【雑談】もっと映画作品に愛情を!

どんな作品であろうと、大前提としてその作品に愛情がなければ、あまねく駄作となってしまうのでは?というお話です。裏話というか雑談です。

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GODZILLA(1998)

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1998年の『ゴジラ』。『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督で、日本原産のキャラクターがハリウッドリメイクということで当時かなり話題になっていました。
しかしふたを開けてみると『なんだこりゃ?』の方が多かった気がします。世間的にはね。

日本のゴジラとは似つかない生物的な造形(分厚い顎はジャングル・ブックのシヌ・カーンをイメージしたそう)、そしてミサイル数発で死んでしまう脆さ。。

もちろん、画としての完成度の高さは評価したいところですが、監督のローランド・エメリッヒのインタビューをみると、ゴジラへの愛情があまり感じられなくて残念。。

エメリッヒは「当初、隕石が地球を襲う映画の企画をしていたが、東宝から突然本作のオファーが来た」「着ぐるみの怪獣映画には全く興味などなかったが、強い押しがあったので仕方なく受けた」「だが今度は『ゴジラが人を食べない』といった細かいルールを提示されたので嫌気がさした」「なので、いい加減な脚本とデザインを提出し『これなら、あちらから断るだろう』と思っていたらゴーサインが出てしまい、仕方なく撮影に入った」「もし、当初の予定通りに隕石の映画を撮っていれば『アルマゲドン』や『ディープインパクト』を上回る作品が撮れたはずだ」等といった旨の相当な本作に対する不満を述べている。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/GODZILLA
GODZILLA(Wikipedia) | ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典

たしかにエメリッヒは『2012』など、自然災害系を撮らせたら上手いのですが、ここまで言われてしまうとなんだかショックですよね!

おなじような話は同じく酷評されたこの作品にもあるようで。

ドラゴンボール エボリューション

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私は「ドラゴンボール」のファンとしてではなく、ビジネスマンが業務を請け負うかのように、この仕事で大金が支払われることに目がくらんでしまったのです。私はこのことから、創造的な仕事に情熱なく取り組んだ場合には、最低の結果が伴うこと、そして時として作品を薄っぺらいゴミにしてしまう副作用もあることを学びました。

出典:https://www.gizmodo.jp/2016/05/writer-of-dragonball-evolution-apologizes.html
映画「ドラゴンボール・エボリューション」の脚本家がファンに謝罪(GIZMODO)


そう、あのハリウッド版ドラゴンボールの脚本家も懺悔してるんですよ。

逆に映画に対して情熱さえあれば、『最低映画監督』と呼ばれたエド・ウッドのように、必ずきっといつか評価される日が来るのではないでしょうか。
(もちろんエド・ウッドの作品を真正面から観ようとすると『つまらない』になってはしまうのですが。。)

やはり、作品そのものに愛情がなくてはいくら大作映画でも批評的にも成功は難しいのではないでしょうか?




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