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【ネタバレレビュー】「ミッドナイト・イン・パリ」おすすめウディ・アレン映画!

「ミッドナイト・イン・パリ」は2011年に公開された、タイムスリップを題材にした映画です。

監督・脚本はウディ・アレン。主演はオーウェン・ウィルソンが努めています。

ウディ・アレン映画の中で最大のヒットとなった今作。確かにおすすめの一本です。

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「ミッドナイト・イン・パリ」のスタッフ・キャスト

監督
ウディ・アレン

脚本
ウディ・アレン

製作
レッティ・アロンソン
スティーヴン・テネンバウム
ジャウメ・ローレ

製作総指揮
ハビエル・メンデス

出演者
オーウェン・ウィルソン
キャシー・ベイツ
マリオン・コティヤール
レイチェル・マクアダムス
エイドリアン・ブロディ
カーラ・ブルーニ
マイケル・シーン

「ミッドナイト・イン・パリ」のあらすじ

映画脚本家のギル・ベンダーは婚約者のイネスと彼女の両親とともにパリを訪れる。ギルはイネスに反対されながらも映画脚本家としての生活より、小説家への転身を考え、処女作の執筆に取り組んでいた。

ある日、みんなで食事をしていると、そこにイネスの友人のポールがやってくる。

イネスはポールと街を回りたいというが、ギルはどうも気が乗らない。

案の定、ギルのインテリぶった言動と、かつその知識には誤りが多かったことからギルはポールを苦手に思うのだった。

ポールとの会話のなかでギルは1920年代こそ黄金時代だったと語るが、ポールはそんなギルを過去に囚われていると言い、イネスもそれに同調する。

ポールとともにダンスへ向かうイネスと別れ、一人散歩してホテルへ帰ろうとするギルだが、途中で迷子になってしまう。

そんなギルの前に古い車が現れる。誘われるがままに車に乗り込むが、降りた先はギルが黄金時代と呼んでいた1920年代の世界だった。

こうして現代と過去を行き来するようになったギル。彼はピカソの愛人のアドリアナに次第に惹かれていく。

感想・レビュー

観た瞬間、ウディ・アレンの映画だとわかるジャズの甘い響きと、パリの風景をこれでもかと見せつけるショットの数々。

「ミッドナイト・イン・パリ」、個人的には一番好きなウディ・アレン作品かもしれません。

ファンタジーかもしれませんが、決して低俗ではなく、「夢」の純粋さを切り取った甘美なワインのような映画に感じます。

主演はオーウェン・ウィルソン。

アルマゲドン」や「ミート・ザ・ペアレンツ」、最近では「ワンダー 君は太陽」などに出演していますが、今作「ミッドナイト・イン・パリ」でもいい人っぽさが滲み出てますね。

ヒロイン役にはレイチェル・マクアダムスとマリアンコティール。

レイチェル・マクアダムスは『アバウト・タイム』や『君に読む物語』とはうって変わって逆にマリオン・コティヤールは、『インセプション』や『パブリック・エネミーズ』で見せた悪女から一転して純粋な1920年代の女性アドリアナを演じています。

どうしても悪女という先入観がありつつのマリオン・コティヤールでしたが、純粋なヒロインとしての彼女を観ていると改めてこれほど美人なのかと驚きました。

クラシカルな時代の女性ということも彼女の雰囲気に合っていて、一層魅力を引き立てています。

他にも、キャシー・ベイツやエイドリアン・ブロディなど、そうそうたるキャストが出演しています。

このことからもウディ・アレン監督の映画が映画人にとってどれだけ憧れなのかがわかるかと思います。
ウディ・アレンは本国アメリカよりもむしろフランスや日本で評価の高い監督ではあるものの、アカデミー賞にノミネート回数が24回で最多であるなど、決して評価されていないわけではありません。

そのことからも「ウディ・アレンの映画なら報酬が低くても出る」という俳優も多いのは確か。(2019年現在はわかりませんが)

さて、1920年代が黄金時代だと信じるギルですが、1920年代に生きるアドリアナにとっては1890年こそが黄金時代だと言います。

映画の冒頭でポールが、過去に囚われているとギルに否定的な言葉を投げますが、果たしてそれは真実だったのでしょうか。

”現在”って不満なものなんだ
それが人生だから

ギルはアドリアナにそう言います。

いつだって過去は焦がれるもの。しかし、現代の良さも同時に享受している私たちは結局のところそれぞれの「今」しか生きられない。
製作当時、75歳だったウディ・アレン。
彼は過去をこういう風に見つめ直しているのかと感じました。
亡くなる前に人が後悔することの第一位は「もっと思うがままに生きれば良かった」ということだそう。
ギルはポールと浮気していたイネスと別れ、パリで自分らしい生活をスタートさせることにします。
そんな彼はガブリエルという店員さんと偶然出会います。イネスは雨に濡れるのを嫌っていましたが、ガブリエルはギル同様、「パリの雨は世界で一番美しい」と濡れるのを全く気にしません。
いつだって過去は焦がれるもの。しかし、 そして二人は雨の中を歩いていきます。
ウディ・アレン作品は苦味と幸せの両方を感じさせるエンディングが秀逸ですが、今回も気の利いた終わりかたを見せてくれます。
心に温かい感情が染み渡る、「ミッドナイト・イン・パリ」。おすすめの映画です。