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オーシャンズ8
ジョージ・クルーニーらの豪華キャストで話題になった『オーシャンズ』シリーズを女性キャストにしてリブートさせた今作。サンドラ・ブロックを始めとする登場人物の頭のキレと抜群のコンビネーション、スマートさが圧倒的にカッコいい映画です。まさにカッコいい女性のパワーを感じられる作品です。
デンジャラス・ビューティー
こちらもサンドラ・ブロック主演の映画ですね。
イケてない女性捜査官がミスコンへ潜入捜査を試みるストーリー。
サンドラ・ブロックの変身っぷりの凄さに加え、捜査官ならではのキレのあるアクション、女同士の友情を感じる温かエンディングなど、おすすめの作品です。
キックアス
女の子だってカッコいいのは、『キック・アス』を観れば一目瞭然。
クロエ・演じるヒットガールはまだ小学生くらいの年齢にも関わらず、最強のスーパーヒーローでもあります。
汚い言葉を吐きながらも、敵を次々に倒していくヒットガールの人気とともに、演じたも今作でブレイクを果たしました。
羊たちの沈黙
『羊たちの沈黙』ではアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士が話題になりがちですが、ジョディ・フォスター演じるクラリス・スターリングもまた魅力的な登場人物です。
過去のトラウマを乗り越えようと勇気をもってレクターと向き合い、ひたむきに事件を追っていく。
サイコホラーやサイコスリラーのジャンルに属する映画ですが、一人の女性の成長の物語でもあります。
ちなみにジョディ・フォスターは今作の演技でアカデミー賞主演女優賞を獲得しています。
エイリアン
戦うヒロインの元祖と言えば『エイリアン』でしょう!
シガーニー・ウィーバーは今作でブレイク。彼女が演じるエレン・リプリーは今なお戦うヒロインの代名詞になっています。
バイオハザード
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のアクションホラー映画。説明不要の人気シリーズになりました。
公開当時は今のようにアクティブな女性の映画は少なく、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスは『エイリアン』のエレン・リプリー、『ターミネーター』のサラ・コナーに続く、21世紀の新たなバトル・ヒロインとなった印象があります。
ドゥームズデイ
『ドゥームズデイ』は『REC』のニール・マーシャルが監督と脚本を務めたホラーアクション映画。
あの胸にもういちど
『あの胸にもういちど』は1968年に公開されたマリアンヌ・フェイスフル主演のイギリス・フランス合作映画。
本作には当時のカウンターカルチャーの波がフランスにも波及していたことがよく伝わります。『イージーライダー』のフランス版ともいうべき作品で、多くのクリエイターに影響を与えたマリアンヌ・フェイスフルの全裸にバイクスーツをまとった姿はもちろんのこと、サイケデリックな演出、旧来の価値観にとらわれない女性の自由という新しい時代を描いた内容、まさに60年代をフィルムに刻み込んだ秀逸な作品です。
また、本作のマリアンヌ・フェイスフルはルパン三世の峰不二子のモデルにもなるなど、一つの女性像を作り上げた作品ともいえます。
プラネットテラー
ロバート・ロドリゲスが監督を務めた、ホラーアクション映画です。昔のB級映画へのオマージュに溢れた今作では片足にマシンガンを装置した元ストリッパーがゾンビを殺しまくります。
アラジン(2019)
長くアクション映画を紹介してきましたが、バトル・ヒロインだけがカッコいい女性ではありません。
2019年の大ヒットとなった『アラジン』。こちらの映画ではヒロインのジャスミンの役割が原作のディズニーアニメーションよりもっと大きくなっているのもポイント。
原作でもアグラバーの町へお忍びで出掛けるなどの好奇心は変わらずに持っているのですが、実写版では更に国王である父のあとを継いで、国を婿となる王子ではなく、自分自身の手で良くしたいという、より自立した女性として描かれています。
それは未だに男女平等が果たされていないことが明るみになり、声を上げ始めた現実の女性たちと重なります。
実写版『アラジン』の主人公こそアラジンかもしれませんが、物語の中心を貫く芯はアラジンではなくジャスミンだと思います。
ドリーム
続いては実際の出来事から。
『ドリーム』はNASAの宇宙計画である、マーキュリー計画に携わった黒人女性たちを描いています。
プラダを着た悪魔
アン・ハサウェイとメリル・ストリープ共演のコメディ映画。
ファッションに全く興味のない女の子、アンドレアが面接に来たのは世界的ファッション誌「ランウェイ」のオフィス。そこで鬼の編集長、ミランダの無茶な要求に応えながら働くことになります。
当初はジャーナリストへの足掛かりと割りきっていたアンドレアですが、失敗をきっかけにオシャレに洗練されていく変身っぷりは必見。ハイブランドのファッションが楽しめるのも見逃せません。
ステキな金縛り
もちろん邦画の中でも女性が輝いている作品はたくさんあります。
その一つが三谷幸喜監督作の『ステキな金縛り』。
負け続けの三流弁護士が任せられた殺人事件の案件ですが、やっと見つかった証人はなんと落武者の幽霊!
主人公の宝生エミを演じる深津絵里の見事なコメディエンヌぶりは必見。
裁判を通じて弁護士として伸びていく宝生エミの成長物語でもあります。
エリン・ブロコビッチ
同じく裁判モノからもう一本。こちらはジュリア・ロバーツが実在の人物のエリン・ブロコビッチを演じています。
子持ち、バツ2、お金もないシングルマザーのエリン・ブロコビッチ。彼女が法律事務所のアシスタントになり、公害訴訟において大手企業PG&Eから史上最高額の和解金を勝ち取ると言う実話を映画化した作品。
今の自分に何もなかったとしても情熱で人生を花開かせることもできるのです。
強い信念をもって行動する女性、エリン・ブロコビッチをジュリア・ロバーツが熱演。
感動と爽快な気持ちになれる、痛快な作品です。
第73回アカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞 主演女優賞など数多くの賞を獲得した演技も必見です。
ワンダーウーマン
パティ・ジェンキンスが『モンスター』以来14年ぶりにメガホンをとった『ワンダーウーマン』
クリストファー・ノーランが『バットマン』を題材に自身の作家性をふんだんに盛り込んだ『ダークナイト』同様に、また『ワンダーウーマン』にもパティ・ジェンキンスの強いメッセージが現れています。
それは女性の解放についてでした。
女性用ファッションはコルセットで腹部を締め上げ、議会から女性は追い出され、秘書として男性に仕えている女性に、ダイアナは『それは奴隷よ』といい放ちます。
言わずもがなですが、この映画の背景にはハリウッドのセクハラや性的暴行事件が次々に報じられ、アメリカでの女性の権利がまだまだ低いままにあるという実態が明らかにされたことがあるでしょう。
『ワンダーウーマン』は『ダークナイト』同様に強いメッセージ性を持った作品です。
アリータ:バトルエンジェル
ロバート・ロドリゲス監督、ジェームズ・キャメロン製作という豪華な布陣で日本のコミック『銃夢』を映画化した本作。
ローサ・サラザール演じるアリータもまたバトル・ヒロインですね。
チャーリーズ・エンジェル
マッドマックス 怒りのデスロード
『マッドマックス/サンダードーム』以来、27年ぶりの続編として大ヒットした『マッドマックス 怒りのデスロード』。
今作で主人公以上に大きな存在感を示したのがシャーリーズ・セロン演じる、フュリオサではないでしょうか。
シャーリーズ・セロンは今作への役作りとして、自らの提案し頭を丸刈りに、そして全編ノーメイクで撮影に臨みました。