みなさん、映画は好きですか?
好きであれば「オールタイムベスト」みたいな不朽の名作ランキングもチェックしているかと思うんですが、正直不満に感じませんか?
言葉をもっと素直に言いましょう。
ぶっちゃけ観てみても「つまらない」と感じませんでしたか?
そう感じるたびに僕はこう思うのです。
「『ゼロ年代』にも古典に負けない名作映画はあるのではないか?」
今回は2000年代(ゼロ年代)以降に公開された映画作品の中から古典に負けない名作映画をセレクトしてみました。
。。。と、その前に・・・!
オールタイムベストの実例
映画監督が選んだオールタイム・ベスト100(Sight&Sound誌 2013年)
1位:『東京物語』(1953年)
2位:『2001年宇宙の旅』(1968年)
3位:『市民ケーン』(1941年)
4位:『8 1/2』(1963年)
5位:『タクシー・ドライバー』(1976年)
6位:『地獄の黙示録』(1979年)
7位:『ゴッドファーザー』(1972年)
7位:『めまい』(1958年)
9位:『鏡』(1974年)
10位:『自転車泥棒』(1948年)
ハリウッドの映画人たちが選んだ、オールタイム・ベスト・ムービー 100選(2014年)
1位 『ゴッドファーザー』 (1972年)
2位 『オズの魔法使い』 (1939年)
3位 『市民ケーン』 (1941年)
4位 『ショーシャンクの空に』 (1994年)
5位 『パルプ・フィクション』 (1994年)
6位 『カサブランカ』(1942年)
7位 『ゴッドファーザーPART II』(1974年)
8位 『E.T.』(1982年)
9位 『2001年宇宙の旅』(1968年)
10位『シンドラーのリスト』(1993年)
2000年代の作品が一つもない!!
どうですかね?どちらのランキングも2000年代に突入して10年以上たった段階でのランキングですが、2000年代の作品が一つもないという結果に。
ハリウッドの映画人たちが選んだ、オールタイム・ベスト・ムービー 100選ではようやく56位に『エターナル・サンシャイン』がランクイン。
確かにリメイクや続編の嵐の吹き荒れる現在の映画界ですが、にしてもあんまりですね・・・。というわけで個人的に以下の作品をセレクトしてみました。
2000年代以降の古典に負けない名作映画
『インセプション』(2010)
『インセプション』は2010年に公開されたクリストファー・ノーラン監督・脚本・製作によるSFアクション映画。主演はレオナルド・ディカプリオ。
「標的の夢に侵入し、その夢から情報を盗む」という設定の奇抜さ、夢の中の非現実な世界を圧倒的なビジュアルで描き、アカデミー賞をはじめとする多数の映画賞で入賞を果たしています。
渡辺謙演じるサイトーはレオナルド・ディカプリオ演じるコブの雇い主として、「標的の夢に侵入し、ある考えを植え付ける」ことを依頼します。
『バタフライ・エフェクト』(2004)
SFを題材にしてるんですが、ほとんど完璧な脚本の映画です。
劇中にちりばめられた伏線がほとんど完璧に近い近い形で回収されていきます。
タイトルの『バタフライ・エフェクト』とは非常に些細な小さなことが様々な要因を引き起こしだんだんと大きな現象へと変化することを指す言葉です。(参照:ニコニコ大百科)
決して奇をてらおうだとか、大衆に迎合しようだとか、余計な思惑やある意味での予定調和を排し、ストーリーのあるべき形に沿って丁寧に作りこまれた脚本は雑な箇所もなく、
圧倒的に素晴らしいストーリーと驚愕を与えてくれます。
ケイリーを救うために、何度でも過去を修正しようとするエヴァンですが、その度にだれかが悲劇を被ることになってしまいます。
些細な決断、日々の行動の一つ一つが大きく未来を変えてしまうんです。
その中でどこまで愛する人のために犠牲を払えるのか。
きっとエヴァンの最期の決断には胸を打たれると思います。
『千と千尋の神隠し』(2001)
『エターナル・サンシャイン』(2004)
『ダークナイト』(2008)
2008年のクリストファー・ノーランの名作『ダークナイト』。
「ダークナイト・トリロジー」の第2作目に当たります。
主演はクリスチャン・ベール。ジョーカーを演じたヒース・レジャーですが、公開前に死去したことと、その演技力も相まって今作のジョーカーを伝説的な存在にしています。