【レビュー】「HK 変態仮面」安田顕の怪演が光る!安田顕の傑作!!


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「HK 変態仮面」の予告編

「HK 変態仮面」のスタッフ・キャスト

監督
福田雄一

脚本
福田雄一

脚本協力
小栗旬

原作
あんど慶周

出演者
鈴木亮平
清水富美加
片瀬那奈
ムロツヨシ
安田顕
佐藤二朗
池田成志

「HK 変態仮面」のあらすじ

紅游高校に通い拳法部に所属している色丞狂介(鈴木亮平)は、同じクラスに転校してきた姫野愛子(清水富美加)に、一瞬にして心を奪われてしまう。ある日、姫野が銀行強盗事件に巻き込まれてしまい、人質となってしまう。彼女を助けるために覆面をかぶって強盗に挑もうとするも、何とかぶったものは女性用のパンティーだった。ところがその瞬間、これまでに感じたことのない感覚が体中をよぎり……。

出典:https://www.cinematoday.jp/movie/T0017097
HK/変態仮面 (2013) – シネマトゥデイ


感想・レビュー

安田顕!安田顕!安田顕!!

途中まで鈴木亮平の肉体の素晴らしさを書こうかなと思ってたんですが、画面に現れた安田顕のあまりにも筋金入りの変態の演技に目が釘付けになりました。

鈴木亮平も凄く凄く頑張って肉体改造や羞恥心をこらえているであろうこの映画。

しかし、安田顕は思いっきり変態を楽しんでいるのがスクリーン越しに伝わってきます。

恐らくはゲリラ撮影かと思うのですが、都心の駅前を変態仮面のコスチュームで楽しそうに走り抜け、(追ってくる鈴木亮平は普通の格好)、もはや演技なのか、水曜どうでしょうで見せるような変態・安田顕なのか、その区別すら難しい。

実際、鈴木亮平のブログにも、安田顕の怪演は鳥肌モノであったと記されています。

そして、その戸渡を演じる安田顕さんも、あまりにも強烈な俳優力を持った先輩であり、劇中と同じく、僕は俳優としての格の違いをまざまざと見せつけられた。

次のシーンの準備中、安田さんが助監督さんにロープで縛られている時、あのとても男前な顔で、「もっときつく…いや、もっときつくだ!」と言っているのを、僕は聞いた。

完成した亀甲縛りを鏡で見ながら、「いいねぇ…情けないねー…」と言って楽しそうな顔をしているのを、僕は見た。

都心の駅前を、なんの躊躇もなくほぼ裸で走り抜ける彼の背中を、僕は追いかけた。

衣装合わせの日、役柄について監督にそっと提案しているのを僕は聞いた。「監督。この役はあえてウ○コを我慢することで興奮しているという設定はどうですかね?」(残念ながらこの案は取り入れられていなかったが)

そんな役に入り込んだ安田さんが演じる戸渡の演技は、まさに狂気!もはや殺気!僕は初めて編集室で仕上がりを見たとき、本当に鳥肌が立った。

出典:https://ameblo.jp/suzuki-ryohei/entry-11516715339.html
安田顕さんという男 | 鈴木亮平 オフィシャルブログ 「Neutral」 Powered by Ameba

また、本作の出演依頼が安田顕にあった際には、事務所の社長である鈴井亜由美が「顕ちゃんは変態なのに変態の役が全然来なかった。今回、変態の役が来て本当に良かった」と喜んでいたというエピソードもあります。

主人公を食ってしまうとは正にこのこと。安田顕が最もスクリーンで輝いている映画ではないでしょうか。

鈴木亮平の肉体改造

もちろん、鈴木亮平の肉体改造も触れておかないわけにはいきません。

『天皇の料理番』では病弱な役を演じるため、体重を20kg減量したり、『俺物語!!』では巨漢の主人公を演じるため体重を30kg増量した鈴木亮平。

役作りにおいては今の日本の俳優陣の中で頭一つとび抜けていると感じます。

本作『HK 変態仮面』でも体重を一度15kg増量し、その後に脂肪をそぎ落とすという役作りを行っています。

また、この肉体改造においてはトレーナーもつけずに一年がかりで一人で行い抜いたそう。

『HK 変態仮面』の鈴木亮平の肉体美もまた見逃せないポイントです。

ただの変態映画ではなく、日本を代表する怪演と役作りを堪能できる作品。見らず嫌いはもったいないと思える映画でした。

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