はい、コラムです。特典映像、みなさんは必要ですか?本編だけでいい派ですか?
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特典映像、必要?不要?
これ人によって分かれるとは思うのですが、僕はDVDの特典映像、盛りだくさんな方が好きです。
撮影裏話とか、オーディオ・コメンタリーだとかもう一つのエンディングとか裏話や成り立ちを知れるのがいいですね。(三谷幸喜監督も同じで特典映像が多く入っているものが好きだそう。)
逆にレンタル落ちの商品などは予告編のCMくらいしか入っていないものが多く、ちょっと残念です。。。
ちなみに佐藤浩市さんは無くても気にはならないそう(『マジックアワー』のオーディオ・コメンタリーでの発言より)
さて最近だとネットフリックスとかdTVみたいに、定額のストリーミングサービスがたくさんありますよね。
僕も利用はしているのですが、どうしてもコメンタリーから知れる監督の好きな関連映画だとか、シーンの裏側や裏話を知ることによって一つの作品をいろんな角度からみるだとか、そんな機会が失われているかなぁとも思います。
厳選!映画のおすすめ特典映像
三谷幸喜監督映画作品の特典映像
例えば、三谷幸喜監督作品のオーディオ・コメンタリーはバラエティでも活躍されている監督らしく、他のキャストとの会話を聞いているだけでも楽しいです。また、『THE 有頂天ホテル』の特典映像では「84歳の三谷幸喜が語る・製作四十周年記念特別インタビュー」を収録するなど、三谷幸喜監督ならではのサービス精神満載です。
「リディック」の特典映像
『リディック』の特典映像のキャストインタビューでは、ヴィン・ディーゼルの異常なほどのハシャギっぷりが本編以上のインパクトを残してくれます。
「レジェンド・オブ・メキシコ」の特典映像
『レジェンド・オブ・メキシコ』の特典映像もすごくて、監督のロバート・ロドリゲスのお料理教室(!)も収録されています。
その料理は劇中、ジョニー・デップ演じるCIA捜査官、サンズの好物として設定されていたプエルコ・ピビルの作り方。
プエルコ・ピビルは一言で言えばメキシコ風のローストポークです。
監督のロバート・ロドリゲス自ら『簡単お料理教室』としてプエルコ・ピビルの作り方を解説しています。
※日本ではなかなか入手しづらい食材ばかりなのが残念!!
「マトリックス」の特典映像
他にも『マトリックス』のメイキングだと、あの斬新な映像(バレットタイム)の裏側を知ることができ、当時のスタッフの発想力と、工夫、そして「この技術もいずれ当たり前のことになるだろう。大きなものへの小さな一歩さ」との言葉を聞くことができます。
「アイ・アム・レジェンド」の特典映像
『アイ・アム・レジェンド』の特典映像である別エンディングでは、本編で回収できなかった伏線をしっかり回収してくれ、本編とはまた違うカタルシスと価値観を与えてくれます。
以下ネタバレですが
本編(劇場公開版)では主人公の目線では凶悪なダーク・シーカーズを退治する、世界で最後のきちんとした人間が自分だ、という主観でしたが、別エンディングではダーク・シーカーズ側からすると、自分達の社会に土足で入り込み、仲間を殺しまくる『怪物』だった、という価値観の逆転がクライマックスで提示されています。
名作の裏に隠された努力や、アウトテイク。
一つの映画をより深く好きになれるチャンスが特典映像には詰まっている、僕はそう思っています。