狂気の役作りを行った俳優たち

スポンサーリンク

狂気の役作りを行った俳優たち

ジャレッド・レト

「ダークナイト」でかつてないほどの賞賛を浴びたヒース・レジャーの演じたジョーカー。
ヒース亡き後、誰がジョーカーを演じてもヒースを比較され、賛否両論の立場になることは誰の目にも明らかでした。

『スーサイド・スクワッド』でジョーカー役に抜擢されたジャレッド・レトは「狂気の男」を演じるために全キャストにビデオメッセージとともに豚の死体を送りつけるという行動に出ています。

他にも共演者のハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーに、ラブレターと黒い箱に入った生きたネズミを送ったり、ウィル・スミスには手紙と銃弾を送ったりした逸話があります。

『 スーサイド・スクワッド』はそのレトの狂気が強すぎたのか、当初よりジョーカーの出演シーンが大幅にカットされているとも言われています。

多才&奇才!ジャレッド・レトの変幻自在ぶりが凄い!

エイドリアン・ブロディ

2002年の映画『戦場のピアニスト』でエイドリアン・ブロディはナチスからの迫害を受けながら必死に生き延びるユダヤ人ピアニストを演じました。

彼は主人公の苦しみを経験するため、アパートを引き払い、車も売り払い、ヨーロッパへ引っ越します。また、わずか6週間で体重を13.5キロも落とすダイエットを敢行。

これに加えてピアノの猛特訓も行っています。役作りの一環として社会から離れた孤独な生活を送ったブロディは、当時付き合っていた彼女とも別れることに。

この努力の甲斐あって主人公第75回アカデミー賞では史上最年少で主演男優賞を獲得したエイドリアン・ブロディですが、その後極度のうつ状態に陥ったことを告白しています。

ヒース・レジャー

ヒース・レジャーは『ダークナイト』でジョーカーを演じるにあたり、一ヶ月間ロンドンのホテルに1人で閉じこもり、ジョーカー独特の声や笑い方を作り上げるなどの圧倒的な役作りでジョーカーを作り上げました。

またヒースは「ジョーカーは自分でメイクしているはず」と考え、劇中のジョーカーのメイクは実際に自分の手でメイクを行っています。

クリスチャン・ベール

ホアキン・フェニックスにもその役作りへの姿勢を絶賛されるクリスチャン・ベール。

『マシニスト』では不眠症の主人公を演じるためにクリスチャン・ベールは-30Kgのダイエットを行いました。ものすごい減量ですが、ベールは役作りのため4ヶ月に渡って、毎日りんご1つとツナ缶1つで過ごし最終的に54.4キロまでダイエットし体重を落としました。
ベール本人は45キロまで落とそうとしましたが、さすがに周りの人に止められたそうです。

ホアキン・フェニックス

もちろんホアキン・フェニックスも負けてはいません。

ウディ・アレン監督の2015年の映画『教授のおかしな妄想殺人』では中年太りの念相応な体形だったホアキン・フェニックスですが、2019年の『ジョーカー』では23Kgの減量に成功。

監督のトッド・フィリップスはもっと早くから無理なく痩せてほしいと思っていたとのことですが、ホアキン・フェニックスはクラインクインの4ヶ月前からダイエットを始めるという短期での強行策に出ています。

その方法は最初の2ヶ月ではカロリー制限とワークアウト、撮影開始前の2ヶ月間は、栄養士によるカロリー制限とダイエットを実行したそう。

ちなみにトッド・フィリップスによるとその内容は基本的に1日にリンゴ1個だけというというダイエットだったそう。

普段は食べることが大好きなホアキンですが、この減量の日々ではビタミンやミネラルといった必要最低限のもののみを摂取し、カロリーは摂らなかったとのこと。(ちなみにホアキン・フェニックスはヴィーガン。)ホアキン・フェニックスはこのダイエットの日々について、過酷ではあったものの、アーサーを演じるうえでの役作りに非常に役に立ったと語っています。

この記事を見た人におすすめ

スポンサーリンク
スポンサーリンク