【レビュー】スペース カウボーイ

「スペース カウボーイ」は2000年公開のアメリカのSF映画。

監督・主演はクリント・イーストウッド。骨太なドラマ作品を作るイメージのあったクリント・イーストウッドがSF作品も監督していたのが個人的には意外でしたね。

ロシアの通信衛星を修理するために往年のパイロットチームが宇宙へ繰り出すストーリーです。

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「スペース カウボーイ」のスタッフ・キャスト

監督
クリント・イーストウッド

脚本
ケン・カウフマン
ハワード・クラウスナー

製作
クリント・イーストウッド
アンドリュー・ラザー

製作総指揮
トム・ルーカー

出演者
クリント・イーストウッド
トミー・リー・ジョーンズ
ドナルド・サザーランド
ジェームズ・ガーナー

「スペース カウボーイ」のあらすじ

かつてアメリカ空軍には宇宙探索飛行を目的としたパイロット・チームが存在したが、土壇場になって宇宙プロジェクトが空軍からNASAに移行、宇宙へ行ったのは訓練に励んでいた4人の男たちではなく一頭のチンパンジーだった。それから40年、チームの一員だったコービンのもとにNASAから衛星修復の依頼が来た……。

出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=161592
映画 スペース カウボーイ – allcinema

感想・レビュー

宇宙には場違いな人々が困難なミッションのために、地球の命運をかけて宇宙に乗り込むー。

同時期に公開されたマイケル・ベイ監督の『アルマゲドン』と比較されることも多い本作。

本作では40年前、マーキュリー計画によって宇宙飛行士になり損ねたパイロットチーム『ダイダロス』が、ロシアの衛生のシステムの改修に宇宙へ向かうというストーリー。改修しなければ、人工衛星は地球へ墜落してしまいます。

ダイダロスを『石油採掘業者』、人工衛星を『大型隕石』に置き換えると、アルマゲドンとほとんど同じですね。

作品の仕上がりはというと、エンターテインメント性についてはアルマゲドン、コメディでは今作スペースカウボーイかなと思います。

これは個人的な好みになってしまうんですが、アルマゲドンに比べてどうしてもジジイばっかりの『スペースカウボーイ』は華がないんですよね。

しかもこのジジイたちがエロジジイで、検査技師を口説いたり、NASAの担当官とデキちゃったりするんですが、このNASAの担当官役がマーシャ・ゲイ・ハーデン。アルマゲドンのリブ・タイラーと比べるとやはりちょっと鮮やかさに欠けるなぁと。。。おまけにそのオン・ザ・眉毛すぎる髪型は誰からも疑問の声は上がらなかったのか??

クリント・イーストウッドとマイケル・ベイの違いとでもいうのか、イーストウッドは『老人の可能性を証明する』ことに重点を、マイケル・ベイは『いかに観客をエキサイティングさせるか』に重点を置いている気がします。

そのため、アルマゲドンには科学的な考証での間違いが非常に多く、その中のいくつかは敢えて確信犯的に行っているとのもあります。

もちろん、『スペース カウボーイ』もあり得ないシーンはあって、最後人工衛星の先端に乗って月へ旅立ったトミー・リー・ジョーンズなのですが、ラストシーンでは月の岩に腰かけて地球を眺めているシーンが写し出されました。

が、人工衛星の先端に向かって着陸装置も何もない中で月に行っても正面衝突して死んじゃうじゃん。。どう考えても。。実際映画の中でも人工衛星はバラバラになってたじゃん。。

もちろん、トミー・リー・ジョーンズの行動は生きて地球には帰れない、命を犠牲にした行為だったのですが、それにしても、という感じがします。

月で地球を眺めるシーンは個人的には要らないかなと思いますね。

しかし、一連のトラブルの元凶になった、若い宇宙飛行士の独断での任務遂行。

しかし、ここまで一貫して体制側についていたのに、なぜここで命令を無視して単独行動に出たのかも謎です。

『アルマゲドン』では、最後まで政府の命令に従う存在がシャープ大佐でした。

彼は終盤、命令を聞こうとしない主人公らに銃を向けます。

そこまでして政府に忠実であろうとしたシャープ大佐。

その後、主人公の必死の説得によって彼は変わっていくのですが、シャープというキャラクターは映画を通してこのときまでずっと政府側だったのです。

ちなみに今作は1998年に実際に高齢者が宇宙飛行士になったという出来事があったために製作へのゴーサインが出たという逸話があります。

アルマゲドンと比較するとどうしても見劣りのする場面は否めませんが、ジジイの頑張る姿は、もしかしたらアルマゲドン以上に勇気をもらえる作品かもしれません。

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