きょうの裏話は『ダイ・ハード』です。
『ダイ・ハード』は1988年のアメリカ映画。ブルース・ウィリスをスターダムにのし上げた作品です。
監督は『プレデター 』などで知られるジョン・マクティアナン。ジョン・マクティアナンはシリーズ3作目の『ダイ・ハード3』でも監督を務めています。
舞台は日系企業のビル、ナカトミプラザ。
いつまでも面白い名作であると同時に、日本人の目から見れば当時海外進出が多かった日本企業の勢いなども感じられる映画です。
ジョン・マクレーンの斬新なヒーロー像
当時のヒーローといえば、『ランボー』や『コマンドー』(!)のように、ものすごい体力と好戦的な男が片っ端から敵をなぎ倒す、というものが多かったのですが、
(※注 『ランボー』一作目は世間一般のランボーのイメージとはまた違う映画です。)
マクレーンはイヤイヤながら戦わざるをえない状況になり、そして頭も使いながら敵をなんとか倒す、そんな現実味の強いキャラクターでした。
ブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーン、世界一ついていない男として有名ですが、当時このマクレーンのキャラクター像は斬新だったのではないでしょうか?
さて、話が長くなってしまいました。
『ダイ・ハード』ラストシーンのヒミツ
この『ダイ・ハード』の一作目、ラストはアラン・リックマン演じるテロリストのボスが、ナカトミビルから落下して死亡という落ちでした。
(明確な死の描写はないけど、あの高さから落ちたら誰でも死ぬな。。)
アラン・リックマンとは
アラン・リックマンは 1946年生まれのイギリス出身の俳優です。
ロンドンの王立演劇学校に入学し、英国の舞台演劇で活躍したあと、映画の世界にも活動を広げました。
『ハリー・ポッター』シリーズのセブルス・スネイプ役はハマり役として原作のファンからも高い評価を得ました。
またティム・バートンの作品の常連俳優のひとりでもありました。
今作『ダイ・ハード』はアラン・リックマンの映画初出演作品。テロリストのボスのハンス・グルーバーを演じています。
演技ではない、本当に驚いた顔
さて、『ダイ・ハード』のラスト、落ちる瞬間のアラン・リックマンの驚きの表情が印象的です。
まぁそれもそのはず。
本テイクで使われたのは演技ではない、アラン・リックマンが本当に驚いた顔だったからです。
これ芸人さんのドッキリと変わらないレベル。。。
アラン・リックマンは惜しくも2016年に亡くなりましたが、印象に残る作品を多く残してくれました。