今回は1992年のジブリ映画『紅の豚』のトリビア・裏話をご紹介します!
『紅の豚』は1992年に公開されたスタジオジブリ製作・宮崎駿監督のアニメーション映画。
当初は日本航空内での機内上映用の作品として製作開始されたものの、長編になったため劇場公開作品になったという逸話があります。
それまで宮崎駿監督が「アニメは子供のもの」という自身に課していた制約を破り、同世代の大人のために描いた、オトナ向けの作品となっています。
物語の舞台は1920年代。世界大恐慌の時代のイタリア、アドリア海で豚の姿で深紅の飛行機を駆るポルコ・ロッソを主人公に、空に生きる男たちの生きざまを描いています。
マンマユート団の「マンマユート」の意味
マンマユート・ボスを親分とする、マルコのライバル的な存在のマンマユート団。
そのマンマユート団の「マンマユート」の意味はなんと
ママ、助けて
なのだそう。
ちなみに原作『飛行艇時代』によると「ママ、助けて」ではなく「ママ怖いよ団」という意味だとされています。
もともとはJALの機内上映用の作品だった
『紅の豚』はもともと劇場公開用の作品ではなく、JALの機内上映用の作品でした。それが長編化したため、劇場用の映画作品になったという逸話があります。
このようなエピソードを持つため、劇場公開より先に日本航空国際便機内で先行上映されたという逸話があります。
ちなみに『紅の豚』の原案は宮崎駿監督が月刊誌『モデルグラフィックス』に連載していた「飛行艇時代」という作品がもとになっています。
36回もやり直したセリフ
ヒロインの一人、ジーナを演じた加藤登紀子さんですが、Twitterでアフレコ時に36回もやり直したセリフがあると明かしました。
そのセリフは
ジーナ
「マルコ…今にローストポークになっちゃうから…私イヤよ?そんなお葬式…。」
ポルコ
「飛ばねぇ豚は、ただの豚だ。」
ジーナ
「馬鹿っ!」←このセリフだそうです。
音へのこだわり
宮崎駿監督のこだわりは音にも表れています。例えばそれは飛行機のエンジン音。
戦争時の戦闘機の音ではない、軽いエンジン音。
それを実現させるために録音監督は、フランスの飛行機マニアの元へ向かい 実際に当時使われていた飛行機の音を録音したそう!