【映画 レビュー】ゴジラVSビオランテ


ゴジラvsビオランテ 【60周年記念版】 [Blu-ray]

90年の作品。平成ゴジラシリーズの前作の84年のゴジラが大人になったかつてのゴジラファンをターゲットとしていたのを今作でも踏襲しており、子供には理解の難しいストーリーに仕上がってます。

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「ゴジラVSビオランテ」のスタッフ・キャスト

監督
大森一樹(本編)
川北紘一(特撮)

脚本
大森一樹

音楽
すぎやまこういち
伊福部昭(ゴジラテーマ曲)

製作
田中友幸

出演者
三田村邦彦
田中好子
高嶋政伸
小高恵美
沢口靖子
峰岸徹
金田龍之介
高橋幸治

「ゴジラVSビオランテ」のあらすじ

1985年、ゴジラ襲撃から一夜明けた新宿では、自衛隊が廃墟内の残留放射能検査やスーパーXの回収をすすめる一方、ゴジラの体の破片を回収する作業が行なわれていた。その最中、米国のバイオメジャーもG細胞の採取に成功、自衛隊に発見され銃撃戦となる。辛くも逃げ切った彼らだが、サラジア共和国のサラジア・シークレット・サービス工作員のSSS9によって全員射殺されG細胞も彼の手に渡る。サラジア共和国に運ばれたG細胞は、白神博士の研究室で小麦などの作物と融合させ、砂漠でも育つ植物を生む実験に使用されていた。しかし、G細胞争奪戦に敗れたバイオメジャーの策略で研究室は爆破され、白神博士はG細胞と共に最愛の娘・英理加を失う。

それから5年後、三原山内において再び活動を開始したゴジラに備え、国土庁はゴジラの体内の核物質を食べるバクテリアを利用した抗核エネルギーバクテリア (ANEB) の必要性を強く認識したが、科学者の桐島は、それが核兵器を無力化する兵器にもなり、世界の軍事バランスを崩す引き金になるのではという危惧を抱いていた。しかし、日に日に活動を活発化させるゴジラに対抗し得るものとして、自衛隊の黒木特佐はその開発のために白神博士の協力を仰ぐ。一度は断った白神だが、G細胞を1週間借り受けることを条件にANEB開発への協力を承諾する。

数日後、芦ノ湖に巨大なバラのような姿の怪獣が現れる。それは白神が娘の細胞を融合させたバラの命を救うために組み込んだG細胞の影響によって急激な成長を遂げた怪獣ビオランテであった。

同じ頃、バイオメジャーによる、ANEBの引渡しを求める脅迫文が首相官邸に届く。応じぬ場合は三原山を爆破させゴジラを復活させるというその内容に、桐島と自衛官の権藤は引渡しに応じるが、SSS9によりANEBは奪われ、さらに爆破された三原山からはゴジラが復活してしまう。

ゴジラは浦賀水道で護衛艦やスーパーX2と交戦し、これを撃退。続いて小田原へ上陸し、芦ノ湖でビオランテと対決する。ビオランテのさまざまな攻撃に苦しむゴジラだったが、放射能熱線によってビオランテを倒し、駿河湾へ消える。

対G作戦の指揮を任された黒木は、その後ゴジラがエネルギー補給のために若狭湾の原発群へ向かうと予想。最短経路の名古屋を通るとして伊勢湾に戦力を集結させるが、予想に反してゴジラは紀伊水道に現れる。裏をかかれた黒木はスーパーX2のみを大阪市に、残りの戦力を若狭湾へ向かわせてゴジラを迎え撃つ作戦へ変更する。

一方、桐島と権藤はサラジアのアジトが大阪にあることを知り、ANEB奪回に向かう。刻一刻とゴジラの上陸が迫る中、奪回に成功した権藤はそのままANEBをゴジラに撃ち込む準備へと入った。そしてゴジラはついに大阪市に上陸する。

スーパーX2と権藤という大きな代償を払いながらも、ANEBの撃ち込みは成功するが、14時間近くを経過してもその効果は現れず、ゴジラは若狭湾を目指す。桐島の「ゴジラの体温が低いためにANEBの活性化が抑えられているのではないか」という仮説を受けて、黒木は若狭にサンダーコントロールシステムを設置し、人為的な落雷によってゴジラの体温を上げる作戦を立案する。

作戦のさなかでようやくANEBは効力を発揮し始めるが、ゴジラの進行は止まらない。高浜原発に緊急態勢が発令され緊張が高まる中、ゴジラの前に成長し更なる進化を遂げたビオランテが出現した。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9vs%E3%83%93%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86
ゴジラvsビオランテ – Wikipedia

感想・レビュー

これ、ゴジラ映画だよな??

と思うくらい、大人びたストーリーです。

特にゴジラの出現度合いによって四段階の防衛措置がとられているなど、後の『シン・ゴジラ』に通じるような現実世界の中のゴジラの立ち位置を表した設定もあります。

30年近く前の映画でありながら、テロであったり遺伝子工学であったり、後の時代を予言するかのような要素に溢れています。

遺伝子工学については現実に96年にクローン羊のドリーが生まれ、科学技術と倫理の問題がクローズアップされたり、また遺伝子組み換え食品など、安全性に疑問が呈されていたりもしますが、90年にこのテーマを取り上げたのはかなりの先進性があったのではないでしょうか?

オモチャです!

比較して特撮技術は今の観点から見ると可愛いもの。特に銃火器の演出は失笑モノ。

なんせ何を撃っても銃弾が当たった場所から火花が出る!(笑)

アウトレイジビヨンドでたけしが銃を握っている塩見三省に向かって『オモチャかこれ!撃ってみろ!』と叫んでましたが、思わず『オモチャです!』と土下座してしまいたくなるほど。

ビオランテかっこいいぞー!

個人的にゴジラの敵怪獣のなかで一番好きな怪獣がビオランテです。

何がかっこいいってグロテスクで、怪獣というよりはクリーチャーな造形が最高にクールです!

後に目があるとわかって少しガッカリ。

エイリアンみたいに目がない方が斬新でかっこよかったのですが。。

なんだか例えるならリトルショップオブホラーズみたいな。

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