プロメテウスは2013年公開のリドリー・スコット監督作品です。
リドリー・スコットが『エイリアン』シリーズに帰ってきたと製作当時は非常に話題になった映画でもあります。
「プロメテウス」の予告編
「プロメテウス」のスタッフ・キャスト
監督
リドリー・スコット
脚本
デイモン・リンデロフ
ジョン・スペイツ
製作
リドリー・スコット
トニー・スコット
デヴィッド・ガイラー
ウォルター・ヒル
出演者
ノオミ・ラパス
マイケル・ファスベンダー
ガイ・ピアース
イドリス・エルバ
ローガン・マーシャル=グリーン
シャーリーズ・セロン
「プロメテウス」のあらすじ
太古の地球、宇宙船からエンジニアが降りてくる。彼が黒い液体を飲むと体が割れ出す。
彼の体は滝へと落下するが、そこから無数のDNAが誕生する。
2089年、エリザベス・ショウ博士とチャーリー・ホロウェイ博士は新たな古代遺跡を発見する。そこには
かれらは宇宙船『プロメテウス号』に乗って、人類の起源を探す旅に出る。
感想・レビュー
当初はエイリアン・フランチャイズのもっと正統な作品として企画されながらも、途中でエンジニアと人工知能の物語に大きく舵を切ってしまった本作。
人工知能が決して夢の技術ではなくなり、現実的な問題として捉えられるようになった昨今の現実社会を考えると、リドリー・スコットの興味がエイリアンからAIに移ってしまったのもまぁ納得。
リドリー・スコット自身はエイリアンというキャラクターについて『調理済みだ』と答えるなど、新たに語るべきストーリーはほぼないかのような発言をしています。
とはいうものの『エイリアン・コヴェナント』と作ってしまうようなところはあるのですが。。。
プロメテウス、面白くないとか、退屈だとか、そういう批判的な感想も多い作品です。
確かにシーンに対してなんの説明もない部分もあるのですが、恐らく三部作とも言われるプロメテウスから続く作品の中でいずれ明らかになるものも多いはずです。
日本版のキャッチコピー
あと、本作が批判される戦犯として日本語のキャッチコピーにも原因があると思うんですよね。
まずは日本版のキャッチコピー。
人類はどこから来たのか。
これが英語版だと
The search for our beginning could lead to our end
日本語訳:私たちの始まりの探求は私たちの終わりにつながる可能性がある
言葉は似ていても、意味がまったくちがうのがわかるかと思います。
英語版は「今現在の私たちの行動」のフォーカスを当てていますが、これが日本版のコピーだと「過去に起きた出来事の真相」にフォーカスが向かってしまい、観客からすれば「映画の冒頭でわかっちゃったよ!え、これ何の映画?」となっちゃうわけです。
リドリー・スコットの映像美
冒頭からリドリー・スコットならではの映像美が炸裂しています。
太古の地球の美しさはまさに息をのむほど。
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