どん底の状態からのクライマックスでの情熱的な愛の告白はもはやラブコメ映画の定形とも言えますね。
翌年のニューイヤーズ・イヴ、ハリーはようやくサリーに本当の想いを伝えます。
「やっとわかった 君を愛してる」
しかしサリーはおとぎ話のような月並みな告白では心を動かされません。こういうところはノーラ・エフロンらしいところ。
絶妙なラスト
ロブ・ライナーの絶妙にタイミングをずらした演出とそのあとに続くノーラ・エフロンのセリフが一気に作品を名作の位置まで高めることに成功しています。
「じゃこれは?
サンドウィッチの注文に1時間半
でも君が好きだ
僕を見る時のおでこのしわ
僕の服にしみつく君の香水の香り
1日の最後におしゃべりをしたいのは君だ
寂しいとか、大晦日は関係ない
残る一生を誰かと過ごしたいと思ったら
早く始めるほうがいいだろう?」
「あなたって人はいつも憎めなくなることを言うんだから!
あなたなんか大嫌い!死ぬほど嫌いよ」
そう答えるメグ・ライアンがとってもキュート!
そして二人は口づけを交わし、結ばれるのでした。