーに柄物のシャツというバランスも絶妙ですね。
ドラゴンタトゥーの女
ルーニー・マーラー演じる天才ハッカーのリスベット。
彼女の全身黒のゴシックでパンキッシュな出で立ちはカッコいいの一言。
真似してみたいけど町中でやったら浮いちゃうかもなぁ。。
ただ、一口に全身黒といっても、レザーであったり、布地であったり、素材の違いがコーディネートにメリハリを与えています。
全体として細身のシルエットも、やぼったくならないポイントですね。
スーサイド・スクワッド