笑える爆笑映画01.洋画系
『最後の恋のはじめ方』
デート・コンサルタントのアレックス・ヒッチンス(ヒッチ)と、スーパーセレブのアレグラ・コールに思いを寄せる冴えない男、アルバートのそれぞれの恋を描いた作品。
ストーリーは王道なんだけど、アルバートのデート・コンサルタントをするシーンやウィル・スミスに間違ってキスするシーンなど、コメディパートが面白いですね。
こういう系の映画ではダントツでレベルが高いのではないでしょうか?この映画の面白さはアルバートとウィル・スミスのキャラクター。
日本のバラエティーでみせる陽気さと、ヒッチとして対外的に見せる陽気さは通じるものがあって、より役柄を魅力的にみせています。
『ミート・ザ・ペアレンツ』
ベン・ステイラーの板についたコメディアンぶりと、デ・ニーロのコミカルさが笑いを誘います。
最近ではコメディの作品にも多く出演しているデ・ニーロですが、役柄は至って真面目な花嫁の父親役。しかし、家族以外には公言できない秘密があって。。
婚約者の父親に気に入られようとする、ベン・ステイラー演じるフォッカーのひたむきさと、それが緊張のなかで空回りしてしまうという状況。男性ならつい、あるある!と思ってしまうのではないでしょうか。
『クリスティーナの好きなコト』
この下品な下ネタの数々を楽しく笑い飛ばせるかそうでないかでかなり評価は分かれる作品かと思います。(もちろん僕は楽しく見れますが。)
比べて本作では下ネタはバンバンありつつも、キャメロン・ディアス演じるクリスティーナ自体は遊び好きなフツーの女の子。友達もいて、恋愛もして、それなりに楽しくしてる、例えるならクラスの中心で人気者だったんだろうなぁと思えるような子なのです。
だから映画としてみてもそれなりに共感できて、それなりに楽しく観れる作品かと思います。
『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』
『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』は2016年に公開された、メリル・ストリープ、ヒュー・グラント主演の実話を元にしたコメディ映画。
『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』~は邦題で、原題は『Florence Foster Jenkins』。
現代の通り、世界一音痴な歌手と呼ばれたフローレンス・フォスター・ジェンキンスの音楽をユーモラスに描いた作品です。
マダム・フローレンスの伴奏を務めるピアニスト・オーディションでは腕前よりも「マダム・フローレンスの歌声を聞いても笑わないかどうか」で合否が決められたと言われています。
ただ、最後は意外と夫婦愛に泣ける感動作。おすすめです。
笑える爆笑映画02. 邦画系
『ラヂオの時間』
もともとは三谷幸喜監督の舞台作として制作されたラヂオの時間。
今作はそれの映画版となります。映画としては三谷幸喜第一回監督作品になります。
俳優たちのわがままで当初のラジオドラマの設定がどんどんかわっていく面白さと、「やりたいこと」と「仕事」の難しさの狭間で揺れるシリアスさ、そしてすべての伏線が回収され、ハッピーエンドへ向かうカタルシスなど、その後の三谷幸喜作品に通じる魅力が満載です。
もとは前述のように舞台作として制作されたものですが、そもそもの着想は三谷監督自身がはじめて連ドラの脚本を手掛けた『振り返ればやつがいる』の脚本を現場で自身の知らない間に書き換えられていたという経験が元になっているそうです。
『斉木楠雄の災難』
もともとは麻生周一氏が週刊少年ジャンプに連載されていた同名のコミックが原作です。
そのため、大人向けとは言えない映画作品ではあるのですが、けれど大人も楽しめる作品に仕上がっています。
とにかく橋本環奈の演技がすごい!
「1000年に一人の美少女」と呼ばれたデビューの頃を思うと、ここまでやって大丈夫なの?!と思うほどの変顔のオンパレード。
キャメロン・ディアスがその美貌の持ち主であっても『メリーに首ったけ』や『クリスティーナの好きなコト』で思いっきり下ネタに挑戦し、コメディエンヌとしての才能を証明したように、橋本環奈も確かなコメディエンヌとしての才能と魅力があるように感じました。
そして、あの腹黒いキャラクターには意外なほど笑わせてもらいました。
こういう非優等生キャラにも果敢に挑戦していくスタイルは素晴らしいですね~!
この『斉木楠雄の災難』はいろんなトラブルの種を楠雄の目線で紹介しつつも文化祭の日の一日を追うだけで、大きなストーリーはありません。ドライブに例えるなら急カーブやいきなりトンネルに入った、みたいなことがないんですよね。
そういった独特のゆるさも僕はこの映画の好きなところです。
『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』
クレヨンしんちゃんの映画シリーズの作目。原作者の臼井義人先生が直接的に映画に関わった最後の作品でもあります。
今作のギャグ映画としての完成度は今でも全く色褪せていません。
初めて観たときにお茶を吹き出してしまってマトモに飲めなかったことを思い出します。
特にジョーカーのカードを持って、塔を目指すしんのすけ一家とそれを追いかける悪役のマカオとジョマのシーンはコメディ映画の名シーンと言ってもいいのではないでしょうか?
クレヨンしんちゃんの名作といえば、『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や、『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』に代表されるような感動作が取り上げられることが多いのですが、ギャグの名作としてはこの映画は間違いなく最高峰のひとつだと思います。
『ステキな金縛り』
三谷幸喜監督、法廷ものが好きなことでも知られていますが、今作はまさに法廷もの。
限られた人にしか見えない幽霊を題材にした、法廷サスペンス・コメディともいえる作品に仕上がっています。
前回の『マジックアワー』ではシリアスな役柄ゆえに「アドリブ禁止令」がでていた西田敏行さんですが、今作では打って変わって大はしゃぎな幽霊を演じています。
西田敏行さんいわく、戸田恵子さんを本気で笑わせにかかったが、彼女は決して笑わなかった、とのこと。
個人的には生瀬勝久さんとの絡みのシーンが好きです。
生瀬さん演じるタクシードライバーの車に乗せてもらう宝生と落ち武者の更科六兵衛なのですが、ドライバーには宝生しか見えません。
エミは落ち武者の外見についてあらゆることを六兵衛に尋ねますが、くしくも生瀬さん演じるタクシードライバーも落ち武者のような髪型。。。
生瀬さんはもちろんのこと、阿部寛さんなどコメディもいける俳優さんの共演なのでコメディ作品としてもレベルが高いです。
笑える爆笑映画03. ホラーコメディ系
『ショーン・オブ・ザ・デッド』
ゾンビ映画ではありますが笑える映画でコメディーとしても名作です!
あれこれ説明するより実際に観てもらった方がいいですね~。
序盤、道行く人々の様子がおかしいことにも気づかないショーンの様子が笑いを誘いますが、実際知り合いがゾンビになっても最初は「あいつなんだか元気ないな。。。まぁいっか!」で済ませてしまいそうな気もします(笑)
一応ゾンビものですが、おそらくレンタルの棚はコメディエリアとかにあるので、怖いの苦手って人も大丈夫・・・かも。
両親の死亡、親友がゾンビ化する、友達がゾンビに殺される、などなど様々な悲劇はありつつも最終的にはなんとかハッピーエンドの体に持っていくんですよね。
まっとうなゾンビ映画なら行きすぎな部分もコメディという免罪符があるおかげで自然に見れます。
『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』
ホラーコメディ映画の最高峰ではないかと思います。少なくとも個人的にはそう評価したい、名作ですね。
田舎の あんちゃん二人が何故か殺人犯に勘違いされてしまい、偶然の事故によって次々に人が死んでゆく、ブラック・コメディです。
不謹慎ですが、一人一人死んでいくごとにそのバカバカしさに思わず爆笑モノです。
笑える爆笑映画04. 脱力系
『図鑑に載ってない虫』
2007年の三木聡監督作品です。
伊勢谷友介、松尾スズキ、菊地凛子出演のロードムービーですね。
売れないルポライターの「俺(伊勢谷友介)」は月間黒い本の編集長によびだされ、友人のエンドー(松尾スズキ)、知り合ったサヨコ(菊地凛子)とともに「シニモドキ」と呼ばれる虫を探すハメに。
三木聡節炸裂!って感じの作品です。
ちりばめられた子ネタ、小道具の数々、なによりアウトサイダーにフォーカスした独特の目線。
出演者も岩松了、ふせえりなどのいつもの面々に加え、松重豊、森下能幸などの常連組、水野美紀や片桐はいり、笹野高史などの面々に加え、園子温に至るまでが出演。
『亀は意外と速く泳ぐ』
2005年公開の三木聡監督作品です。上野樹里が『スウィング・ガールズ』でブレイクするかしないかの頃の作品だと思います。相変わらずのシュールな笑いが多い三木聡監督作品。今回はスパイを題材にしています。