シャーリーズ・セロンは1975年にフランス人の父親とドイツ人の母親の間に生まれました。
意外にも南アフリカ出身です。幼いころは家庭内が荒れた状態で「アルコール中毒と性依存症の親を見て育って来た」と語っています。
15歳のころ、酒に酔った父親からの暴力の危険から母親が父親を射殺するという出来事が発生。
壮絶な生い立ちですが、その後は平穏な生活を得て、シャーリーズ・セロンは16歳でモデルデビュー、そして21歳で女優デビューを果たしました。
2007年の米男性誌『エクスワイアー』にて、「最もセクシーな女性」に選ばれたシャーリーズ・セロンですが、映画のためとなればその美しさすら脱ぎ捨ててしまう女優魂もすごいところ。
2017年の映画『アトミック・ブロンド』のインタビューではシャーリーズ・セロンはこう答えています。
シャーリーズにとって女優の仕事とは、「映画にとって正しいことを確実にすること」。モデル出身で抜群のスタイルと美貌を誇る彼女だが、「体重を増やさないといけない役、もしくは鍛えなくてはいけない役なら、そうすることも仕事の一部」ときっぱり言い切る。
今回はそんなシャーリーズ・セロンの徹底した役づくりを紹介します!
『モンスター』
『モンスター』に出演する際、セロンが突きつけられた課題は14キロもの増量で、そのため、脂質や糖分をたっぷり含むドーナツを大量に食べ、毎日ダラダラと過ごした。結果、贅肉が背中や脇腹にたっぷりとたまり、ウエストのくびれは痕跡すらなくなり、持っていた下着は全て合わなくなった。あまりの変貌ぶりに、飼っていた愛犬まで逃げ出したという。さらに、役になりきるため眉毛を全部抜き、持ち前の美しさを完全に拭い去った。またその後徹底したダイエットとエクササイズに取り組み、セロンはわずか4週間で14キロの減量に成功。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、崩壊した世界で生きる女を演じるため、自らの提案により頭を丸刈りにし、全編ノーメイクで臨んだ(ただし目から上を全部黒色に塗りつぶしたメイクで出演している箇所はある)。
『タリー』
Entertainment Tonightとのインタビューで、役作りのために「50ポンド(約23キロ)ほど体重を増やしたわ」と語ったシャーリーズ。「演じる女性が感じたことを、身をもって感じたかったの。私にとっては(増量が)役になりきるための方法だった」と説明する。「自分でもすごく驚いたわ。気分がすごく滅入ってしまって。あんなに加工食品や、砂糖たっぷりの甘い飲み物を口にしたのは、人生で初めてだった」と語っている。