ホアキン・フェニックスとは
ホアキン・フェニックスは1974年生まれ、プエルトリコ出身の俳優です。兄は1993年に23歳の若さで急逝したリバー・フェニックス。姉のレイン・フェニックス、妹のサマー・フェニックスも女優という俳優一家です。
貧しい家庭に育ち、生活費を稼ぐために街頭に出て歌や演奏を行う日々を送っています。
映画へは1986年の『スペースキャンプ』で子役デビュー。
その確かな演技力で2000年の『グラディエーター』ではアカデミー助演男優賞ノミネート、ゴールデングローブ賞助演男優賞ノミネート、2005年の『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でゴールデングローブ賞主演男優賞受賞、アカデミー主演男優賞ノミネート、2012年の『ザ・マスター』でもゴールデングローブ賞主演男優賞受賞、アカデミー主演男優賞ノミネートされるなど、高い実力を持つ俳優の一人です。
また、ホアキンフェニックスはクリスチャン・ベールのように過酷な役作りもいとわない俳優の一人。2019年の『ジョーカー』でもその大幅な減量は話題になりました。
今回はそんなホアキン・フェニックスの役作りエピソードを紹介します!
『ジョーカー』では23Kgの減量に成功
ウディ・アレン監督の2015年の映画『教授のおかしな妄想殺人』では中年太りの念相応な体形だったホアキン・フェニックスですが、2019年の『ジョーカー』では23Kgの減量に成功。
監督のトッド・フィリップスはもっと早くから無理なく痩せてほしいと思っていたとのことですが、ホアキン・フェニックスはクラインクインの4ヶ月前からダイエットを始めるという短期での強行策に出ています。その方法は最初の2ヶ月ではカロリー制限とワークアウト、撮影開始前の2ヶ月間は、栄養士によるカロリー制限とダイエットを実行しました。
ちなみにトッド・フィリップスによるとその内容は基本的に1日にリンゴ1個だけというというダイエットだったそう。
普段は食べることが大好きなホアキンですが、この減量の日々ではビタミンやミネラルといった必要最低限のもののみを摂取し、カロリーは摂らなかったとのこと。(ちなみにホアキン・フェニックスはヴィーガン。)ホアキン・フェニックスはこのダイエットの日々について、過酷ではあったものの、アーサーを演じるうえでの役作りに非常に役に立ったと語っています。
1日300キロカロリーダイエットを実行した『マグダラのマリア』
婚約者のルーニー・マーラと共演した『マグダラのマリア』では一日に300キロカロリーという摂取制限を設け、イエス・キリストを演じ切りました。
実際に消防アカデミーに入学した『炎のメモリアル』
2004年公開の映画『炎のメモリアル』。今作でボルチモアの消防士を演じたホアキン・フェニックスは実際にボルティモア消防アカデミーに入学。そこでさまざまな技術を習得しています。そこを卒業した後はなんと本物の消防士として消化活動などを経験。それだけのことをこなした後に実際に撮影に入ったそうです。