ビートたけし、西田敏行、三浦友和出演のたけし映画です。
『アウトレイジ』の続編ですね。『アウトレイジ』同様、膨大なセリフの応酬が溢れる作品となりました。25才のころ、北九州のリバーウォークの映画館で観ましたね。
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「アウトレイジ ビヨンド」のスタッフ・キャスト
監督
北野武
脚本
北野武
出演者
ビートたけし
西田敏行
三浦友和
加瀬亮
中野英雄
松重豊
小日向文世
高橋克典
桐谷健太
新井浩文
塩見三省
中尾彬
神山繁
「アウトレイジ ビヨンド」のあらすじ
前回の『アウトレイジ』から5年後が舞台。
山王会の傘下だった大友組は壊滅し、かつて大友組の組員だった石原は、山王会新組長加藤の側近にまでのしあがる。
もはや政界にまで影響力を及ぼすほどの勢力になり、警察も山王会への対応を迫られる。
マル暴の刑事、片岡は山王会の旧勢力である、五味、白山、冨田の加藤への反感を利用し、関東の巨大暴力団、花菱会への寝返りを促し、組織の弱体化を画策しますが、裏切りは花菱会から山王会へ密告され、冨田の粛清という結果に終わる。
後のない片岡は刑務所に服役している大友の釈放を画策するが。。。
感想・レビュー
『アウトレイジ』シリーズの特徴といえる、膨大なセリフの応酬はそのままに、ユニークな殺人方法というのは影を潜めた形になりました。(それでも石原をピッチングマシーンで殺害したりはありますが。。)
西田敏行と塩見三省が怖すぎる
今作のキャストで目を引くのが西田敏行と塩見三省のお二人。
西田敏行さんにはあまり悪人のイメージがなかったので驚きました。塩見さんにしても、『アウトレイジ・ビヨンド』以外ではいい人の役柄が多いということで重ねてびっくり。
ただお二人ともイメージを覆すほどの熟練の演技でした。
たけし映画の特長の一つとして、「急にくる暴力描写」があります。
何気ないシーンから何の前触れもなく急に発砲したり刺されたり殴られたりなど。。。
それは暴力描写の凶暴性をさらに強める効果があり、たけしが名監督とされる一つでもあります。
(『BROTHER』を見たクリント・イーストウッドがそのあまりの迫力に舌を巻いたという逸話もあります。)
僕にとっては初の劇場で見るたけし映画。当然監督の特徴もしてはいましたし、『座頭市』や『HANA-BI』など何作かは見ていました。なので結構ドキドキしながら上映を待っていたんですよね。
ところが、いざ上映が始まるとそんな杞憂は吹き飛びました。
というのも前方の席に明らかに「その筋の人」がいるわけです。
さすがは北九州というべきか。。。
そっちの方が映画本編より怖かったのを思い出します。
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