【レビュー】ワンダーウーマン

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「ワンダーウーマン」のスタッフ・キャスト

監督
パティ・ジェンキンス

脚本
アラン・ハインバーグ

原案
ザック・スナイダー
アラン・ハインバーグ
ジェイソン・フュークス

原作
DCコミックス

出演者
ガル・ガドット
クリス・パイン
ロビン・ライト
ダニー・ヒューストン
デヴィッド・シューリス
コニー・ニールセン
エレナ・アナヤ

「ワンダーウーマン」のあらすじ

外界とは遮断された世界、女性だけが住む島、セミッシラで暮らすアマゾン族の王女ダイアナ。

アマゾン族は神ゼウスから平和のために作られた存在でしたが、人間の僕となることを拒み、反乱を起こし、人間界とは違う世界で暮らすようになったのでした。

人間側にはゼウスの息子であり、戦いの神であるアレスがついたことで、人間は終わらない戦いを繰り返すことになったのでした。

ある時、世界を飛び越えて外界から一機の戦闘機が現れ、墜落します。

搭乗していたのはスティーブ・トレバー大尉。所属はイギリス兵ですが、ドイツのスパイとして活動していたところ、正体がバレ、逃げてきたのでした。

そこへ追ってきたドイツ兵。

迎え撃つアマゾン族の戦士たち。

アマゾン族の戦士とドイツへの戦いはダイアナの戦いの師であるアンティオペ将軍をはじめとして多くの犠牲を出します。外の世界では戦争(第一次世界大戦)により、数千万の犠牲者が出ていることをトレバーから聞きます。

外の世界の争いに心を痛めるダイアナ。

戦いの神であるアレスを殺せば戦いもなくなると信じ、トレバーとともにイギリス・ロンドンへ旅立ちます。



感想・レビュー

映画監督のパティ・ジェンキンスが『モンスター』以来14年ぶりにメガホンをとった『ワンダーウーマン』。

実在の事件をもとにシャーリーズ・セロンを20キロも太らせて撮影した『モンスター』とは、コミックスが原作である今作とはまったく違うベクトルのように感じてしまいますが、クリストファー・ノーランが『バットマン』を題材に自身の作家性をふんだんに盛り込んだダークナイト同様に、また『ワンダーウーマン』にもパティ・ジェンキンスの強いメッセージが現れています。

外界とは遮断された世界、女性だけが住む島、セミッシラで暮らすアマゾン族の王女ダイアナ。ある時、世界を飛び越えて外界から一機の戦闘機が現れ、墜落します。

搭乗していたのはスティーブ・トレバー大尉。所属はイギリス兵ですが、ドイツのスパイとして活動していたところ、正体がバレ、逃げてきたのでした。

そこへ追ってきたドイツ兵。

迎え撃つアマゾン族の戦士たち。総出で戦いへ繰り出す姿はなんかもう『シン・シティ』の武装した娼婦のよう。中にはロザリオ・ドーソンより強そうなのもいるし!

アマゾン族の戦士とドイツへの戦いはダイアナの戦いの師であるアンティオペ将軍を始め、多くの犠牲を出します。外の世界では戦争(第一次世界大戦)により、数千万の犠牲者が出ていることをトレバーから聞きます。

外の世界の争いに心を痛めるダイアナ。

戦いの神であるアレスを殺せば戦いもなくなると信じ、トレバーとともにイギリス・ロンドンへ旅立ちます。

人間の社会

イギリスにたどり着いたダイアナの目に写る「人間の社会」。

女性用ファッションはコルセットで腹部を締め上げ、議会から女性は追い出され、秘書として男性に仕えている女性に、ダイアナは『それは奴隷よ』といい放ちます。

言わずもがなですが、この映画の背景にはハリウッドのセクハラや性的暴行事件が次々に報じられ、アメリカでの女性の権利がまだまだ低いままにあるという実態が明らかにされたことがあるでしょう。

イギリス入国時、右も左もわからず、トレバーについていくダイアナですが、いざ戦場へ向かうと、ドイツとイギリス互いの戦力が拮抗し無人地帯(ノーマンズ・ランド)となっている場所へ遭遇します。

トレバーの『ここは越えられない』という言葉をよそに、圧倒的な運動能力で腕輪と盾で敵の弾を防弾しながら、ダイアナは先頭に立って危険地帯を突き進んでいくのです。

この場面以降、ダイアナは隊の先頭になり、そして守られるべき存在ではなく、自立した一人の戦士として扱われていきます。

ジャンヌ・ダルク

このノーマンズランドの場面は監督のパティ・ジェンキンスが最も力を入れたシーンとのこと。

先頭に立って前線を駆けるその姿はジャンヌ・ダルクのように見えます。

ただ、ジャンヌ・ダルクが神の啓示を受けながらもフランス側についたことでもわかるように、ダイアナも人間界とは世界を異にしているにも関わらず、一方的にイギリスに肩入れして、ドイツを敵視してるんですよね。

映画もこれより先の展開は少しグズつく感じがします。

特にラスボスとの戦い。

アレスの正体がデヴィッド・シューリスというのはどうなんでしょう。。

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』でも最も優しい登場人物だった彼が宇宙一悪いヤツというのはどうも迫力に欠ける。。

しかもアレスの武器とか鎧ってスクラップからできてるやつでしょ。戦いの神がそれでいいのか。。

おまけにちょっと最後の戦い、やけに尺が長いんですよね。

アレスの強さを表したかったとは思うんですが、もう少しコンパクトなほうがまとまりが良かったかなと思います。

エンディング、ダイアナの『愛で世界を救う』というモノローグで映画は幕を閉じます。

この場合の「愛」とは赦すこと。

ドクター・ポイズンを赦し、トレバーの犠牲を赦し、人間の愚かさを赦したダイアナ。

『私はもう以前の私ではない』

冒頭のセリフはこのことを表しています。



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