【雑談】なぜ作ったのか理解不能な映画

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なぜ作ったのか理解不能な映画について書いてみます。
さて、何で作ったのか理解不能な映画には2種類のパターンがあって、
「デビルマン」、「北京原人」、「プラン9~」のように、頑張ったけれど結果として面白くなかったというパターン。

この場合は作品の制作意図は明確。「面白い映画を作りたい」端的に言えばそれだけです。
そしてそれはほとんどすべての映画も同じこと。

ただ単に何かが抜けていたり、読み違いが著しかったり、理想にクオリティが追い付いていなかったり、且つそれらの相乗効果で「何で(こんなおかしなものを)作ったのか理解不能な映画」に成り下がってしまうのです。

しかし時に
「(そもそも)何で(こんな内容の作品を)作ったのか理解不能な(というか監督の人格を疑うレベルの)映画」
があります。今回はこちらのお話。
「面白い映画を作りたい」とそもそも思っていないような映画です。
救いようのない、アンモラルな内容の映画はそもそも得意ではないので実際に観た2作品だけをご紹介。

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これ、アンモラルの極みですよ。内容ひどすぎて書けません(気になる人は他のサイトに行ってくれ。。)。
これ作った人、何考えてるんだろうなと本気で思う一本。「食人族」なんてかわいいものです。

あ、でもこれは最後まで観れた。この作品は(そもそも)何で(こんな内容の作品を)作ったのか理解不能な(というか監督の人格を疑うレベルの)映画なのは確かですが、クオリティはそれなりに高いので観れてしまうんです。テンポもいいし、作りはあくまで映画的です。


ファニーゲーム

もはや有名作ですよね。ある意味。GLAYのHISASHIさんがRX-72という番組内で紹介されていましたが。。

さて、ごめんなさい。これは最後まで観れなかった。わけもなく一家皆殺しになるという映画なので。暴力描写がただただ「痛く」て不快。
カンヌ国際映画祭ではあまりの凄惨さに上映中に席を立つ観客がいたり、ロンドンではビデオの発禁運動まで起こったという作品。

ただ、監督のミヒャエル・ハネケ曰く「観客を憤慨させるために作った」と。

確かにこの映画の暴力描写は不快。ただ、こうも言えます。「他の映画では暴力は快感なのか?」

ミヒャエル・ハネケ監督とは

少しミヒャエル・ハネケ監督について解説します。ミヒャエル・ハネケ監督はその作品がカンヌ国際映画祭に6度出品され、パルム・ドール2回、グランプリ1回、監督賞1回を受賞しているれっきとした名監督。決して変な映画ばかり撮っているような監督ではないのです(変な映画←あくまで世間の一般的な価値基準を想定しています)。

話を戻すと、ハネケの問いこそ最も恐ろしいものではないでしょうか?

暴力がエンターテインメントとして映画を席巻しているという現実と、それを甘受する私たち。

暴力本来の冷徹な側面を暴き出したのは日本では北野武監督でしょうか。
アウトレイジこそエンターテインメントとして評価を得ていますが、初期の北野作品における暴力描写は突然に来るから本当に怖い。
何の説明も言葉もなく、いきなり銃声が響き、終わる。

北野武監督もエンターテイメント化した暴力に異を唱え、暴力本来の冷徹な側面を再認識させてくれたと思います。

さて、話が少しそれました。

最後に

最後にミヒャエル・ハネケ監督の言葉で終わることにしましょう。

「暴力は撲滅できないものであり、痛みと他人への冒涜であることを伝えたい。だから、暴力を単なる見せ物ではなく、見終わった後に暴力の意味を再認識するものとして描かなければならない」





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