本当に面白い!おすすめ時代劇映画まとめ

時代劇は邦画独自のジャンルですよね。

今回はそんな時代劇映画から本当に面白いおすすめ映画をピックアップ!

オススメ時代劇01.『武士の一分』

あらすじ

藩主の毒見役を務める侍、三村新之丞はある日毒見で食べたつぶ貝の毒にあたって失明してしまう。家禄の存続が危ぶまれる事態となるが、妻の加世が海坂藩番頭の島田藤弥と顔見知りとわかると、三村家の人間たちは家禄の件を取り直してもらうよう、加世に頼み込む。

果たして三村家の家禄は安堵することになったが、その一方で加世と島田が密会しているといううわさが広まる。
中間のに真相を確かめさせた新之丞は加世に事の次第を問いただす。すると「家禄の保証と引き換えに島田に体を要求された」と答える加世。激怒した新之丞は加世を離縁する。

しかし、同僚の加賀山からは「家禄は藩主の温情から与えられたものである」ことを聞かされ、島田が加世を弄ぶために家禄を口実に加世を騙したことを知り、新之丞は自らの「武士の一分」を賭け、島田に果たし合いを挑むことを決意する。

おすすめ ポイント

木村拓哉の演技が素晴らしいです!
「ちょ、待てよ!」に代表されるような少し生意気で我を通す、イケイケなキャラクターが役者:木村拓哉が一般に対して比較的認知されている姿でしょう。
しかし、本当に木村拓哉の魅力が引き出されるのは、本作や『I COME WITH THE RAIN』の時のような少し影がある役柄ではないでしょうか。
特に哀しい目の演技をさせると右に出るものはいないのではないかというくらい上手ですね。

本作でも、光を失ってからの目の動きはとても素晴らしい演技でした。

オススメ時代劇02.『座頭市』

おすすめ ポイント

北野映画ならではの圧倒的な暴力描写はそのままに、今までの間を埋め尽くすかのごとくセリフの多い作品となっています。時に説明過度かな?と思うまでの台詞があったりしますが、初めて北野映画を観るにはいいのではないでしょうか。

北野武監督いわく『上手いんだか不味いんだかわからない料理ばっかり作ってるから、今度は上手い料理を作ってやろうと思った』とのこと。
その言葉の通り、当時の北野作品は座頭市が興行面で一番高い数字を記録しました。

さて、作中最強の座頭市、設定上は金髪碧眼ということで、何を意図しているのかということは明白ですね。

わかりやすいエンターテイメントだけではなく、皮肉や揶揄が込められているのも北野武監督らしいです。

オススメ時代劇03.『殿、利息でござる!』

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あらすじ

仙台藩の吉岡宿は貧しい宿場町。彼らの生活をさらに厳しくしているのは宿場町間の物資の輸送を行う伝馬役とよばれる制度だった。通常は伝馬役の費用は藩が持つことになるが、吉岡宿はその費用を吉岡宿の町人が負担することになっており、町人たちの重い負担となっていた。そのため、町人は破産し夜逃げするものが跡を絶たなかった。

村一番の知恵者、篤平治はそんな状況をなんとかしようとしていた。
篤平治は町に戻ってきたのち、吉岡宿一の大店、浅野屋の浅野屋甚内に利息をつけて返す。
そのことから甚内の兄、十三郎と飲んでいるときに篤平治は街を救う可能性のある途方もないアイデアを考え付く。

それは、財政が困窮している仙台藩に1000両を貸し付け、その利息を町人に毎年分配するというアイデアだった。

おすすめ ポイント

なんかポスター見る限りではコメディ色の強そうな作品ですが、決してそんなことはなく、無私の美しさが胸を打つ良作です。

今作が興味深いのはこれが実話だということ。内容は正に無私の勝利とも言うべき内容。
「清貧」という言葉がありますが、自分の財産を犠牲にしながらも、地域のためにという一心でお金を集める十三郎たち。

その中でも妻夫木聡演じる浅野はその代表格。
世間には守銭奴、ケチと言われながらも、その実は苦しむ町民のために、家を潰してまで出資を惜しまない、どこまでも誠実で、義理堅い男でした。その姿勢と覚悟は強く胸に迫るものがあります。

是非観てみてほしい作品です。

>ムビシネ

ムビシネ

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