永遠の名作「ローマの休日」名言・名セリフ特集

映画の名言・名セリフシリーズ、今回は「ローマの休日」を紹介します!

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「ローマの休日」とは

『ローマの休日』は1953年公開のウィリアム・ワイラー監督、オードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ぺック主演の恋愛映画。

恋愛映画を超えて、映画史に燦然と輝く名作であることは言うまでもありません。

公開から60年以上がたった今も不朽の名作として語り継がれている作品です。

あらすじ

映画はオードリー・ヘプバーン演じるアン王女の多忙なヨーロッパ各国への表敬訪問の様子から幕を開けます。

スピーチの内容は丸暗記。質疑応答や会話も機械的にこなそうとするアン王女。

自分の使命もわからず、ただロボットのように動くだけの日々。

ついにアン王女は忙しい公務のストレスで思わずお城を抜け出してしまいます。

当時新人女優だったオードリー・ヘプバーンの瑞々しさ、美しさはもちろんのこと、個人的な恋愛を国家間の友好にまで昇華させるストーリーの素晴らしさ。

脚本を手掛けたダルトン・トランボは当時赤狩りによってハリウッドを追放されていたため、友人の脚本家ハンターの名前を借りて発表されています。




「ローマの休日」名言・名セリフ特集

「私はさよならをどう言えばいいか分からない。言葉が出てこないの」

さよならの時にこんなセリフが言えたらなぁと思います。とても想いの伝わる、それでいて気の利いたセリフだと思います。

「私はこれからあの角を曲がるけど、車から降りないでね
追いかけないと約束して」

アン王女の言葉。新聞記者であるジョーとの恋を必死で諦めようとする言葉には胸が締め付けられるようです。

「我が国と王家に対する任務を自覚していなければ今夜帰らなかった。・・・あるいは永遠に」

アン王女は当初、自分の義務を心から自覚しておらず、衝動的にホテルを抜け出してしまいます。

しかし、ジョーとの1日を過ごし、愛を知り、自分の生き方を自主的に生きていくことになります。

それは個人の愛ではなく、もっと大きな博愛ともいうべきもの。

それが王女である自分の役割だと自覚した時のセリフです。

「守られると信じます 個人の関係が守られるのと同様に」

「わが通信社の見解を申しますと、王女様の信頼は裏切られないでしょう」

上記のアン王女の言葉に対して、ジョーはこう付け加えます。

この言葉には二つの意味があります。

ひとつは世界の友好の可能性。

ローマを擁するイタリアは戦時中ファシスト国家でありました。そんな国家ともまた友好関係を結べるのか。いや、その架け橋となるのが自分の役割ではないか。

自分の使命に気づいたアン王女は、この時、自分の言葉で記者たちに、そして彼らを通じて世界に世界の友好は実現できると語りかけています。

もうひとつはジョーがアン王女と過ごした時間は口外されないのかという意味。ジョーの職業は新聞記者。そのことに対してジョーは信頼が裏切られることはないと言っているのです。

「お渡ししたいものが・・・ローマ訪問の記念写真です」

ジョーとアン王女に同行したジョーの友人のカメラマンのセリフ。元々はアン王女のスクープ写真目的でしたが、ジョーの心変わりによって、アン王女の一日は永遠の秘密になりました。

カメラマンのアーヴィングは上記の言葉とともに証拠の写真をアン王女に渡します。

この言い回しがとても良いですね。

アン王女の微笑みをこらえた表情と、とても感謝します、の返答も心に残ります。



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