【完全網羅】「007」ジェームズ・ボンドを演じた俳優総まとめ

今作はジョージ・レーゼンビーが二代目ジェームズ・ボンドを演じています。ジョージ・レーゼンビーがボンドを演じたのは今作のみ。

今作でジェームズ・ボンドは

当時の流行からか、華やかな「007」シリーズにあってアメリカン・ニューシネマとも形容されるようなほろ苦いラストとなっています。

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3代目ジェームズ・ボンド

ロジャー・ムーア

3代目ジェームズ・ボンドを演じたのはロジャー・ムーア。ロジャー・ムーアは1927年生まれイギリス・ロンドン出身の俳優です。

高校中退後、アニメーション制作の見習いとして映画会社に就職します。

1944年に映画『シーザーとクレオパトラ』にエキストラとして出演したことがきっかけで俳優としてのキャリアをスタートさせます。

世界大戦末期には軍隊に入隊し、娯楽部隊に所属していました。除隊後53年に渡米し、様々な作品にクレジットなしで出演、下積み生活を送ります。

1962年、テレビシリーズ『セイント 天国野郎』に主演したことによりブレイク。スターの地位を獲得します。

2017年5月23日、がんにより89歳で死去しています。

もともとショーン・コネリー降板後に、『007』原作者のイアン・フレミングがムーアを後継に推薦していたこともあり、2代目ボンドに決定していましたが、『007』シリーズの撮影が延期になり、ロジャー・ムーア自身のスケジュール調整がつ無くなり、ジョージ・レーゼンビーが2代目ボンドに抜擢されました。レーゼンビーの降板後、再びムーアにボンド役のオファーがありましたが、またも撮影スケジュールが折り合わず、一旦は3代目ジェームズ・ボンドはアメリカ人俳優のジョン・ギャビンに決まってしまいます。しかし、ボンドはイギリス系が演じるべきと考えたユナイテッド・アーティスツはこの決定に異議を唱え、急遽初代ジェームズ・ボンドであるショーン・コネリーを迎えて第5作『007 ダイヤモンドは永遠に』が制作されています。

その後ようやくロジャー・ムーアは3代目ジェームズ・ボンドに決定。ショーン・コネリーの演じたジェームズ・ボンドとはまたキャラクターの違う、新しいジェームズ・ボンド像を作り出したロジャー・ムーアですが、ショーン・コネリーと並んで人気の高いボンド俳優となっています。

ロジャー・ムーアが演じた007

ロジャー・ムーアは以下の作品でジェームズ・ボンドを演じています。

第8作 007 死ぬのは奴らだ

『007 死ぬのは奴らだ』は1973年に公開された「007」シリーズ第8作目の作品です。
監督はガイ・ハミルトン。

原作はイアン・フレミングの長編小説『007』第2作の同名小説です。

今作から3代目ジェームズ・ボンドとしてロジャー・ムーアがボンドを演じています。

カリブ海の島国サン・モニークを調査していた3人のイギリス情報部員が殺害されたことをきっかけにMはジェームズ・ボンドに指令を出します。ボンドはアメリカのニューヨークに飛びフィリックス・ライターとともにサン・モニークの大統領、Dr.カナンガを捜査します。

Dr.カナンガは全米に麻薬中毒者を増加させ、麻薬の価格を釣り上げて荒稼ぎしようと企んでいました。

今作の主題歌はポール・マッカートニー&ウィングスが担当しています。

第9作 007 黄金銃を持つ男

『007 黄金銃を持つ男』は1974年に公開された「007」シリーズ第9作目の作品です。
監督は前作に引き続いてガイ・ハミルトン。

原作はイアン・フレミングの最後の『007』シリーズの長編小説である『黄金の銃をもつ男』。なお、イアン・フレミングはこの小説の校正中に心臓麻痺で死去します。

今作でジェームズ・ボンドは一流の殺し屋フランシスコ・スカラマンガに命を狙われたため、一時的にM16から解任されます。しかしボンドは「黄金銃を持つ男」であるスカラマンガと対決するため、単身中国へ乗り込みます。

今作でタイ王国のパンガー湾に存在するタプー島がフランシスコ・スカラマンガの隠れ家として使用されていたため、タプー島は一躍人気の観光名所となり、ジェームズ・ボンド島と呼ばれるようになりました。

第10作 007 私を愛したスパイ

『007 私を愛したスパイ』は1977年に公開された「007」シリーズ第10作目の作品です。
監督はルイス・ギルバートが務めています。

原作はイアン・フレミングの長編小説『007』第9作である『007 わたしを愛したスパイ』。

しかしフレミングは映画化に際して『The Spy Who Loved Me』という原題以外の使用することを禁じる契約を行っていたため内容は別物となっています。

第11作 007 ムーンレイカー

『007 ムーンレイカー』は1979年に公開された「007」シリーズ第11作目の作品です。
監督はルイス・ギルバート。

原作はイアン・フレミングの長編小説『007』第3作である『ムーンレイカー』なのですが、本作は『スターウォーズ』などのSFブーム隆盛の時期に制作されたため、原作小説と比べてもSF色が強くなっています。

そのようなこともあり、映画版『007 ムーンレイカー』は「最も荒唐無稽な007」ともいわれています。

第12作 007 ユア・アイズ・オンリー

『007 ユア・アイズ・オンリー』は1981年に公開された「007」シリーズ第12作目の作品です。
監督はジョン・グレンが務めています。

ギリシャ沖で遭難した英監視船には、東西均衡のバランスをも崩しかねないミサイル誘導装置ATACが積載されていた。引き上げの作業にあたっていた海洋考古学者が何者かに殺害されるに至り、ジェームズ・ボンドに出動の命が下った。主題歌シーナ・イーストン。

第13作 007 オクトパシー

『007 オクトパシー』は1983年に公開された「007」シリーズ第13作目の作品です。
監督は『007 ユア・アイズ・オンリー』に引き続きジョン・グレンが務めています。

原作はイアン・フレミングの第2短編集に収録されている「オクトパシー」、「所有者はある女性」が選ばれています。

今作でジェームズ・ボンドは宝石の密輸事件を調査する任務を担当。その過程で「オクトパシー」と名乗る女性実業家と知り合います。

第14作 007 美しき獲物たち

『007 美しき獲物たち』は1985年に公開された「007」シリーズ第14作目の作品です。
監督は今作もジョン・グレンが務めています。

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