【古典】モノクロ時代のおすすめ映画

映画が生まれてから約60年ほどは白黒の「モノクロ映画」が映画の主流でした。

今回はちょっとクラシックなモノクロ時代のおすすめ映画を特集します!

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モノクロ時代のおすすめ白黒映画

或る夜の出来事

『或る夜の出来事』は1934年に公開されたフランク・キャプラ監督のラブコメ映画です。

主演はクラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール。

アカデミー史上はじめて主要五部門を全制覇した作品です。
同様の快挙を成し遂げた作品は本作に続いて『カッコーの巣の上で』、『羊たちの沈黙』と現在に至るまで合わせて3作品のみとなります。

『或る夜の出来事』のレビューはこちら

群衆

『群衆』は1941年に公開されたフランク・キャプラ監督のコメディ映画。主演はゲイリー・クーパーとバーバラ・スタンウィック。

フランク・キャプラのヒューマニズムはそのままに、今作ではポピュリズムの危険性を踏みこんで描いています。

素晴らしき哉、人生!

『素晴らしき哉、人生!』とは、1946年に公開されたフランク・キャプラ監督のファンタジー映画。主演は『スミス都へ行く』でもタッグを組んだジェームズ・スチュアート。

公開当時は興行的に惨敗しており、この失敗を機にキャプラの映画製作本数は激減してしまいますが、今では映画史に残る傑作として多くの人に愛されている名作映画です。

この映画を観ると、『群衆』に張り詰めていた戦争へ向かっていく時代の緊張感がほぐれ、平和な時代への希望があふれているように感じます。

勝手にしやがれ

『勝手にしやがれ』は1959年に公開されたジャン=リュック・ゴダール監督の長編デビュー作。

主演は当時新人だったジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグ。

長編デビュー作にしてジャン=リュック・ゴダールの名を世界に轟かせた作品でもあります。ゴダールの青春時代に憧れたアメリカのB級映画みたいなプロットでありながらも、それまでの映画とはかけ離れた演出で、ヌーヴェルヴァーグの先駆的な映画となりました。

『勝手にしやがれ』のレビューはこちら

波止場

『波止場』は1954年に公開されたエリア・カザン監督の映画。

主演はマーロン・ブランド。

1954年のアカデミー賞では作品賞をはじめ、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞など8部門を受賞した古典の名作映画です。

『波止場』のレビューはこちら

スミス都へ行く

『スミス都に行く』は1939年に公開されたフランク・キャプラ監督の政治ファンタジー映画。

主演は「アメリカの良心」とも呼ばれたジェームズ・ステュアート。

第12回アカデミー賞で、作品賞を含む合計11部門にノミネートされています。

『スミス都へ行く』の感想・レビューはこちら



『道』は1954年に公開されたフェデリコ・フェリーニ監督、アンソニー・クイン主演のドラマ映画です。

ローマの休日

『ローマの休日』は1953年公開のウィリアム・ワイラー監督、オードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ぺック主演の恋愛映画。

恋愛映画を超えて、映画史に燦然と輝く名作であることは言うまでもありません。

公開から60年以上がたった今も不朽の名作として語り継がれている作品です。

今作を観たことはなくても、いくつかのシーンやオードリー・ヘプバーンの演技は観たことがあるでしょう。
ラブコメの名作であり、ひとつの到達点ではないでしょうか。

『ゴジラ』同様、今作もまた戦争の悲劇が作品に反映されています。
その象徴とも言えるのが「嘆きの壁」。このシーンは監督のウィリアム・ワイラーが最もこだわったシーンだとも言われています。

そして、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女が個人の愛を諦め、世界平和のために生きることを決意する悲恋とヒューマニズム。
その深いメッセージが、本作を傑作に仕上げています。

『ローマの休日』の解説・レビューはこちら

ゴジラ

『ゴジラ』は1954年に公開された特撮映画。「ゴジラ」シリーズの始まりの作品でもあります。

監督は本多猪四郎。主演は宝田明、河内桃子、平田昭彦が務めています。

世界的な人気シリーズの第一作目にしてトップレベルの完成度、メッセージ性を持ち合わせた稀有な作品です。

それまではストップモーションで怪獣の動きを作っていましたが、今作では世界で初めて着ぐるみとミニチュアによる撮影を敢行。その完成度はスティーブン・スピルバーグをして「どのようにしてこんなに滑らかに動いているのかわからなかった」と語っています。
スピルバーグ以外にも本作に影響を受けた映画人は世界中に数知れず。
それは単純に特撮の完成度の高さだけでなく、本作に込められた社会的なメッセージ性の高さもあるのでしょう。

監督の本多猪四郎は映画を製作するに当たって「真正面から戦争、核兵器の怖ろしさ、愚かさを訴える」ということを大事にしたといいます。

『ゴジラ』の考察・作品解説はこちら

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