アニメで本職の声優さんではなくて、俳優さんが起用されるのはいかがなものか?という昔からある議論のひとつですね。
餅は餅屋!という意見もあるかとは思うのですが、これ、ぼくはむしろ俳優さんが声優やってる方が好きなんですよ。
もちろんジャンルにもよりますが、「君の名は。」くらいの雰囲気の作品だと、俳優さんの方がいいです。(当然ながら洋画でよくあるような事務所のゴリ押しのような無理矢理なキャスティングはダメですけど。。)
逆に映画ではないけど、「クレヨンしんちゃん」とか、「さよなら絶望先生」とかのコメディ作品なら声優さんでも、いやむしろ声優の方がいいかもしれませんね。
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俳優さんの声優起用が好きな理由
ではなぜ僕が俳優さんの声優起用が好きかというと
本職さんは演技しすぎる場合がある
これに尽きます。
例えば敵からの攻撃を受けた場合。。。。
一般の人
「!やられた!!」
演技しすぎる声優
「・・・くッ・・・! ・・・(ぃ)やられたッ。。。!!!!!」
ジョジョならこれでも大丈夫かもしれませんが、普通に考えるとすこし大袈裟ですよね。
もちろん俳優さんにもくどい演技の人はいますが。。。
感情表現における「声」
声ってコミュニケーション方法としては大きな要素ですが、現実の世界ではそれが全てではないですよね。
誰もが身ぶり手振りや表情、目線など、あらゆる要素を使って自分の感情を表現していると思います。
多少なりともリアルさを求められる作品ならば、全身を使って演技する俳優さんの方が向いてるようにも思います。
声のお仕事の始まり
初代ルパンの声を担当されていた故・山田康男さんのWikipediaを読んでもらえると分かりやすいのですが、元々声優専業というのではなく、吹き替えなどは俳優さんが副業としてやるようなものだったそう。
その後日本のアニメがひとつの作品のジャンルとして確立されていくにつれ、また声優もそれ単体での職業として認知されるようになっていったといういきさつがあります。
もちろん声優さんには声優さんならではの凄みや、『ハマリ役』がありますよね。
ちなみに僕は神谷明さん以外の毛利小五郎は未だに慣れないし、逆に沢城みゆきさんに交代したあとの峰不二子の声を聞いたときは、その違和感のなさに『声優ってすげぇ。。』と思ったものです。
もともとは声優と俳優の垣根もなかった『声』の世界。
そうなると声優さんが声やってても、俳優さんが声やってても、本職という意味ではそんなに変わらないのかもしれません。
もちろん事務所のゴリ押しはNGですが。。