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事実じゃない?実話を基にした映画に隠された『嘘』特集!

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ドリーム

「ドリーム」は2016年公開のアメリカの伝記映画です。

60年代のアメリカの有人宇宙飛行計画のマーキュリー計画をテーマに、NASAの職員として働く三人の黒人女性を主人公にした作品です。

映画の嘘「NASAでも黒人と白人の使うトイレやコーヒーポッドなどは区別されていた」

NASAの所在地はアメリカ南部のテキサス州ヒューストン。もともと工業による経済発展を目指した北部と違い、南部は農業が盛んで、そのために労働力の確保を目的とした奴隷制度が広まりました。

そして、南部では1964年までジム・クロウ法と呼ばれる、白人と非白人でそれぞれ場所を分ける、人種差別的な法律が施行されていました。

映画のなかでも、黒人であるキャサリンは白人の同僚とは使うトイレやコーヒーポッドまで区別されていました。

しかし、史実では50年代の終わりにはすでにNASAではそうした人種による場所の区別は撤廃されています。

キャサリンがNASAで働いていた1961年当時には映画のような区別はNASAでは存在しなかったのです。

関連記事:「ドリーム」NASAを支えた黒人女性の実話

ボヘミアン・ラプソディ

ボヘミアン・ラプソディ』は2018年の伝記映画。伝説のバンド、クイーンの成功と不和、復活までのストーリーを、フロントマンのフレディ・マーキュリーを中心にドラマティックに描いています。

映画の嘘「フレディが自身のHIV感染を知ったのはライブエイドの前」


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映画ではライブエイドでの公演の前にフレディがブライアン・メイらバンドメンバーに自身のHIV感染を告白しる場面があります。

しかし、フレディ・マーキュリーが自身のHIV感染を知ったのはライブエイドから数年たった87年頃と言われています。

映画のなかではライブエイドの直前にジムと再会し、恋人関係になりますが、実際は1983年にジムと出会い、恋人関係になります。

史実ではジムもまたHIVに羅患し、2010年に命を落とします。

おそらくジムのHIVはフレディから知らずにうつされたものだとされていますが、もしライブエイド前にHIVだと知っていたのなら、フレディはジムに感染させないように最大限注意したことでしょう。

映画では病に負けず、世紀の大舞台に向けて練習するフレディを映すことで彼らのドラマティックさを最大限に表現したかったのでしょう。

関連記事:胸アツ!クイーン伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」トリビア・裏話

グレイテスト・ショーマン

グレイテスト・ショーマン』は19世紀に活躍した興行師、P・T・バーナムの成功を描いたミュージカル映画です。
ラ・ラ・ランド」で歌曲賞を受賞したベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビが音楽を担当しています。

映画の嘘「バーナムはマイノリティに光を当てた善人である」

劇中でもバーナムの本意が読みとれずにもやもやしますが、実在のバーナムは成功したエンターテイナーとしての顔と同時に善人とは言い切れない一面も持ち合わせていたようで、本当にマイノリティの人たちを「見せ物」として扱ったり、観客をだます詐欺師のようなこともしていたそう。

映画には出てきませんが、バーナムの博物館を設立する前には黒人奴隷の女性、ジョイス・ヘスを買い取って、そのうえ「ジョージ・ワシントンの元乳母で160歳を超えている」と宣伝して全米を巡業したなどの経歴があります。

また、映画ではバーナムの博物館でショーを行い、それが初めての成功のように描かれていますが、実際はこの黒人の見世物でも成功を収めていたようです。
(当時の見世物小屋はマイノリティたちの自活の数少ない場所の一つであったことは事実ですが)

大ヒットミュージカルの「グレイテスト・ショーマン」、確かに素晴らしい映画なのですが、フィクションとして見た方が正解かもしれません。

関連記事:「グレイテスト・ショーマン」裏話・トリビア3選



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