『もののけ姫』エボシ御前の裏話・裏設定特集

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『もののけ姫』は1997年に公開された宮崎駿監督のジブリ映画です。キャッチコピーは「生きろ」。

宮崎駿監督が構想16年を費やした大作であり、スタジオジブリのセル画の制作量もそれまでの6~7万枚から14万枚以上と膨大に増えています。

エボシ御前とはタタラ場を納める女性の首長。タタラ場を作り出し、売られた女性を買い取りタタラ場で働かせ、またハンセン病とおぼしき患者たちに手を差し伸べる慈悲深い一面をもつ一方で、自然を恐れず神々の戦いへ身を投じていくこと、タタラ場の男たちが自身が指揮する戦いの中で命を落としても表情ひとつ変えない冷徹さと計算高さも併せ持っています。

宮崎駿監督はエボシ御前を「20世紀の理想の人物」と評しています。

声優は田中裕子さんが務めています。

今回は『もののけ姫』からそんなエボシ御前の裏話・裏設定を特集します!

裏設定1.エボシ御前は海外に売られていた

『もののけ姫はこうして生まれた』によると、エボシ御前には人身売買された過去があるとのことです。
倭寇(13~16世紀の朝鮮・中国地方の海賊)の頭の妻にされるも、次第に組織を支配するようになったのち、頭を自らの手で殺し、明の兵器を日本に持ちかえってきたとのことです。

劇中では当時としては最新鋭の石火矢を作り出すなどの行動力、戦略にその影響が見て取れます。

裏話2.エボシ御前は最初は男の設定だった

宮崎駿監督の話によると、エボシ御前は最初は男として設定されていました。しかし、スタッフからの「女性の方がいい」という意見もあり、女性になったといういきさつがあります。

宮崎駿監督によると、エボシ御前は「20世紀の理想の人物」をして想像され、目的と手段を使い分け、非常にやばいこともするけれどもどこかで理想は失っていない、そして挫折しながらも何度も立ち直っていく人物とのことです。

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