『ホリデイ』はホームエクスチェンジをモチーフに互いに失恋した女性二人が、新しい場所で新しい恋を見つけていく物語。
あまり日本では馴染みのない、ホームエクスチェンジ。
簡単に説明すると、ホームエクスチェンジとは休暇中にお互いの家を旅行先の宿泊場所として交換し合うことです。
欧米では古くから歴史があり、利用者も数十万人いるとのこと。
さて今作でお家を交換し合うのはキャメロン・ディアス演じる恋人に浮気された映画の予告編製作会社の経営者のアマンダ、そしてその家の交換相手が『タイタニック』のケイト・ウィンスレット演じる、ロンドンの新聞社に勤めるコラムニストのアイリス。
キャッチコピーは「人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある」
日本でも評価の高いロマンティック・コメディ映画です。おすすめ!
ダスティン・ホフマンがカメオ出演している
レンタル屋さんでジャック・ブラック演じるアーサーがアイリスに映画音楽を講釈するシーンでほんの一瞬登場するのがダスティン・ホフマン。
あらゆる映画ソフトを手に取りながらその映画の音楽を説明していくのですが、『卒業』の音楽を説明するシーンで本当にほんの一瞬出ています(一応セリフ付き)。
しかし、当初ダスティン・ホフマンの登場は台本にはありませんでした。
これは撮影しているレンタルビデオ屋さんをプライベートのダスティン・ホフマンがクルマで偶然通りかかったことがきっかけでした。
たまたまどこで店内にカメラや撮影器具があることに気づいたそう。そして立ち寄ってみたところ、『ホリデイ』の撮影中だった、というわけです。
もともと『ホリデイ』の監督ナンシー・マイヤーズと知り合いだったこともあり、その場で出演が決まったそうです。
ダスティン・ホフマン
知らない人もいないとは思いますが、ダスティン・ホフマンはカリフォルニア州ロサンゼルス出身の俳優です。
『クレイマー、クレイマー』『レインマン』で2度のアカデミー賞を受賞。
そのほかの代表作に今作でも触れられていた『卒業』『真夜中のカーボーイ』『大統領の陰謀』などがあります。
この映画ではダスティン・ホフマンのほかにもジェームズ・フランコ、リンジー・ローハンがカメオ出演しています。