「小悪魔はなぜモテる?!」は2010年に公開されたコメディ映画。
監督はウィル・グラック、主演はエマ・ストーンが務めています。
ストーリーの一部は19世紀のゴシックロマン小説「緋文字」にインスパイアされたものだそう。
この記事のコンテンツの目次を見る
「小悪魔はなぜモテる?!」のスタッフ・キャスト
監督
ウィル・グラック
脚本
バート・V・ロイヤル
製作
ウィル・グラック
ザンヌ・ディヴァイン
出演者
エマ・ストーン
ペン・バッジリー
アマンダ・バインズ
キャム・ギガンデット
トーマス・ヘイデン・チャーチ
パトリシア・クラークソン
リサ・クドロー
マルコム・マクダウェル
アリソン・ミシェルカ
スタンリー・トゥッチ
「小悪魔はなぜモテる?!」のあらすじ
非モテ系女子オリーヴは、敬虔なクリスチャンの学校に通う17歳。オリーヴは小さなきっかけから友人に「私はもうエッチ済」とウソをついてしまう。そのウワサは学校中に知れ渡り、「ビッチな小悪魔」としてのレッテルを貼られる。ある日、心優しいオリーヴは、そのレッテルを利用して“ゲイなのでは?”と話題にされているブランドンを“偽装エッチ”で助ける。すると、ブランドンとの真相を知ったモテない男子たちから“エッチ依頼”が相次いで舞い込んでしまい・・・。
出典:https://www.sonypictures.jp/he/911160
小悪魔はなぜモテる?! | ソニー・ピクチャーズ公式
感想・レビュー
『小悪魔はなぜモテる』、原題は「easy A」。ここでいうAはアバズレ(!)という意味らしく、つまり『簡単にヤらせるアバズレ』ということなのでしょう。
確かにこの原題では日本では意味がわからず受け入れられづらいでしょうが、だからといって『小悪魔はなぜモテる 』←このタイトルもなかなか微妙なような。。実際主人公、モテてないしね。
ちなみに影響を受けた小説「緋文字」では、主人公が姦通の罰として 姦婦(adulteress)を示す赤いAの字を服につけさせられた描写がありますが、それへのオマージュかなと思います。
主演は『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン。
流石に高校生役は無理がある気もしますが、『ラ・ラ・ランド』ではここまでキュートな女優さんだとも思わなかったですね。
ほんの見栄でついた嘘が広がり、童貞男子から『脱童貞』の相手として名前貸しに協力していくオリーヴ。
学校中の注目と好奇の目を集めることになったオリーヴは、その裏で事実でない悪評も広がっていくことになります。
あれだけ美人で性格もいいなら、普通にめちゃくちゃモテるだろうに。。
青春あるあるのひとつですよね。小さな嘘から友情に行き違いが生まれたりするのは。
しかし、その題材にセックスを持ってくるのがユニーク!ところどころ、カメラ目線で私たちにこれからのストーリーを語りかけるオリーヴのメタ的な演出も良いですね。
最終的にはこれらのシーンはオリーヴのユニークな問題解決方法のひとつだったことが明かされます。
個人的にはオリーヴの家族が素敵ですね。
あんな風に何でも忌憚なく話せるような家族って素晴らしい!
『アバウト・タイム』の家族と同じように、家族で映画を楽しむ習慣があるのも仲の良さが伝わってほのぼのします。
今までと少し違うラブコメを観たい人にオススメです。学園モノが苦手な人には勧めませんが。。
この記事を見た人におすすめ!