【感想レビュー】 続・深夜食堂

「続・深夜食堂」は2016年公開の日本のドラマ映画。

2015年に公開された映画版「深夜食堂」の続編です。

元は『ビッグコミックオリジナル』で連載されている漫画作品。

テレビドラマ化や海外進出もはたしている、人気作品です。

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「続・深夜食堂」のスタッフ・キャスト

監督
松岡錠司

脚本
真辺克彦
小嶋健作
松岡錠司

原作
安倍夜郎『深夜食堂』

出演者
小林薫
河井青葉
池松壮亮
キムラ緑子
小島聖
渡辺美佐子
井川比佐志

「続・深夜食堂」のあらすじ

ある夜、常連たちが揃いも揃って喪服姿で現れる。そんな中、もう一人、喪服姿で来た範子(河井青葉)。だが、彼女は喪服を着るのがストレス発散という一風変わった女性だった。そんな彼女が本当の通夜の席で喪服の似合う渋い中年男(佐藤浩市)と出会い心惹かれて…。

近所のそば屋の息子・清太(池松壮亮)は父亡きあと、店を切り盛りする母親・聖子(キムラ緑子)が子離れしてくれず、年上の恋人さおり(小島聖)との結婚を言い出せずにいた…。

お金に困った息子に頼まれ、九州からやってきた夕起子(渡辺美佐子)。息子の同僚という男性に大金を渡してしまう。騙されたのではと常連客たちも心配するが、あまり気にも留めぬ様子。そんな折、迎えにやって来た義弟(井川比佐志)が夕起子の身の上話を明かし…。

出典:http://www.meshiya-movie.com/story/
ストーリー – 映画『続・深夜食堂』公式サイト

感想・レビュー

小林薫の語り口と優しいギターの音色、そして、料理をする生活の音。

地味だけれども良質で丁寧。そんな映画の世界に冒頭からどこか癒されてしまいます。

深夜から朝にかけてしか開かない、『深夜食堂』。

そこに集う、それぞれの人間模様。

二時間かけてひとつのストーリーを紡ぐのではなく、短編小説集のように、いくつかのそれぞれの物語を描いているのも良かったです。

人々が集う深夜食堂。そのシーンだけは何も飾り気もなく、観る人をただただ無防備に受け入れてくれます。

『バーテンダー』という僕の大好きな漫画があるんですが、それに似ているのかなぁと思います。

その作品では人それぞれ、どんな問題を抱えていても、バーテンダーはお酒で人々の魂を癒していくんですよね。

『深夜食堂』も、小林薫が客の言葉に耳を傾け、時に優しく諭してゆく。

決してきらびやかではなく、地味なんだけれども、丁寧で繊細。

芝居がかった芝居もなく、控えめな演技が心に響きます。

テレビドラマの映画化って中々食わず嫌いで敬遠しがちなのですが、この作品は本当におすすめの作品ですね。

「武士の一分」もそうなのですが、こういう日常を丁寧に切り取ったドラマは本当に心癒されます。

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