【裏話・トリビア】いくつ知ってる?人気映画のトリビア・裏話特集

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裏話・トリビア51 ドリーム

NASAでは黒人と白人の使うトイレやコーヒーポッドなどは区別されていなかった

NASAの所在地はアメリカ南部のテキサス州ヒューストン。もともと工業による経済発展を目指した北部と違い、南部は農業が盛んで、そのために労働力の確保を目的とした奴隷制度が広まりました。

そして、南部では1964年までジム・クロウ法と呼ばれる、白人と非白人でそれぞれ場所を分ける、人種差別的な法律が施行されていました。

映画のなかでも、黒人であるキャサリンは白人の同僚とは使うトイレやコーヒーポッドまで区別されていました。

しかし、史実では50年代の終わりにはすでにNASAではそうした人種による場所の区別は撤廃されています。

キャサリンがNASAで働いていた1961年当時には映画のような区別はNASAでは存在しなかったのです。

関連記事:「ドリーム」NASAを支えた黒人女性の実話




裏話・トリビア52 007 ネバーセイ・ネバーアゲイン

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の由来

1983年に公開された映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』。同作はショーン・コネリーが12年ぶりに007に復帰した作品でもありますが、タイトルの由来はショーン・コネリーの妻が再び007役のオファーに迷っていた夫に「もうやらないなんて、そんなこと言わないで(ネバーセイ・ネバーアゲイン)もう一度おやりなさい」と言った言葉からつけられたそうです。

裏話・トリビア53 リング

「リング」の登場人物の世界

「リング」シリーズ第一作目の『リング』。

映画では『リング』→『リング2』→『リング0 バースデイ』という流れで続編が作られましたが、原作では『リング』→『らせん』→『ループ』という作品が「リング」シリーズとして出版されました。

※『らせん』も映画は制作されていますが、よりホラー映画としてのテイストを意識して作られたのは『リング2』です。なお、映画版『らせん』の続編は2012年に公開された『貞子3D』になります。

ホラー映画のイメージの強い映画シリーズに対して、原作は作品ごとに趣を変えていました。

小説の『らせん』では貞子の呪いの正体は未知のウイルスとされ、呪いをオカルトではなく科学的に解明しようとするSF作品になりました。続く『ループ』ではそれまでの登場人物の浅川や高山、貞子などが仮想現実空間「ループ」上でプログラムされた存在だったことが明らかになります。

映画版では恐怖の音量として認識されている貞子ですが、原作では貞子の正体はコンピュータープログラムなのです。

裏話・トリビア54 ロケットマン

当初はトム・ハーディが主演候補だった

今作『ロケットマン』の制作当初、主演として考えられていたのはトム・ハーディでした。

しかし、トム・ハーディは映画の中のエルトン・ジョンに比べて年を取りすぎていたということと、生歌に難があり、結果タロン・エジャトンが主演に選ばれます。

いわゆる口パク(リップシンク)で映画を完成させることは珍しいことではなく、『ボヘミアン・ラプソディ』も口パクですが、エルトン・ジョンは自身を演じる主役には自らの声で歌える俳優を熱望していました。

他には正式なオファーこそなかったものの、ジャスティン・ティンバーレイクの名も挙がっていたと言います。



裏話・トリビア55 天空の城ラピュタ

アメリカ版は3分も待ってはくれない

ムスカがシータとパズーに向かって「3分間待ってやる」というセリフがありますが、アメリカ版ではのこのセリフは「1分」になっています。

同じくドーラがパズーに言う「40秒で支度しな!」というセリフもなぜか「1分」。
アメリカ版はムスカとは対称的に少し優しいドーラになっています。

ちなみに日本版では「3分間待ってやる」というセリフの割には50秒ほどしか待っておらず、ある意味アメリカ版の変更は適切だったのかも。

裏話・トリビア56 猿の惑星

映画版とは違う原作の結末

1968年に公開されたシリーズ最初の『猿の惑星』は1963年に出版されたフランスのピエール・ブールの小説『猿の惑星』の映画化作品でした。

映画版では猿が暮らしていた惑星は実は未来の地球だったという結末ですが、小説版では主人公は猿の惑星を脱出し、600年以上も未来の地球に無事たどり着きます。
しかし、その地球もまた猿の支配する惑星になっていたという結末でした。

加えて、それらの顛末は宇宙旅行者が拾った一通の通信文の入った容器に記されていた話で、彼らも実は猿で、彼らはそれを読んで「人類が高い知能を持っているなんてそんな馬鹿な」と嘲笑するという2段構えのどんでん返しのオチが用意されていました。

2001年のティム・バートン監督の『PLANET OF THE APES/猿の惑星』はより原作に近いエンディングとなっています。

ちなみに映画版のオチである猿の惑星の正体は荒廃した未来の地球だったという結末は、当時の米ソ冷戦の果てを暗喩したものと言われています。

裏話・トリビア57 となりのトトロ

最初は姉妹の話ではなかった

最初はサツキとメイ二人の姉妹の話ではなく、一人の少女とトトロの話だったのだそう。

それが二人になった理由として、プロデューサーのは「同時上映作品の『火垂るの墓』の上映時間が伸びた(60分から90分)ために、その尺に合わせるために一人の少女から二人の姉妹にした」と語っていますが、実際は本作が60分の映画として企画されていた当初から二人の姉妹として設定されていました。

実際には宮崎駿監督がトトリと少女の出会いの場面を昼間と夜のバス停の2通り思いついてしまい、そのどちらもを実現させるように姉妹に変更されたという説が有力のようです。

ちなみにサツキとメイはどちらも「5月」を表す言葉が名前のもとになっています。




裏話・トリビア58 アラジン

最初はジーニー役のオファーを断っていたウィル・スミス

原作のジーニーの声優を務めていたのはロビン・ウィリアムズ。

ロビン・ウィリアムズとジーニーの結び付きは強く、原作のジーニーの顔や動きまでロビン・ウィリアムズを参考にしていたと言われています。

ウィル・スミスも実写版でのジーニー役のオファーを聞いたときはジーニーにおけるロビン・ウィリアムズという存在の大きさから一度はオファーを断ったそうです。

ウィルは「電話でジーニー役をやってくれと言われたんだけど、僕は『いやいや,ノーだよ』って言ったんだ。だって(オリジナル版の)ロビン・ウィリアムズが最高だったからね。もうジーニーというものが彼によって確立されていたから、それにはあまり触れないほうが良いと思った」と、最初は出演を悩んだという。

出典:https://www.tvgroove.com/?p=13264
「アラジン」ウィル・スミス、最初はジーニー役を断っていた! その理由とは・・・?[動画あり] | tvgroove

しかし、正式にOKを出す前にジーニーの音楽「フレンド・ライク・ミー」を歌ってみた中、これまでの自分のキャリアを活かして新しいジーニー像を加えることができるのではという想いが膨らみ、今回のジーニー役を引き受けたという逸話があります。

「OKを出す前に、プロデューサーの前でいろいろ試しながら『フレンド・ライク・ミー』を歌ってみたんだ。オールドスクール(ヒップホップ創成期)の名曲、ハニードリッパーズの「Impeach The President」のドラムスを入れてみた瞬間、これこそ僕のやりたいジーニーだ、というのが見えた。「I Know You Got Soul」(Eric B & Rakim)もインスピレーションを与えてくれたね。ジーニーはランプの中という狭いスペースに1万年も閉じ込められていたんだ。音楽によって、外の世界に出たら思いっきり楽しみたい、楽しいことが大好き、パーティー大好き、といったキャラクターが生き生きと浮かび上がってきました」

出典:https://www.huffingtonpost.jp/entry/aladdin-will-smith-interview_jp_5d049899e4b0985c419deca0
ウィル・スミスが明かす実写版『アラジン』の裏話! 「僕が全身青く塗りたくっていると思っている人が多いけど…」 | ハフポスト

裏話・トリビア59 ルパン三世 ルパンVS複製人間

赤塚不二夫が出演している

本作はゲスト声優も豪華。今となっては故人となってしまいましたが、今や大御所の方々が出演されています。その一人が赤塚不二夫。役どころはなんとアメリカ合衆国大統領。姿は見せずに声だけの出演になっています。

他にもエジプト警察署長役に三波春夫、ソビエト連邦共産党書記長役に梶原一騎が声優を務めています。




裏話・トリビア60 メン・イン・ブラック

動物愛護団体も安心

『メン・イン・ブラック』ではウィル・スミスがゴキブリを踏み潰すシーンがありましたが、これはマスタードを中に入れたフェイク。撮影後は使用した本物のゴキブリが一匹も行方不明になっていないことを確認までしたそう。

かつてソ連の映画監督アンドレイ・タルコフスキーは『アンドレイ・ルブリョフ』の撮影中に生きている牛に火を付けたというエピソードもありますが、映画のために生き物が殺されたり、傷つけられたりするのはダメだと思うんですよね。

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