【トリビア裏話】映画版『クレヨンしんちゃん』制作秘話まとめ

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今回は国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』の裏話をご紹介。

『クレヨンしんちゃん』は映画版も作られており、本数にして約30本、期間にして約25年にも及びます。

『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』

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当初のラストは今まで通りのおバカな戦いの予定だった

数あるクレヨンしんちゃんの映画作品でも1、2を争う屈指の人気作。
感動的で穏やかなラストシーンは、それまでのクレヨンしんちゃんには当てはまらない、新機軸となるものでした。当初予定されていたラストは、それまでのおバカな戦いをして終わる予定だったらしいのですが・・・。

これまでの『しんちゃん』の流れだと、『オトナ帝国』もラストはおバカな戦いをして終わる予定だったんです。でもしんのすけたちの前に立ちはだかるケンとチャコというキャラクターに、おバカな戦いをさせたくなくて。だけど彼らが野原一家の勝利を認めて終わるわけにもいかない。であれば彼らは死ぬしかないと。でも本気で死のうと思った彼らの死を、キジバトの親子が防ぐということを思いついた時にものすごく興奮したんです。ですがこのストーリーだと、「しんちゃん」ではなくなってしまうとさまざまなところから言われるだろうし、自分自身もそう思ってしばらく悩みました。けれどもこの作品を作って、映画館でお客さんに評価していただけて。「僕が“しんちゃん映画の形”にこだわりすぎていたんだ」とお客さんに教えてもらったんです。

出典:『映画クレヨンしんちゃん』名作の作り手たちが語る裏話:今週のクローズアップ – シネマトゥデイ

『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』

五木ひろしロボはアドリブだった

本作の敵組織、父ゆれ同盟のボスキャラの秘密兵器ロボット、五木ひろしロボ。

今作の監督である高橋渉氏はインタビューで五木ひろしロボはアドリブなのかと問われて次のように答えています。

先ほども話題にのぼった「巨大五木ひろしロボ」は? クライマックスシーンの重要な要素ですし、実名を使っているので何かのコラボレーションなのかと思いました(笑)。

高橋:むしろあれがアドリブなんです(笑)。元のシナリオではちゃんと最終ボスらしいロボがいて、迫力の大アクションシーンを繰り広げる予定でした。
出典:『メディア芸術祭』受賞、あらためて観る『クレヨンしんちゃん』 – インタビュー : CINRA.NET

『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』

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ラストの展開は大反発

『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』と並ぶ人気作の『嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』。
本作を基にした映画『BALLAD 名もなき恋のうた』が製作されるなど、高い完成度の作品でもあります。
しかし、明確に主要キャラの死が描かれるシリアスな展開には、当初周囲からの猛反対があったそう。

「(前年に制作した)『オトナ帝国の逆襲』で僕の中で大きな変化があり、その次の作品だったので、ファミリー向けの映画とはいえ、見た人の心に深く残るような展開にしたいと思いました」と説明。間髪入れず、「まぁ、でも大反対されました。偉い人たちから。映画会社じゃないですよ。テレビ局とか代理店とか。モメました。本当に」
出典:『クレヨンしんちゃん』あの名作が誕生しなかった可能性も? 原恵一監督「モメました」と制作秘話を明かす | ガジェット通信

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