「アリータ バトルエンジェル」トリビア・裏話

「アリータ バトルエンジェル」とは日本のSFマンガ『銃夢』を原作にしたハリウッド映画。ジェームズ・キャメロン製作、ロバート・ロドリゲス監督のSFアクション作品です。

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「アリータ バトルエンジェル」

2000年からジェームズ・キャメロンが企画を暖めていた念願の作品でもあります。当初はキャメロンが監督も行う予定でしたが、先に『アバター』をやることになり、またその続編も監督することになったため、ロバート・ロドリゲスに打診が回ったそう。

原作となる「銃夢」は木城ゆきと氏による日本のSFバトルマンガ。「ビジネスジャンプ」で1990年から1995年まで連載されていました。

アリータを演じるのは「メイズ・ランナー: 最期の迷宮」のローサ・サラザール。

映画「アリータ: バトル・エンジェル」は原作「銃夢」の4巻までの内容を中心にしたストーリーになるようです。

「アリータ: バトル・エンジェル」の感想・レビューはこちら

「アリータ バトルエンジェル」のあらすじ

天空に浮かぶユートピア都市“ザレム”と、ザレムから排出された廃棄物が堆積して山をなす荒廃した街“アイアンシティ”。大戦後の未来は、“支配する物”と“支配される者”の2つの世界に分断されていた。“アイアンシティ”に暮らすサイバー医師のイドは、瓦礫の中から少女の頭部を発見し拾い上げる。彼女はなんと300年前のサイボーグだった。奇跡的に脳は生きていたものの、長い休眠状態により過去の記憶を失っていた。イドによって新しい機械の身体を手に入れたサイボーグの少女は、アリータと名付けられ、イドの元で大切に育てられる。ある日、アリータはイドを守るために戦い、自分の中にコントロールできないほどの戦闘能力が備わっていることに気づいてしまう。実は彼女は、300年前大戦中に失われたテクノロジーで作られた“最強の兵器”だったのだ。果たしてアリータと分断された世界の過去に隠された秘密とは……。人々の温かさに触れ、感情が芽生えた最強兵器アリータの、自分の命の意味を見つけるため、そして大切な人たちを守るための、二つの世界の秩序を揺るがす壮大な旅が今、始まる―。

出典:https://www.youtube.com/channel/UCkvOiP-XrHCDvAoGPC3lZrA
20世紀フォックス映画公式チャンネル

「アリータ バトルエンジェル」の予告編



「アリータ バトルエンジェル」のトリビア・裏話

『銃夢』をキャメロンに紹介したのはギレルモ・デル・トロ

日本のSFマンガ『銃夢』をキャメロンに紹介したのは「パシフィック・リム」などの映画で知られるギレルモ・デル・トロ監督です。

ギレルモ・デル・トロは1964年生まれメキシコ出身の映画監督。
1993年に「クロノス」で映画監督デビュー。同作はカンヌ国際映画祭の批評家週間グランプリに選出されるなどの評価を受けています。

関連記事:オタク監督ギレルモ・デル・トロの日本愛あふれるエピソード

『銃夢』との出会いをジェームズ・キャメロンはこう述べています。

25年前、ギレルモ・デル・トロが日本のSFコミック「銃夢」を紹介してくれた。
それは、支配する者と支配される者の2つの世界に分かれたミライで、瓦礫の中から拾われ300年の眠りから覚めた一人のサイボーグの少女の物語だ。
斬新で独創的な世界観に見せられた私は映画権を獲得し、脚本を書いたのは私の娘が13歳の時だった。
少女が自分の衝撃的な過去に気付き、運命に向き合っていく成長物語は、同時に父と娘のラブ・ストーリーでもある。つまり、アリータは私の娘みたいなものだよ。

出典:http://www.foxmovies-jp.com/alitabattleangel/introduction.html
映画『アリータ:バトル・エンジェル』公式サイト 2019年2月22日(金)全国ロードショー

原作から変更された主人公の名前

原作となる「銃夢(ガンム)」は木城ゆきと氏による日本のSFバトルマンガ。「ビジネスジャンプ」で1990年から1995年まで連載されていました。

映画版では「アリータ」となった主人公の名前ですが、原作では「ガリィ」となっています。
これは「ガリィ」が英語では Gully(渓谷という意味)になるためだそう。

映画「アリータ: バトル・エンジェル」は原作「銃夢」の4巻までの内容を中心にしたストーリーになるようです。

ハリウッドでの実写映画化に関する「銃夢」原作者木城ゆきと氏のコメントはこちら

「銃夢」の最初の連載が終わる少し前の1994年から、海外のプロデューサーや監督から映画化したいというオファーがいくつかきて、そんなとき編集者の人と「キャメロンが映画化したいと言ってきたらどうする?」と冗談を言い合っていたものです。強いヒロイン、アクション、SFビジュアル、などキャメロン監督と僕の作品には共通点が多いけれども、本当にそうなるとは、もちろんその時は夢にも思っていませんでした。
そしてこの度、『アリータ:バトル・エンジェル』の世界で初めてメディアに公開される最新映像を、作品が生まれた日本に最初に持ってきていただき、ありがとうございます。
僕自身、この映画の完成をとても楽しみにしています。

出典:https://blog.foxjapan.com/movies/alitabattleangel/news/
最新情報 – 映画「アリータ:バトル・エンジェル」オフィシャルサイト



物議を醸した「大きな目」

特報映像公開の時に「CG加工された大きい目」が物議を醸しました。

ジェームズ・キャメロンによると、あくまで原作に忠実にするための措置の一つだったのですが、「目が大きすぎて不気味!」「原作に忠実なだけだ」など賛否分かれる反応に。

当時の反応をシネマトゥディの記事からみてみましょう。

そして今回、海外版予告編がついにお披露目されると、あることが大きな話題に。それは、『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』のローサ・サラザール演じる主人公アリタの目が、原作に忠実とも言うべく(?)、アニメーションキャラクターのように大きくなっていることだ。この予告編を見た人々からは「そんなドデカイ目で見つめるのはやめてくれ」「アニメっぽい目はアニメの中だけにしてくれ……」と否定的なコメントの一方で、原作ファンからは「大きい目に困惑している人たちへ:原作漫画では、彼女はとくに人形みたいに見えるようにデザインされた古いアンドロイドモデルなんだ。他のキャラクターでさえ、彼女の外見や大きな目をからかったりしている。奇妙に見えるかもしれないけど、実際かなり原作に忠実なんだ。ジェームズ・キャメロンは原作の大ファンで、この映画化を20年間くらい試みていた。彼は全てのディテールまで正確につくりたかったんだ」「彼女の目は素晴らしいよ……なんでそんなにみんなの気に障っているのかがわからない……原作を読んでみなよ」と擁護する声もあがっている。

出典:https://www.cinematoday.jp/news/N0096842
ハリウッド実写「銃夢」ヒロイン目の大きさに賛否! – シネマトゥデイ

本予告を観ると気のせいか心なしか目立たなくなっているような気もします。

公開日が後ろ倒しになったのは目元の修正してたからなのかな?

エドワード・ノートンがカメオ出演している

ファイト・クラブ」などの作品で知られるエドワード・ノートンもカメオ出演しています。

その役どころは天空都市ザレムに住む黒幕のノヴァ。

ラストでサングラスを外した顔でエドワード・ノートンであることが確認できます。



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