【ネタバレレビュー】「レッド・スパロー」実話でこそないものの・・・

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「レッド・スパロー」は2018年公開のスパイ映画。主演はジェニファー・ローレンス、監督はフランシス・ローレンスがつとめています。
小説を原作とした映画ですが、原作者のジェイソン・マシューズは元CIAのエージェント。それも30年にわたって勤務したというホンモノです。

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「レッド・スパロー」の予告編

「レッド・スパロー」のスタッフ・キャスト

監督
フランシス・ローレンス

脚本
ジャスティン・ヘイス

原作
ジェイソン・マシューズ

出演者
ジェニファー・ローレンス
ジョエル・エドガートン
マティアス・スーナールツ
シャーロット・ランプリング
メアリー=ルイーズ・パーカー
ジェレミー・アイアンズ



「レッド・スパロー」のあらすじ

ドミニカ・エゴロワは名門ボリショイ・バレエ団のトップとして活躍するバレリーナだったが舞台上での大ケガによって、脚が再起不能となりバレエ団での地位を失う。
重病の母親の介護や住宅までボリショイ・バレエ団の支援を受けていたドミニカの生活は一変する。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、ロシア情報庁の幹部である叔父のワーニャ。病気の母親の治療費と引き換えに、スパイ=(スパロー)の養成学校へ送られる。彼女はターゲットの心理状態を操る方法を学び、政治家にハニートラップを仕掛け、国家反逆の証拠を手に入れる任務を任される。
任務の最中、暗殺事件を目撃してしまったドミニカは「処刑か、ロシアの諜報員スパローとなるか」の二択を迫られる。

感想・レビュー

意外と結末がびっくりする映画でした。女って怖い。。。!!

物語を整理する暇さえ与えずに次から次へ出来事が襲ってくる序盤。

ドミニカが置かれる状況と立場がめまぐるしく変わるのでストーリーが正直追いづらいです。。

当初はロシアのスパイとして育てられたドミニカですが、組織の非情さに耐えかねてアメリカへ二重スパイとして寝返り、アメリカへの亡命を画策していきます。

まぁキャッチコピーは『私は国家の美しい武器』だったものの、ロシア万歳!!な映画をアメリカが作るはずもなく、どっかでアメリカ側と接触して協力関係になるんだろうな~とは思っていました。

ジェニファー・ローレンス

主人公のドミニカを演じたのはジェニファー・ローレンス。

監督のフランシス・ローレンスはジェニファー・ローレンスとは「ハンガーゲーム」をはじめとして本作で4度目のタッグとあって、彼女の見せ方が非常に上手いです。

今作のジェニファー・ローレンスはメイクをした仕事の時は男を惑わす『最高の女』へと変わり、メイクを落としたあとはあどけない少女の顔を覗かせます。

予告編を観る限りはもっと国家の忠実かつ優秀なスパイとしての活躍が主になるのかと思っていましたが、ドミニカの揺れ動く迷いや葛藤が表現されたシーンも多かったですね。そういったシーンのジェニファー・ローレンスはやはり、年相応の人間味や時折幼さも感じさせます。

しかしスタイルいいなー。

映画の衣装

もうひとつ注目したいのは今作の衣装。

バレリーナ時代のドミニカは私服も女性らしい、シンプルながらも柔らかいイメージのものでしたが、スパローとしてスパイ活動に従事するようになってからは黒のトーンで決めることが多くなり、福もパンツスタイルやレザージャケットなど、ユニセックスなもの、メンズライクなものが増えていきます。

仕事内容が『女』を武器にすることの反動なのか、彼女の心の底ではこの仕事をやりたくないことの現れなのか。

いずれにせよ、バレリーナ時代とは全く異なったマインドで仕事と向き合っていることを衣装ひとつで物語っています。

衣装といえば、スパイ養成学校のコスチュームもそうですね。

女性教官はボディのラインがきれいに出たシルエットの制服なのに対して、ドミニカをはじめとする訓練生はいずれもボタついた工場の作業着のようなシルエットのジャンパーで、着ているものからも『未熟』『慣れない』『下の立場 』なといろんなメッセージが読み取れます。

養成校って本当にあんな感じなの??

さて、本作の原作を書いた原作者のジェイソン・マシューズは実際にCIAとして30年間勤務した人物。それだけに本作には現実の実際に起きていることも投影されています。

以下「レッド・スパロー」公式サイトより引用。

マシューズは、CIA勤務中に実際のドミニカに出会うことはなかったかもしれないが、“ハニー・トラップ”スクールは、事実、ソ連のスパイ養成項目の一部になっていた。
「ソ連では、ターゲットの捜査官をゆするため、若い女性に人を罠にかける方法や、誘惑方法を教えていた。」マシューズが語る。「ヴォルガ川の岸辺、カザン市にスパロー・スクールがあった。
そこでは若い女性に高級娼婦になる方法を教えていた。彼女たちは‘スパロー’と呼ばれていたんだ。」

出典:http://www.foxmovies-jp.com/redsparrow/about.html
映画『レッド・スパロー』オフィシャルサイト

「レッド・スパロー」は実話でこそないものの、やはりそういったハニー・トラップスクールはあるようです。「スパロー」という呼称も作品と同じで、この部分は実話・・というか事実に基づいた部分と言ってもいいかもしれません。



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