今回はウィル・スミス主演映画『ジェミニマン』から驚異のVFX技術をご紹介します!
ウィル・スミス主演『ジェミニマン』
『ジェミニマン』は2019年に公開されるSFアクション映画です。
メガホンをとるのは『ブロークバック・マウンテン』や『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』で、二回アカデミー監督賞を受賞したアン・リー。主演は『バッド・ボーイズ』シリーズや『メン・イン・ブラック』シリーズのウィル・スミスが務めています。
ウィル・スミスは本作について以下のように自信をのぞかせています。
「エモーショナルかつフィジカルな挑戦は、僕のキャリアの中で過去最高に要求の高いものだった。これまで見たことのない魔法で、繊細で、感情移入できる映画のキャラクターかつ次のレベルのアクションを提供できることを願っている」
出典:映画『ジェミニマン』ウィル・スミス主演×アン・リー監督の近未来アクションエンターテイメント – ファッションプレス
「ジェミニマン」の予告編
あらすじ
ウィル・スミス演じる伝説的暗殺者ヘンリーは政府に依頼されたミッションの遂行中に何者かの襲撃を受ける。
その襲撃者はヘンリーの動きを全て把握し絶対に殺せない。その襲撃者の正体はが若い自分自身だった。
ヘンリーは政府をも巻き込むクローン技術の巨大な陰謀に巻き込まれていく。
スタッフ・キャスト
監督
アン・リー
製作
ジェリー・ブラッカイマー
出演
ウィル・スミス
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
クライブ・オーウェン
ベネディクト・ウォン
フルCGで若い頃を再現!
この『ジェミニマン』が凄いのは若い頃のウィル・スミスをフルCGで再現していること。
ウィル・スミスの顔をCG加工して若い頃の容姿にするのではなく、まったくのゼロから構築しているのは驚きです。
若い頃のウィル・スミスの動きはウィル・スミス本人が演じていますが、その動きもまた20代の頃と同じようにすることを意識したと言います。
撮影の手順としては、まずスミスがヘンリーを演じる部分を撮影し、それが終わるとジュニアのほうに移った。ジュニアを演じる上で意識しなければならなかったのは、その年齢だった頃の自分と同じレベルに演技を落とすこと。スミスの演技は、彼が20代だった頃から格段に上手くなっているのだが、当時のスミスを覚えている観客は多いので、彼らしく見せるためには、そこも昔通りでないといけないのだ。
「アンはしょっちゅう僕に『そんなに上手くやらないで』と言ったよ。昔の僕の映画を見せられて、『こんなふうに』と言われることもあった。僕は、かつて自分がエンタメ業界に提供した悲劇の大きさをまざまざと見せつけられたというわけさ(笑)」。
出典:ウィル・スミスがダブル主演!最新作「ジェミニマン」は「この年齢だからやれた映画」(猿渡由紀) – 個人 – Yahoo!ニュース
フルCGで出演者を若返らせた映画
ちなみに同様にフルCGで出演者を若返らせた映画には『ターミネーター:新起動/ジェニシス』があります。『ターミネーター4』では別人の体に若い頃のの顔を合成させていましたが、ではそのすべてがフルCGで制作されています。