【レビュー】実話「殿、利息でござる!」は無私の美しさに感動する映画

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「殿、利息でござる!」のスタッフ・キャスト

監督
中村義洋

脚本
中村義洋
鈴木謙一

原作
磯田道史「穀田屋十三郎」

ナレーター
濱田岳

出演者
阿部サダヲ
瑛太
妻夫木聡
竹内結子
羽生結弦
松田龍平
草笛光子
山崎努

「殿、利息でござる!」のあらすじ

仙台藩の吉岡宿は貧しい宿場町。彼らの生活をさらに厳しくしているのは宿場町間の物資の輸送を行う伝馬役とよばれる制度だった。通常は伝馬役の費用は藩が持つことになるが、吉岡宿はその費用を吉岡宿の町人が負担することになっており、町人たちの重い負担となっていた。

そのため、町人は破産し夜逃げするものが跡を絶たなかった。

村一番の知恵者、篤平治はそんな状況をなんとかしようとしていた。

篤平治は町に戻ってきたのち、吉岡宿一の大店、浅野屋の浅野屋甚内に利息をつけて返す。
そのことから甚内の兄、十三郎と飲んでいるときに篤平治は街を救う可能性のある途方もないアイデアを考え付く。

それは、財政が困窮している仙台藩に1000両を貸し付け、その利息を町人に毎年分配するというアイデアだった。

感想・レビュー

フィクションっぽいストーリーや作りなんですが、実話を基にしてるんですよね。

ちなみにもちろん実話そのままではなく、実際には計画の発案から成功まで8年という年月がかかっています。

一見、コメディかな?とも思わせるようなタイトルですが、内容は至極全うなもの。

内容は正に無私の勝利とも言うべき内容。

『清貧』という言葉がありますが、自分の財産を犠牲にしながらも、地域のためにという一心でお金を集める十三郎たち。

その中でも妻夫木聡演じる浅野はその代表格。

世間には守銭奴、ケチと言われながらも、その実は苦しむ町民のために、家を潰してまで出資を惜しまない、どこまでも誠実で、義理堅い男でした。

町民同士の少しのいさかいはありつつも、劇中はほとんどスムーズにお金は集まっていきます。

ちょっと出来すぎかな?と思うものの、見所はいろんな困難やハプニングではなく、仲間たちの『献身』だと思います。

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