ヴィン・ディーゼル主演、デヴィッド・トゥーヒー監督の2004年の作品です。
カルト的な人気の映画、「ピッチ・ブラック」の続編ですね。
おもしろいか、そうじゃないかでいわれると、正直おもしろくはない。。
けれど何度もリピートして、遂にはソフトを買ってしまう、、、そんな魔力がこの作品にはあります!
この記事のコンテンツの目次を見る
「リディック」のスタッフ・キャスト
監督
デヴィッド・トゥーヒー
脚本
デヴィッド・トゥーヒー
原作 キャラクター創造
ジム・ウィート
ケン・ウィート
製作
ヴィン・ディーゼル
スコット・クルーフ
製作総指揮
テッド・フィールド
デヴィッド・ウォマーク
ジョージ・ザック
出演者
ヴィン・ディーゼル
ジュディ・デンチ
タンディ・ニュートン
コルム・フィオール
「リディック」のあらすじ
ネクロモンガーと呼ばれる銀河の支配をもくろむ邪悪な軍隊が次々と惑星を支配していく暗黒の世界。彼らはロード・マーシャルに導かれ、アンダー・ヴァースという世界を目指していました。
そんな中、氷と岩に覆われた惑星にトゥームズ率いる賞金稼ぎたちがやってきます。彼らの目当ては「銀河一の悪人」と呼ばれるリディック。
リディックは20件以上の超A級犯罪で5つの惑星から指名手配を受け、懸賞金がかけられていました。
トゥームズたちは一人一人、岩場に潜むリディックに倒され、ついにトゥームズ自身も船をリディックに奪われてしまいます。
リディックが向かった先は、旧知のイマムが住むヘリオン星系・ヘリオン第一惑星。トゥームズは倒される直前、リディックにヘリオン第一惑星から懸賞金が出されていることを知らされたのでした。
「4年前、命を救ったお前がなぜ俺に懸賞金を?」イマムを問いただすリディックの前にエレメンタル族の預言者エアリオンが現れます。彼女は、リディックが唯一ロード・マーシャルを倒せる可能性のあるフューリア人唯一の生き残りだと信じていたのです。
そんな矢先、ヘリオン第一惑星にもネクロモンガーの支配が訪れようとしていました。
残忍な暴力により、無理やりネクロモンガーへ改宗させていきます。
ネクロモンガーの攻撃にイマムは命を落とし、リディックもトゥームズにとらわれます。
リディックが次に向かったのは極寒の夜と灼熱の昼が支配する惑星クリマトリア。彼はその刑務所でかつて自分が助けた少女・キーラと再会します。
キーラと囚人数人と脱獄を図るリディックでしたが、ここでもネクロモンガーの襲撃にあいます。その結果、キーラはネクロモンガーに連れ去られ、リディックも気を失います。
目覚めたリディックに武器の件を差し出したのは、なんとロード・マーシャルの側近のネクロモンガー、ピュリファイアでした。
彼は改修する前は自分自身もフューリア人だったと打ち明けます。
「フューリア人としてロード・マーシャルを倒してほしいと願う」
そう言い残し、ピュリファイアは身を焼く熱風の中で崩れ落ちます。
ピュリファイアから託された言葉と剣を手にし、リディックはロード・マーシャルのもとへ向かいます。
感想・レビュー
以下、けなしてるんだかほめてるんだかわかんない感想が続きます。
文句なくカッコいい「リディック」冒頭!でも・・・
たしかこれ高校生くらいの頃に映画館に見に行ったんですよ。
選んだ理由としては「おすぎが冒頭のシーンを絶賛していたから」だったかと思います。
確かに冒頭は文句なくカッコいい。姿を見せず自分の首を狙う賞金稼ぎグループを一人一人始末していくリディック。
『お前はひとつミスを犯した、、、、そう、銃がない』
最後の一人の前に姿を表したときのリディックのセリフです。
そして、全員を始末し船を奪うリディックなのでした。
文句なくカッコいいのはこのあたりまでです。
科学技術だけでは現実モテません
それ以降はなんかネクロモンガーとかいうよくわかんないの出てくるから。。。(小声)
凄い科学力なのに
センスがダサすぎる。。
その鎧みたいなのなんなのw
めっちゃ重そう。。。
意匠施しすぎ、、、みたいな。
こんなん現実ではいくら強くてもモテないよ!
主人公リディックの設定がガバガバ
そして、『宇宙一の悪人』との設定のリディックなんですが、普通にいい人なんですよw
出てくるキャラはほとんど悪人しかいなくて、脱獄者や賞金首ハンター、銀河の支配を狙うネクロモンガーとかが主なんです。
これだけ聞くと北野武監督の『アウトレイジ』シリーズみたいに『全員悪人』なのですが、
リディック、命に危険を顧みず仲間を助けに行ったりするんですよねw
なのでイマイチリディックの「凶悪」な部分はあまり感じられません。
それに伴い、最強の部分も確かにすごいけれど、そこまでとびぬけている印象でもないんですね(他の人が弱く見える??)。
「リディック」の魅力
ではなぜ僕がこの映画をつい見てしまうのか。。。
それはたぶんこの映画独特の「軽さ」なんだと思います。
この「リディック」という映画は大予算ではありましたが、実は「ピッチ・ブラック」という低予算映画の続編でもあります。
「ピッチ・ブラック」は派手ではないですしどちらかといえばダークな作風だったんですが、リディックは真逆になりましたね。
それにリディック自身もあまり内面の葛藤などがないキャラクターなので、スティーブン・セガールの映画みたいに安心してみていられると
いうのがあります。
この後に続編の「ギャラクシーバトル」が公開されるのですが、さすがに今作のリディックは明るすぎたのか、「ピッチ・ブラック」の雰囲気を加味した作品になっていました。
サンプラザ中野くんみたいだ。。
ちなみに「リディック:ギャラクシーバトル」は「リディック」の続編なので注意!