パンフレットに前売り券・・・実は日本だけの映画文化だったと知っていますか?
今回は「パンフレットに前売り券・・・実は日本だけの映画文化特集」として、日本だけの映画に関する文化や慣習をご紹介します!
パンフレット
映画館でチケットと主に購入する定番と言えばパンフレット。
日本でのパンフレットの歴史は戦後に生まれました。
劇場の公開スケジュールや次回上映の映画の宣伝などの冊子の無料配布は戦前から各劇場ごとにあったようなのですが、紙不足と資金の確保のために有料販売されるようになりました。
有料でのパンフレットは1947年に公開された映画『アメリカ交響楽』について東京有楽町のスバル座が販売したものが最初と言われています。
なぜ海外にはパンフレットがないの?
実は海外では出演俳優に対する肖像権がかなり厳しく、映画のパンフレットというものは基本的にはありません。
しかし、『ベン・ハー』や『アラビアのロレンス』では海外でもパンフレットが作られたことがあるそうです。
前売り券
映画の前売り券は公開前にその映画のチケットを買っておけるシステム。
映画チケットを普通に購入すると1800円くらいかかるのに対して、前売り券だと基本的に一般1400円でお得に購入することができます。
前売り券のおまけ
前売り券は日本だけの文化(※)であることもさることながら、その前売り券についてくる特典の豊富さも群を抜いています。
クリアファイルやポストカードはその中でも割とメジャーですが、例えば・・・
- 『レゴ バットマン ザ・ムービー』ではレゴブロック
- 『パッセンジャー』は万華鏡
- 「帝一の國』ではメンコ
になったことも!
※…アメリカでも『300』の公開時に特典付きの前売券が発売されたことがあるそうです。
前売り券がギネス記録になったことも!
劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ
世界で最も前売り券が売れたアニメ映画は『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』。その数なんと238万4198枚!
前売り券と引き換えにポケモンをGETできる仕組みのようですね。
多分ポケモン目当てでの購入もあったと思うので、おそらく実際に映画を観に行った人は売れた数より少ないのかな?と思います。
ちなみに前売り券をすべて映画館で回収したとすると、前売り券が1000円だとしても興行収入が230億円を突破することに!
これは 250.3億円の興行収入を上げた『君の名は。』に並ぶ数字です。
ちなみにポケモンって世代ドンピシャだけどほとんどプレイしたことないです。