「Re:LIFE〜リライフ〜」のスタッフ・キャスト
監督
マーク・ローレンス
脚本
マーク・ローレンス
製作
マーティン・シェイファー
リズ・グロッツァー
製作総指揮
デヴィッド・コプラン
出演者
ヒュー・グラント
マリサ・トメイ
「Re:LIFE〜リライフ〜」のあらすじ
若くしてアカデミー脚本賞を受賞した脚本家のキースは、その後15年間全くヒット作に恵まれず、いつしかハリウッドにも見捨てられてしまっていた。そんな彼に唯一残された道は田舎(ニューヨーク州ビンガムトン)のビンガムトン大学で脚本家志望の学生たちの講師になるというものだった。渋々この仕事を引き受けたキースだったが、就任早々学生に手を出すなど、好き勝手な振る舞いばかりで全くやる気を見せようとはしなかった。しかし、学生たちの脚本にかける真摯な思いに触れることで、いつしか自身も失いかけていた情熱を取り戻していく。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/Re:LIFE%E3%80%9C%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%80%9C
Re:LIFE〜リライフ〜 – Wikipedia
感想・レビュー
なぜ、ヒュー・グラントは世界一ダメ男が似合うのだろうか。
どの作品でも大概どこかだらしない。
表向きはハンサムで知的にも見えるけれども、薄皮を少し剥いだらそこに見えるのは 少し女好きで、繊細な一人の等身大の男の姿。
それは今作の『Re:LIFE〜リライフ〜』でも同じこと。
今回のヒュー・グラントが演じるのはかつて一度だけ栄光に輝いた、いまは落ち目の脚本家。
ハリウッドからは干されたような状態になった彼に残された仕事の道は教師だけ。
しかし、脚本家は才能がすべてとの考えを持つ彼は授業に対してもやる気を見せず、いきなり放棄してしまいます。
それでも脚本作りに熱意を見せる生徒の姿にかつての自分の姿を見いだし、やがて真剣に生徒たちと向かい合うようになっていきます。
コメディ映画の王道のようなストーリー。過去の映画からの引用が多く、映画好きのひとはそういう視点からも楽しめるかもしれません。
個人的には今一歩登場人物同士がお互いに踏み込んだところまで強い関係性を描いてほしかったなと思います。
例えばキースと関係を持っていた生徒のカレン。
彼女がキースを許すシーンは拍子抜けするほどあっさりしていますし、マリサ・トメイ演じるホリーも、もっとキースの心の深い部分にまで踏み込んで、彼が変わっていく後押しを丁寧に描いてくれた方がスッキリした気もします。
どうもヒロインの割には役割が少ないような気がしますね。
個人的にはコメディ映画の典型的なストーリー、無難な作りと感じたこの作品ですが、皆さんにはどうでしょうか?