今回は『ランボー ラスト・ブラッド』の公開を記念して、『ランボー』シリーズのトリビア・裏話を紹介します!
『ランボー』というタイトル
第一作目の『ランボー』ですが、実はアメリカでは『FIRST BLOOD』というタイトルで公開されています。
2作目以降は『ランボー』名義でのヒットも手伝ってか、アメリカでも『ランボー』でのタイトルがつけられるようになりました。
誰も殺さないランボー
一作目の『ランボー』はそのイメージとは裏腹に誰も殺してはいません。
そもそも『ランボー』はベトナム帰還兵の悲しみを描いた作品。
暴力映画のイメージを決定付けていくのは2作目の『ランボー 炎の脱出』からです。
もう一つのエンディング
『ランボー』の原作はディヴィッド・マレルの小説『一人だけの軍隊』です。その中で、ランボーは最後はトラウトマン大佐に自身を殺すように懇願し、トラウトマンの手によって殺害されます。
映画ではランボーは投降し生き延びますが、実はこのトラウトマンに殺されるバージョンも撮影されていました。そのカットは『ランボー/最後の戦場』でランボーのみた悪夢として登場します。
『ランボー』の童貞喪失年齢は?
劇中には出てきませんが、ランボーの設定上には「ランボーの童貞喪失年齢は21歳」との記述があるそうです。
不幸な運命をたどった『ランボー3/怒りのアフガン』
『ランボー3/怒りのアフガン』 はアフガニスタンに侵攻してくるソ連軍をアフガニスタンから追い出すというのがストーリーになっていますが、公開の10日前にソ連軍はアフガニスタンから撤退。スタローンは公開から半年間は不安が続いたそう。
また、世界同時多発テロを受けて、この映画でランボーが支援してきたアフガニスタンの武装組織がのちのタリバンなどへ繋がっていくことからエンドロールの文字が勇敢なるアフガン民族のムジャーヒディーンの戦士たちに捧ぐ」から「勇敢なるアフガン民族に捧ぐ」へ変更されています。
「最も暴力的な映画」
『ランボー3/怒りのアフガン』は劇中でを殺害していることから、1990年のギネスブックに「最も暴力的な映画」として掲載されました。
しかし、その後の『ランボー/最後の戦場』ではその倍以上を殺害しています。
カーク・ダグラス版のトラウトマン大佐
リチャード・へインクが演じたトラウトマン大佐ですが、当初はカーク・ダグラスもその候補でした。
しかし、カーク・ダグラスの提案した案は第一作目で投降するのはランボーに扮したトラウトマンであり、ランボーは建物の中で亡くなっているというものでした。
さすがにこの案は却下され、役者もリチャード・へインクへ交代に。