未来のミライ、福山雅治のひいじいじ(青年)がかっこよすぎる!

ひっさしぶりの雑談ですね。

さて、昨日『未来のミライ』観てきました。

感想は下記からレビュー記事を見てほしいんですが、福山雅治さん演じるひいじいじがかっこよすぎる!!

この記事はラスト結末あたりのネタバレを含んでいます。

劇中では不思議な世界にまよいこんだくんちゃんの前に、青年時代の姿で登場します。

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「未来のミライ」とは

『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』を手掛けた細田守監督の「バケモノの子」以来3年ぶりとなる最新作。

四歳の男の子「くんちゃん」を主役にし、未来から来た彼の妹、「ミライ」ちゃんとの兄妹の冒険の話です。


福山雅治さん演じるひいじいじ


出典:http://tsutaya.tsite.jp/news/cinema/i/39842588/index
福山雅治、細田守監督が求めてた役に合致! 『未来のミライ』青年役に抜擢 – TSUTAYA/ツタヤ
(C)2018スタジオ地図

ヒーロー的なキャラクター

この映画ってくんちゃんの家族(特にお父さん)をはじめとして、等身大のキャラクターが多くて、それと対極ないわゆる「ヒーロー的なキャラクター」がほぼいないんですよね。

例えば映画版の 『クレヨンしんちゃん』なら普段は冴えないサラリーマンの野原ひろしも家族のために立ち上がるじゃないですか。

そんな人物がいないんです。お父さんも野原ひろしのように家族のために敵と戦う!っていう感じではないし、くんちゃんを叱りつけたりもせずに終始おろおろしている印象。

福山雅治さん演じるひいじいじ

数少ないヒーロー的な人物の一人が福山雅治さん演じるひいじいじ。

戦争で特攻隊で敵艦に突入するも奇跡的に生還。終戦後は不自由な足で馬の世話をしながらバイクを開発。

詳しくはあらすじネタバレで見てほしいんですが、そのドラマティックな人生の深みはひいじいじという人物をいっそう魅力的にしています。

かっこいいの一言!

バイクで町を駆け抜け、『下を見るな、遠くをみるんだ』などとくんちゃんに勇気を与える、作品の上でも大きな役割を持つひいじいじ。その姿はまさにかっこいいの一言です。

なお、このひいじいじの設定については、細田守監督のインタビューに詳しいです。

映画の中では「特攻隊の生き残り」としか触れていませんが、小説のほうではもう少し説明しています。終戦間際にはゼロ戦を使った「神風」、人間魚雷「回天」など、いろんな特攻部隊があり、そのひとつでした。実際に僕の知り合いにも、おじいさんが水上部隊に所属していたという人がいました。「震洋」といって小型モーターボートで、米軍の戦艦に体当たりするという部隊だったんです。『死の刺』で知られる作家・島尾敏雄は水上部隊の隊長で、満島ひかりさん主演で映画化された『海辺の生と死』(17年)は後に妻となる島尾ミホの視点から描いたものなんです。「震洋」はベニヤ板で作ったボートに爆弾を積んで突撃するという、あまりにも無謀な作戦でした。調べれば調べるほど、人間の命が粗末に扱われていたことに腹が立ちました。当時と今では価値観や常識が異なるとはいえ、戦争の恐ろしさを感じさせます。

出典:https://otocoto.jp/interview/hosoda/2/
ヒットメーカー細田守監督の“心の師”は誰? 失っていた大切な記憶が甦る『未来のミライ』

そう、映画では船で特攻を行ったとしか言われていませんが、本当は想像以上に過酷で悲惨なものだったことが伺えます。

ちなみにですが、町を走る路面電車や坂道、また造船所など、福山雅治の出身地である長崎を強く意識した町並みだとおもったのですがどうなのでしょう?


かっこいいぞ!ひいじいじの名言・名セリフ

「下向くな。前だけ見てろ。」

くんちゃんが出会った青年姿のひいじいじ。自転車の練習ですっかり自転車が怖くなってしまったくんちゃん。

ひいじいじはそんなくんちゃんをバイクにのせ、このセリフでくんちゃんを勇気づけます。

そんな粋な彼の姿にくんちゃんも思わず『かっこいい。。』と呟くのでした。

「なんにでも最初はあるさ」

これも、ひいじいじのセリフ。馬に乗るのを怖がるくうちゃんへのセリフです。

今なにかに挑戦しようとしてる人たち、そしてそれに慣れずに戸惑っている人たちへ贈りたいセリフでもありますね。

「怖がるな、怖がると馬も怖がる」

初めての乗馬。馬を怖がるくんちゃんにひいじいじが掛けた言葉です。

勇気を出して馬と仲良くなることが大事だということをひいじいじはくんちゃんに伝えようとします。

「お恵ちゃんは足が速いなあ。負けるかと思った」

戦争が終わって、ひいじいじは戦争の後遺症で足が不自由になりました。

しかし、ある日、お恵ちゃんにに結婚を申し込みます。そのときの言葉が『あの木の下まで競争して、俺が勝ったら結婚してくれ』というもの。

不自由な足での競争の結果は、お恵ちゃんが途中で立ち止まってくれたこともあって、ひいじいじがなんとか勝つことができました。

その時のひいじいじのセリフがこちら。

お恵ちゃんの立ち止まる優しさに応えた、ひいじいじの印象的なセリフです。

「何があっても遠くだけを見る」

予告編の中でも使われていましたね。



福山雅治さんへのオファーの経緯

もともと細田守監督と福山雅治さんの間に親交があったことから今回のオファーになったそうです。
もともと福山雅治さん演じるひいじいじは本作でもキーパーソンとして設定されていました。

ひいじいじの声をだれが務めるか、キャスティングは難航していましたが、そのイメージと人間性が重なることから福山雅治さんへ白羽の矢が立ったということです。
なお、福山雅治さんのアニメ映画への本格的な出演は今作「未来のミライ」が初めてとなります。

福山雅治さんコメント

「今回、細田監督作品の住人になれる機会をいただけたことを大変嬉しく思います。収録前に、まだ絵も音も完成してない映像資料を観させていただきましたが、その段階ですでに、心引き込まれ感動出来るこの作品が持つ力に驚きました。歌うということを仕事にしながらも、声で役を表現することはほぼ未経験なので、現場では恥ずかしながらすべてに緊張し、そしてすべてに刺激を受けました。
僕が年齢を重ねたことで忘れてしまっていた子供ならではの繊細な感受性を、丁寧に、かつ高度なアニメーション技術で表現されている今作品の完成を、これまで通り細田監督のいちファンとして心待ちにしています。」

出典:http://mirai-no-mirai.jp/news/20180509-1.html
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